SMS570Xを惜しげもなくカスタム 素材の良さをラグジがさらに引き出す【ラグジ】

クーペ

ダッジ

ダッジ

スティーブンMサリーン

マイスターM1R

WORK

DODGE

チャレンジャー

CHALLENGER

SMS570

岐阜県

ラグジ

SMS570X

スーパーチャージドしたチャレンジャーと言えば、最近では誰もがヘルキャットを思い浮かべる。だが、それよりも先に700psのスペックを叩き出したモンスターチャレンジャーが、このSMS 570Xだ。


SOUL OF MOPAR LUXZ SMS 570X

_N6I0396

スーパーチャージドしたチャレンジャーと言えば、最近では誰もがヘルキャットを思い浮かべる。だが、それよりも先に700psのスペックを叩き出したモンスターチャレンジャーが、このSMS 570Xだ。国内で570は見かけても、まず見ることのない570Xを、チャレンジャーのカリスマショップラグジが、惜しげも無くカスタムする。

モンスターマシンの存在感をさらに高める

_N6I0327

レーシングドライバーであったスティーブンMサリーンが興したSMSが、2種類のチューンドチャレンジャー「SMS570」と「SMS570X」を発表したのは2009年の事。共にスーパーチャージャーで武装されるのだが、今回紹介するハイパフォーマンスモデルの570Xは5.7LHEMIをベースとしつつ、排気量を6.4Lへとボアアップを実施。

トランスミッションやラジエターに至るまで専用品に変更されたことで、公称のスペックではあるが700HPを達成している。そもそもSMS570は知られていても、SMS570Xが国内に輸入されていたとは…。それだけで驚きだし、一般的にそんな激レア車の場合、ほとんどの場合ストック状態でガレージに保管されてしまいがち。

_N6I0345

その気持ちは分からなくはないが、クルマは置物でなく走らせるもの…という事で、チャレンジャーのカスタムに一家言を持つラグジでは、オリジナルの個性を残しつつも、スパイスを効かせたカスタマイズを施す。

軽量なカーボンボンネットには、スロットルの開度に合わせ、合計6カ所のインテークが開閉するギミックが備わる。だが、雨の多い日本では、やはり不向きなのでその機能を敢えてオミット。5.7HEMIの上には巨大なSMSのスーパーチャージャーを搭載。金属製のインテークパイプと相まって、非常に重厚な雰囲気を醸し出している。

個性を引き立たせる各部パーツや色の変更

SMS570Xは、エクステリアにも専用パーツを採用。前後バンパーはエアロスタイルに改められており、小振りながらオーバーフェンダーも追加される。ノーマルチャレンジャーは、ヘルキャットも含めサイドのスタイルが平面すぎる印象が強く、オーバーフェンダーの追加はワイドタイヤが装着可能となるだけでなく、立体感を引き出すにも有効な手段と言える。

だが、やはりラグジ色を出したい!ということで、オーバーフェンダーは、もちろんラグジのオリジナルに交換。エンジンのポテンシャルに対し、SMSのオリジナルの足回りでは少々弱いと感じたことでBCレーシングの車高調に変更し、スポーティ感を強調したシルエットへと改められている。他にも、マフラーをワンオフで製作。

ノーマルがスクエアな形状の出口で、好みが分かれるかもしれないが何と無く取ってつけたような感じで、失礼ながら子供のオモチャのような印象が否めない。それに対し、丸型のフィニッシャーを採用することで、全体的なバランスも向上。まさに大人が嗜むチューンドカーの佇まいへと、引き上げられている。

組み合わされるミッションは、もちろん6MTのみ。本気で走りを楽しみたい人にオススメしたい1台だ。チャレンジャー人気を先導するラグジは、常に新しいスタイルを模索しチャレンジする。今後も間違いなく、アッと驚くスタイルを見せてくれるはずだ。

走りのポテンシャルを更に高め ラグジらしさも随所に加える

_N6I0264 _N6I0298

オリジナルではグリルとリップスポイラーがマットブラックだが、ラグジではボンネットをマットブラックに、リップをボディ同色に変更することで、違った印象を与える。ヘッドランプはHIDに変更し、視界の確保と目元の力強さを強調。

_N6I0450 _N6I0458

リヤスポイラーは、オリジナルではボディ同色だが、ボンネットと同様マットブラックに変更。リヤバンパー中央はエンボス状態でSMSのロゴがあるが、そこに色を加えることで敢えてアピール。テールとフロントグリルに控えめに入る570Xのエンブレムは、いたずらに高性能をアピールしないとも言える。

_N6I0487_N6I0379

ラグジのオリジナルフェンダーに変更したことで、よりワイド&アグレッシブなスタイルを実現。ホイールはWORKのM1R 2ピースで、リム幅はフロント20×10J、リヤ20×12.5Jとなる。  

_N6I0551

SMSの足回りのままでは少々プアかな…ということで、BCレーシングの車高調に変更。ノーマルよりも少々低めにセットしたスタイルだけでなく、走りのスタビリティも高めている。

_N6I0541

SMSのオリジナルブレーキで、フロントは6ポッド、リヤは4ポッドキャリパーを採用。前後共ドリルドローターが標準装備で、飾るのではなく走らせるクルマだと言えよう。  

_N6I0414 _N6I0526 _N6I0568

ベースとなるのはR/Tグレード。シートはSMSのロゴが入った専用タイプに変更。インパネの中央にはブースト計などが追加されるが、700HPを誇るチューニングカーと気構えることもない。トランスミッションは6MT。HURSTの丸タイプが標準で、操作しやすい。


SHOP INFO LUXZ【ラグジ】
●所在地/岐阜県岐阜市長森本町2-1-4
●TEL/058-259-3922 
●URL/http://luxz.jp/


写真/浅井岳男 文/空野稜
アメ車マガジン 2018年 5月号掲載


関連記事

RELATED


すべてがハイパフォーマンス 走る楽しみを味わうSRTヘルキャット【プロスピード】

人気継続中のダッジ・チャレンジャーにあって、707hpを誇るSRTヘルキャットの存在は別格。2016年限定色プラムクレイジーのチャレンジャー・SRTヘルキャットに試乗!

USED CAR THE PICK UP TEST DRIVE

セクシーでキュートな彼女が選んだ相棒は、ダッジチャレンジャー MIKI ☆ アメマガガール

グラビアモデルの立花未来ちゃん。セクシーでキュートな彼女が選んだ相棒は、チャレンジャー。いい女が操るスポーツカーはカッコ良過ぎる!

話題のワークスモデルを“ 百式” 強化武装!2009y ダッジ チャレンジャーR/T【ライオンハート】

本国アメリカでも話題なっているLBワークスをベースにし、ライオンハートがさらに強化武装したチャレンジャーに大注目! イエローボディとなったこのスタイルは、まさにあの「百式」的。ガンダム世代にはグッとくるスタイリング!?

LUXZとWORKが奏でる 究極のハーモニー

チャレンジャーの魅力をさらに引き出し、独自のスタイルを産み出したLUXZ。オリジナルのボディキットの存在感はまさに圧倒的だが、そのスタイルを完成させるために必要不可欠なパートナーがWORKだ。

ハイパフォーマンスMOPARもSPORT名古屋でGetできる!【グッドスピード SPORT 名古屋】

近頃、JEEPとマッスルカーを積極的に手がけているSPORT名古屋。経済性に優れたスタンダードモデルを数多くラインアップするが、今回はその中でもHOTバージョンのMOPAR車を紹介しよう。

SOUL OF MOPAR GOOD SPEED SPORT NAGOYA

 

最新記事


2024/11/21

【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!

バン

シボレー

これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?

2024/11/20

【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

ショップ

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

2024/11/19

アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット

セダン

キャデラック

リンカーン

HOUSE

16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。

2024/11/18

どんな車種でも装着するだけで、気ままなクルマ旅が楽しめる!【OVERLAND SPEC OUTDOORS ROOF TOP TENT】

アウトドア

ショップ

オーストラリアに端を発し、アメリカや日本を初め、世界各地でユーザーが増加しつつある「オーバーランドスタイル」。様々なアメ車を販売するスカイオートでは、OSO製品を各種取り扱い中だ。

ランキング


2024/11/20

【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

ショップ

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

2024/11/19

アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット

セダン

キャデラック

リンカーン

HOUSE

16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。

2018/11/22

ストリートロッドのベース車として、ダントツ人気のデュースこと32年型Ford

ビンテージ

フォード

乗って楽しむことこそが、ロッダーの流儀なだけに、コスパに優れるピックアップでフレンドリーに楽しむのがオススメ!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】