2.3Lと侮るなかれ次世代ポニーカーの大本命【フォード マスタング】

クーペ

フォード

アメマガ2024年6月号

マスタング

マスタング 50YEARS EDITION

グレイスキャブ

乗って楽しいマスタング

愛知県

生誕50周年記念モデルとしてリリースされた2015年型マスタング。ロングノーズ&ショートデッキを継承しつつも、ダウンサイジング志向な当時の時代背景を反映したエコブーストエンジンを搭載。次世代を担う大本命モデルとしての魅力に迫る!

乗って楽しいマスタング


抜群のプロポーションはカスタムベースとしても最適

'15 FORD MUSTANG 50YEARS EDITION

愛知県春日井市のグレイスキャブといえばクロスファイブにストリートカーナショナルズなど、カスタムカーショーの常連ショップにしてピンクのキャデラックなど類稀なるセンスで度肝を抜く車両を手掛ける第一人者。その一方で、アメ車ビギナーや若い世代も無理なく乗れる販売車両の取り扱いも意外と多い。紹介するマスタングはまさに後者だ。

2.3ℓエコブーストエンジンは言わずもがな燃費が良くて維持費が安い。それでいて300hpを超えるパフォーマンスは旧型のV8に匹敵する。また、スタイリングは伝統的なロングノーズ&ショートデッキを主軸に、ロールーフでワイドシルエットを強調させた優雅なプロポーションを実現。50年の時を経て正常進化を遂げた次世代マスタングに相応しい内容となっている。

現車は6.2万kmで当時の正規ディーラーモデル、レクサーニ20インチの換装以外はオリジナルをストックしており、これからカスタムを施すベースカーとしてはもちろん、現状のまま乗っても雰囲気の良い個体。旧車の価格が上昇傾向な昨今、お手頃な価格帯で長く愛用できるアメ車といえば自ずと選択肢は限られてくる。

 

そんな中でアメ車=大排気量の図式を潔くアップデートさせて、次世代のアメ車を潔く受け入れてみるのも悪くない。むしろ今までV8信者だったベテランアメ車フリークたちにも意図的に勧めて乗ってもらいたい位だ。FR駆動のセレクトシフト付き6速AT、2.3ℓ直4DOHCターボのスペックだけを見るのと、実際に運転席に座って操ってみる感覚はまったく異なる。期待値を超えて満足させるだけのアメ車らしさを感じ取れるはずだ。

進化を遂げた次世代アメリカンマッスルカーの素晴らしさをこの50イヤーズエディションのマスタングで体感してみて欲しい。

ロー& ワイドシルエットの流麗なスタイリングにマッチするLEXANI 20インチの履きこなしは、止まっている姿はもちろん、躍動感溢れる走行時のビジュアルも最高!これをベースにローダウンを施すのもアリだ。

搭載されるエンジンは2.3ℓ直4エコブースト。最高出力314hp、最大トルク44.3kg-mを発生させ、マニュアルモード走行も可能なセレクトシフト付きの6速ATで操る。FR駆動初採用となったエコブースト搭載という点も特筆物だ。

左右対称で水平基調のインパネはファーストマスタングから継承される伝統的なコックピット。センターコンソール内のタッチパネルにオプションでナビ対応するなど当時の最新のテクノロジーを絶妙に融合。


THANKS:GraceCab
TEL:0568-35-7790
http://gracecab.jp


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2024年6月号掲載


関連記事

RELATED


カスタムもメンテも納車前にお得に実施!【ウイングオート】

愛知県清須市に位置するウイングオート。アメ車を中心とした老舗のプロショップであり、車両販売のみならず、カスタムや整備に関しても強いところ。そのウイングオートが、マスタングに関する新しいサービスメニューを開始した。

原点回帰!初代マスタングを色濃く感じさせるデティール

製造から12年の時を経た2012 年型マスタングGTプレミアム。当時ディーラー車として販売されていた個体が一周して魅力倍増!クラシックなテイストでありつつモダンな雰囲気とは裏腹に、V8エンジンのトルクフルな走りなど、その魅力と真相に迫る。

「いつかビンテージのアメ車に乗りたい!」と選んだのは、1969年型のマスタング・ファストバックだ。

カッコイイ物や美しいものに心がときめくのは当たり前だが、それがファッション業界に身を置く人なら、なおさらだろう。ヘアサロンを営む市橋さんが選んだ初のアメ車は、1969年型のマスタング・ファストバックと言うのも納得だ。

【2017 フォード マスタング】眺めて楽しむだけでなく、乗って楽しめるクルマ!

トップグレードのマッスルカーが欲しいが、乗りこなせなければ本末転倒。そこでオススメしたいのが、LOOKSがプロデュースしたこのマスタングGTだ

黄色のカマロには興味なし一目惚れしたのは悪役マスタング

小学生の頃に見た映画「トランスフォーマー」。誰もが黄色のカマロに夢中になる中、オーナーさんは悪役のポリスカー・マスタングに目を輝かせた。そして19才で憧れのマスタングの購入を果たすのだが、徐々に芽生えてきたのがV8サウンドとモアパワーだった。

 

最新記事


2024/12/03

アメ車&ドイツ車を専門に扱う日本有数の解体ショップ【T&K インターナショナル】

メンテナンス

ショップ

MAINTENANCE of AMERICAN CARS
解体屋ならではの迅速な対応でアメ車乗りをサポート

2024/12/02

激レア!フルウィンドーのダッジスポーツマンの愛らしさ

バン

ダッジ

いつかはウェストサイドなローライダー!そんなイメージを抱きがちなDJではあるが、本国では意外とそうでもなかったりする。現地で見たリアリティ溢れるカーカルチャーを、日本でサラッとこなすナイスガイを直撃!

2024/11/29

【ファニーガレージ】クルマ全般に精通しており、頼れるアニキのような存在!

ショップ

自動車メーカーやアメ車専門店など、様々な経歴を持つファニーガレージ代表の森 博章さん。アメ車専門ではないが、常にユーザーに寄り添ってくれる、真のモータースと呼ぶのが相応しいお店だ。

2024/11/28

【GMCラリーSTX】真鍮&ウォールナットとGMCラリーのコントラストが映える

バン

シボレー

モノ選びは直感。既製品で存在しない物は作ってでも納得のいくモノを愛用したい。そんなこだわりの強いオーナーに好まれるビンテージバン。飾り過ぎはナンセンス。ありのままを受け入れる余裕が魅せる“濃い目のバンライフ”。

ランキング


2024/12/02

激レア!フルウィンドーのダッジスポーツマンの愛らしさ

バン

ダッジ

いつかはウェストサイドなローライダー!そんなイメージを抱きがちなDJではあるが、本国では意外とそうでもなかったりする。現地で見たリアリティ溢れるカーカルチャーを、日本でサラッとこなすナイスガイを直撃!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2022/07/14

チャレンジャーとチャージャー、実はこの2台は双子の様な存在と言える。

セダン

クーペ

ダッジ

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK WIDEBODY[SUBLIME]
2018 DODGE CHARGER DAYTONA392[YELLOWJACKET]