AMERICAN DAILY VINTAGE CAR
気軽に、楽しく、毎日乗れるアメリカンビンテージカー
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。
スタイリングの美しさはメカニカル・アートの領域
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。
レース活動が活発になり、ハイパフォーマンスカーが次々に登場。大排気量エンジンなどメカニズムにおいても大きな進化を遂げ、後年の「マッスルカーブーム」を作るきっかけとなった時代でもある。
アメリカ初のスポーツカーとして'54年にデビューし、現在では世界基準でトップレベルのスポーツモデルとしてもお馴染みのコルベット。歴代モデルにおいてC2は、美しさ、ポテンシャル、ステイタスなどあらゆる面で頂点的存在!
ヨーロッパ車の流れを汲んで短期感で開発された初代に対し、長い開発期間を経て一新されたC2は、ラリー・シノダによる“MAKO SHARK”をデザインコンセプトとし、それまでのコンバーチブルのみから、クーペも加わり、仮想未来感あふれる斬新なスタイリングによってデビュー。
“ボートテール”なルーフのデザインや、有機的な三次曲線による独創的なスタイリングは、これまでに市販された全てのクルマの中でも指折りの美しさを誇る。98インチに短縮したホイールベースからなる専用設計のシャシーの前後重量バランスも抜群。世界的に人気のコレクタブルカーとなっている。
ボートテールの愛称で呼ばれるルーフからテールにかけてのデザインは、C2クーペ最大のチャームポイント。
搭載された327(5360cc)エンジンは5種。キャブレター仕様の250 365hpに対してこの個体は、375hpを発揮するオプションのインジェクション車として出荷された771台中の1台。
ノックオフ・デザインのホイールは純正オプション。ブレーキは65年式より前後共にディスクとなる。
コックピット感漂うスパルタンかつリッチなインテリアもストックをキープ。マンシー製4速ミッションに連結するシフターは、タイトなタッチの専用設計。
コルベットC2の中でも3割程度しかない希少なクーペ
世界的コレクタブルカーとして、国内でもアメ車という枠を超えて幅広い層から支持のあるC2は、近年とくに人気が高く、 新規で輸入される個体が増えている。取材車も3年ほど前に国内で初年度登録されたばかり。全体の3割程度しか存在しない希少なクーペであるだけでなく、僅か771台しか出荷されなかったオリジナルのフューエルインジェクション車というのがポイント。
C2の魅力的なスタイリングを引立てるサイドマウントエキゾースト選択車であるうえ、M20、4速マニュアルパッケージというのもC2のキャラクターに見合う仕様という点でも魅力大。オリジナルとしての仕様やコンディションを確保しながらも、エアコンは社外品でアップデート済み。
■取材協力:マリンコーポレーション
所在地:東京都江東区木場3-15-5
TEL:03-5809-8115
http://www.marinmarin.com/
■Text & Photos|アメリカンビンテージカーマガジン
アメリカンビンテージカーマガジン VOL.4
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