ブラックウッドへの変更でロードマスターが生まれ変わる! 1992y BUICK ROADMASTER WAGON【ガレージジョーカー】

90年代のビュイック・ロードマスターといえば、サイドにウッドパネルが装着されサーファーなどに絶大な人気を誇ったステーションワゴン。今では目にする機会がめっきり減ったが、ガレージジョーカーがアレンジ
90年代のビュイック・ロードマスター
90年代のビュイック・ロードマスターといえば、サイドにウッドパネルが装着されサーファーなどに絶大な人気を誇ったステーションワゴン。今では目にする機会がめっきり減ったが、ガレージジョーカーがアレンジを加えて生まれ変わらせたモデルがある。このロードマスター、ありかもしれない!
純正を最大限生かしてアレンジを加えるのがジョーカー流
超個性的な社長の小川氏率いる千葉県のガレージジョーカー。雑貨単体だけでも店舗ができるほどの豊富な品数を備えるが、本業は当然ながらアメ車ショップだ。展示車両もかなり特徴的で、90年代のモデルがメインとなる。理由はアメ車らしさが残るデザインと、整備次第で快適に乗れるから。
ちなみに、小川氏は50年代のビンテージモデルも大好物で、度々超貴重モデルを我慢できずに仕入れることもあるので、そのモデルも狙い目だ。もう一つ展示車両の特徴が、大掛かりなカスタムはせず、オールニューの純正パーツを使い、オリジナルの良さを最大限生かしていること。紹介する92年型ビュイック・ロードマスターワゴンもその代表例だ。
カスタム車両? と疑問に思う読者も居るかも知れないが、ド派手な色合いや社外パーツをひたすら装着するのがカスタムではない。
ロードマスターの一番の胆となるサイドウッドパネルをブラックウッドのカッティングシートで張り替えという、ありそうで無かった変更で印象を大きく変えつつ、15インチのラリーホイールとヴォーグタイヤの組み合わせという、90年代のアメ車通にはたまらない仕様となっている。
そして、グリル・エンブレム・ヘッドライトは純正新品パーツをアメリカ中から探し出し装着するなど、ジョーカーらしさがここにも表れている。
ブラックボディもニューペイントされる。板金・塗装も自社で行なうためキズ一つ無いボディ。92年型でこの仕上がりは奇跡といえる。さらにガラスコーティングまで施工予定。エンジンは5.7L V8のTBIを搭載。メンテナンス性も高く信頼あるエンジンとして、後期モデルのLT1よりも人気が高い。1ナンバーに構造変更されている。
ブラックウッドのカッティングシートは1枚のロールタイプを使い、木目調もキレイに合わせるなど、細かい部分にもこだわりを見せる。
新品の15インチラリーホイールとヴォーグタイヤの組み合わせは、オールドスタイルが好きな人なら憧れのセットだ。センターキャップは60年代のカマロにも使用されるダービーキャップ。
20年以上も前のモデルとなれば、メッキグリルやエンブレムは劣化も進むもの。こうして新品を装着するだけで印象は大きく変わる。ヘッドライトもHID装着の新品となる。アメリカと強いパイプを持つガレージジョーカーだからできる、新品純正パーツ交換だ。
インテリアは純正をそのまま残すが、フロアカーペットは新品に張り替える予定。ロードマスターの利点といえば、2ウェイの切り替えができるリアゲート。積載する荷物によって使い分けられるのは非常に便利だ。
取材協力◆ガレージジョーカー
TEL:0479-26-3949
http://www.garage-joker.com
撮影&原稿◆相馬一丈
アメ車マガジン 2016年3月号掲載
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