キリっと引き締まった新顔がチャームポイントの新型モデル【ジープラングラー】
アメリカ本国ではすでに発表されていた新型モデルを、2024年5月10日から全国のジープ正規ディーラーで販売を開始した。今回はあまり大きな変更は実施されていないものの、アイデンティティであるグリルをデザインしなおしていることが一番のトピックだ。
エントリーグレードを追加して3グレード体制
JEEP HEAVEN
スマートになった24年モデルお買い得感が増している
THE NEW 2024 JEEP WRANGLER
本国ではすでに発表されていたラングラーのリニューアル。「正規輸入車はいつ導入されるのだろうか?」と待ちわびていた人も多かったかもしれないが、2024年5月10日から販売を開始している。この機会に改めて変更点を確認していくことにしよう。
まずはフロントグリル。新デザインは伝統の7スロットを受け継ぎながら縦の長さを短くすることで小顔となっていることが特徴。エクステリアではこの他に、ボディサイドにあったアンテナをフロントガラスに内臓させていることや、ホイールも各グレードごとに専用デザインのモノがあしらわれている。一方インテリアはというと、ダッシュパネルの中央に12.3インチのタッチスクリーンを配置したほか、サイドカーテンエアバッグ&パワーシートを24年モデルから初めて採用している。
そして最終的に気になるのがプライス。今回撮影したのはトップグレードの「アンリミテッド・ルビコン」だが、その下に「アンリミテッド・サハラ」、そして今回新たに設定されたエントリーグレードの「アンリミテッド・スポーツ」の3グレード構成。ちなみに価格はスポーツが799万円、サハラが839万円、ルビコンが889万円。ちなみに価格は今回見直されており、最大で30万円近く下げられていたりするためお買い得となっている。
これまではフロントバンパー上部に被るぐらいの縦幅だったフロントグリルが今回のリニューアルによって縦幅が短くなりスッキリとした印象となっているものの、伝統の7スロットはそのまま。ちなみにUnlimited SportとUnlimited Rubiconはニュートラルグレーメタリック、Unlimited Saharaはプラチナシルバーのグリルサラウンドがあしらわれている。
オフロード走行時に出っ張った枝に引っ掛けてアンテナを破損してしまうことがあるということでこれを撤去。従来設置されていた箇所にはTrail Ratedバッジが装着されているのだが、そのアンテナはというとフロントウインドーに内臓させている。これも全グレード共通。なければないでスッキリするのでこれはいいアイデアではないだろうか。
グレードごとにホイールのデザインが異なり、撮影したUnlimited Rubiconには17インチのマシーンペイントブラックホイールに、BFグッドリッチ・マッドテレーンT/A KM2(LT255/75R17)が組み合わさる。そしてUnlimited Rubiconのみフルフロートリアアクスルを装備する。
悪路走破性に優れるラングラーといえども安全性を高めるため、同モデルでは初となるサイドカーテンエアバッグをフロント&リアに装備している。これは全グレード共通。Unlimited SaharaとUnlimited Rubiconのフロントシートには12ウェイパワーアジャスタブルシートを装備。これも初採用となる。
以前のタッチスクリーンモニターは8.4インチだったが、24年モデルからは12.3インチの横長タイプのタッチスクリーンモニターを全車に標準装備している。もちろんアップルカープレイ(ワイヤレスでの接続が可能)やアンドロイドオートに対応しているだけでなく、各種車両セッティングもここで操作ができる。とにかく画面が大きくて見やすく、視認性は飛躍的に高まっている。
Thanks:Stellantis ジャパン
HP:https://www.jeep-japan.com/
Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2024年10月号掲載
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