【ヴォルテックス横浜】アメ車と共に野遊びをトコトン楽しめ!

アウトドアブームを背景に、SUVやピックアップトラックにルーフラックやテントを載せたスタイルがバズっている。さらにバンやトラックをベースとしたキャンピングカーもこのブームで注目を集めている。しかし、どうせならアメ車をベースとしたオーバーランダーやキャンピングカーでアウトドアライフを謳歌したいところ。そんな想いを叶えてくれるのが「ヴォルテックスヨコハマ」だ。
自由気ままに楽しむために用途に合わせてアレンジ
新型コロナウイルスに端を発し、他人と極力接することなく外出して楽しめる遊びとして巻き起こったアウトドアブーム。コロナ過が落ち着き、ブームは終わったのでは? と囁かれている一方でより拍車が掛かっているようにも感じ取れる。アウトドア遊びの中でも一番の人気はやはりキャンプで、テントを張るスタンダードなものから、キャンピングカー&トレーラーで行なうものまで、ありとあらゆるスタイルで楽しむ人たちが増えているとあって、キャンプ関連のイベントはどこも盛況であることは知ってのとおり。
本誌としては自動車雑誌であるためキャンピングカー&トレーラーを主軸としたキャンプにスポットを当てたいと思うし、それらがアメ車ベースであったり、アメリカ製だったりしたら言うことはない。しかし、我々が望むタイプのものを日本で目にする機会はそう多くない。なぜならこの市場では日本車もしくは欧州車をベースとしたものが主流を占めているためだ。アメリカにも数多くのキャンピングカーメーカーが存在し、数多くのモデルが製造されているというのにも関わらず…。
だが、この状況を嘆いていても何も始まらないため、どこかにアメ車をベースとしたキャンピングカーを製作しているショップはないものかと探していたところに紹介されたのがヴォルテックスヨコハマだ。
代表の橋本さんはショップをオープンする前からアメ車に携わっているため業界歴は長く、これまでに数多くの車両を取り扱い、実績も豊富。アメ車に熟知したショップが作り上げるキャンピングカーがどういった仕様になっているのか気になるところ。
聞けば「好みや仕様用途に合わせて一から製作しますよ」とのことで、これまでに製作したキャンピングカーを何台か見せてもらったのだが、その車内の造りはどれもが異なっている。これらの製作を担当する和田さんに話を伺ったところ、「既成のってカッコ良くないし、使い勝手が悪いじゃない。だからユーザーさんの用途に合わせつつ実用的でカッコイイものを造ってあげたい」とのこと。
これまで大工として腕を磨きつつ、プライベートではアメ車を所有してきた和田さん。しかもキャンプ好きだけにアメ車乗りの思いもしっかりと把握。まさに痒いところに手が届くとはこのこと。ちなみにヴォルテックスヨコハマでは製作済みのキャンピングカーの販売もしているが、車両持ち込みによるオーダーも受け付けているので、まずは気軽に相談してみてほしい。きっとアナタだけの仕様を製作してくれるハズだから。
見た目はもちろん、用途に合わせてアナタだけのオリジナルを創ります!


今回ショップを訪れた際に作業の真っ最中だったのがこちらのE-150。オーナーさんが自身のイメージを伝えるためにSNS などに掲載されている写真を用意していただけでなく、デザイナーに図面を作成してもらっていた。これを基に入念な打ち合わせを重ねて製作に取り掛かっていた。




作業の手順としては、まず車内に設置されている内装部品をすべて取り外すところから始まる。シートはもちろん、パネルにフロアシートなど、一切合切。取り外しを終えたらまずは室内をクリーニング。キャンピングカーは車内で過ごす時間が多くなるため、外気温に左右されない車内環境を作り上げる必要がある。そのためルーフやサイド、フロアにしっかりと断熱処理を施す。これが徹底されていなければ、どんなに良い架装を設置したところで快適性は得られない。
フルサイズバンをベースに好みや用途にあわせたオリジナルキャンピングカー
CHEVROLET EXPRESS
外観はごく普通のフルサイズバンしかしドアを空けると快適な車内




天井から側面、そして床にリアルウッドとフェイクを適材適所に配して仕立てられた室内が特徴のロールーフ。ウッドテイストが漂いまさに癒しの空間へと仕立て上げられている。こちらはベッドが常設となっており、その下にはトイレがセットされるとともにリアドア側には収納と電動シャワー設備が備えられている。サイドドアを側にはキッチンがセットされ、反対側には椅子を配置。そして中央部にはテーブルが設けられている。
CHEVROLET EXPRESS
ワイルドな旅を実現する車中泊仕様




フロントシート2脚を回転式にすることに加え、リアシートとの真ん中に取り外し可能なテーブルを設置することで、リビングスペースを生み出した。さらにセカンドシートはフラットにリクライニングするため、大人2人の就寝が可能。サードシート&ラゲッジスペース部分を目いっぱい使用してベッドを常設。こちらも大人2人の就寝が可能。さらにベッド下は収納スペースとして、キャンプ道具を始めとするアイテムを収めることができる。
CHEVROLET EXPRESS
ハイルーフモデルならではの室内高を生かす




ハイルーフモデルは最後部がコの字型のリビングルームとなっており、室内高もあって解放感のある快適性に優れる。中央にセットされたテーブルは取り外し可能で、さらに脚を取り外すことでベッドの床板として利用することで大人3人が就寝できる広々としたベッドルームが出現する。サイドドアを開けてすぐの棚にはシンクを備えたキッチンを設置し、反対側にはトイレ&クローゼットをセットしている。
DODGE RAM VAN 1500
あえてショートボディを選び、できる限りの機能を集約した意欲作




天井から側面、そして床にリアルウッドとフェイクを適材適所に配して仕立てられた室内が特徴のラムバン。最後部をベッドスペースとするのではなく、サイドドアのない運転席側にベッドを設置。下側を引き出すことで大人2人の就寝を可能としているだけでなく、上部の床板を跳ね上げることでソファにも変形が可能。サイドドアを開けてすぐの棚にはシンクを備えたキッチンを設置し、助手席のみ回転式として広々としたリビングスペースが設けられている。
八ヶ岳Air-ground
住所:山梨県北杜市高根町村山東割2475-4
TEL:090-6132-9492
Instagram:@yatugatake_air_ground
今回の撮影に協力していただいたのは山梨県北杜市にある「八ヶ岳Air-ground」。全サイト100㎡以上の広々としたサイトで構成され、名前のとおり八ヶ岳や南アルプスの山々の眺望を楽しめる。アクセスは中央自動車道の長坂ICよりクルマで約9分と良好。
VORTEX YOKOHAMA
住所:神奈川県横浜市旭区上川井町564
TEL:050-5277-3005
URL:https://www.redlinecars.jp/
営業時間:11:00〜19:00(月曜定休)
PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2024年10月号掲載
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