ビンテージマスタングを乗りこなすステキな生き方

オープン

ビンテージ

フォード

マスタング

EXCITING60’s

ティートップ

福岡県

1967 FORD MUSTANG
ティートップ

EXCITING60’s


控えめな雰囲気ながらスタイリッシュなスタンダード

1967 FORD MUSTANG

クーペやファストバックもいいのだが、マスタング本来の魅力を再確認できるのはコンバーチブルかもしれない。そんなコンバーのスタンダードモデルはシンプルなカッコ良さを持ち、大人にこそ乗ってもらいたい極上車がT-TOPにストックしているぞ。


クーペ、ファストバックに比べてシンプルなコンバーチブルのスタンダード仕様は、全体的にスッキリとしていて上品な印象を受ける。ウィンブルドンホワイトの車体色にスポーティなイメージを演出するブルーのストライプがアクセントとして効果大。

これまでに大掛かりなレストアを受けていないが、モデルイヤーの割にスッキリとした良い状態をキープしている。バンパーや各部のクロームパーツも、新品状態とは言えないが、不満のない輝きをキープしている。

少し控えめな雰囲気ながらスタイリッシュなスタンダード

1967 FORD MUSTANG、1967フォードマスタング

歴代マスタングの中でも、とりわけ人気が高いのは、なんといってもファーストジェネレーションだ。コンパクトなファルコンをベースに、スポーティなアプローチでポニーカーという新たなジャンルを開拓したモデルとしてデビューした瞬間からヒットとなった。フォードをはじめ、アメ車を象徴するほどポピュラーな存在だ。


マッスルカーをキーワードにした場合、当然ポテンシャルの高さがポイントとなる。頂点ともいえるシェルビーを筆頭とする特別仕様車や、それらを意識してモディファイした車両がフィーチャーされるが、そのモデル本来の魅力が感じ取れる点では、スタンダードなストック状態にこそ味わい深さを感じられるものだ。


この個体も、まさにそんな1台だ。64年にデビューしてから、初めてモデルチェンジを受けた67年型は、それまでの上品で洗練されたスタイリングを活かしながらも、より疾走感のあるスポーティなフォルムに一新。そのシャープなボディの美しさがより映えるのがコンバーチブルだ。

スタンダードグレードのこの個体は、フラットなフードやベーシックなグリルなどによる最もシンプルな仕様。すっきりとしたボディに「スタイルドスティール」ホイールとストライプがアクセントとして全体のイメージを引き締めている。


いわゆるレストア車とは違ってモデルイヤー相応の風合いを残しながらも、スッキリとした、いそうでいない魅力的なマスタングはいかがかな?
 
ホイールは、この時代のマスタングを象徴する“スタイルドスチール”の15インチを装着。ストライプとのコンビネーションも良く、足もとを引き締めている。タイヤは往年のスタイルにぴったりのホワイトリボン(ブリヂストンSF-375、前後:205/75-15)をセット。サスペンションなど足回りも特にアレンジはなくストック状態をキープしている。


1967 FORD MUSTANG、1967フォードマスタング

初期型から受け継ぐように“ツインダッシュ”が採用されながらも、ダッシュパネルは中央で連結してよりシンプルでモダンな印象となる。メーターのレイアウトでは、それまでの大型1個&小型4個から、大型2個&小型3個でよりスポーティなイメージ。ダッッシュパネルを含む内装のパネル部はブラックで統一。スタンダードなセンターコンソールなしが、かえってスポーティな印象を受ける。


1967フォードマスタング シート
1967フォードマスタング インパネ
1967フォードマスタング ステアリング シート

この個体は、エアークリーナーをはじめ全体的にストック状態なだけに、289のオリジナル状態を維持してきたといった印象だが、実際には68年以降の4バレル仕様の302でアップグレードされている。トランスミッションは、Cruise-O-Maticこと3速AT。フロント・ディスク、リア・ドアラムによるパワーブレーキとパワーステアリングを装備するスタンダードな仕様。


4バレル仕様の302でアップグレード

マスタングは、そもそもクーペとコンバーチブルでラインナップされたモデルなだけに、コンバーチブルのトップを閉めたスタイルはクーペ同様のフォルム。電動式のトップもストックながら、モデルイヤーを感じさせないグッドコンディションをキープする。


1967フォードマスタング コンバーチブルのトップを閉めたスタイルはクーペ同様のフォルム
もともとクルマの販売、整備、輸入パーツディーラーの3部門体制で13年前にオープンしたT-TOP。現在は販売/買取をメインに、他のセクションは独立した協力会社として変わらぬサービスを提供。アメリカとのパイプが太いため、直輸入による取り寄せにも対応可。普段乗りのリーズナブルな日本車まで幅広く対応するカジュアルなショップだ。


ティートップ 店内


■取材協力:ティートップ
http://www.e-ttop.com


■Text & Photos|アメ車MAGAZINE


最新記事


2024/11/21

【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!

バン

シボレー

これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?

2024/11/20

【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

ショップ

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

2024/11/19

アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット

セダン

キャデラック

リンカーン

HOUSE

16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。

2024/11/18

どんな車種でも装着するだけで、気ままなクルマ旅が楽しめる!【OVERLAND SPEC OUTDOORS ROOF TOP TENT】

アウトドア

ショップ

オーストラリアに端を発し、アメリカや日本を初め、世界各地でユーザーが増加しつつある「オーバーランドスタイル」。様々なアメ車を販売するスカイオートでは、OSO製品を各種取り扱い中だ。

ランキング


2024/11/21

【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!

バン

シボレー

これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?

2018/11/22

ストリートロッドのベース車として、ダントツ人気のデュースこと32年型Ford

ビンテージ

フォード

乗って楽しむことこそが、ロッダーの流儀なだけに、コスパに優れるピックアップでフレンドリーに楽しむのがオススメ!

2024/11/20

【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

ショップ

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger