【1999 FORD F-350 SUPER DUTY】サーファーでありビルダーが愛用するピックアップ

アメリカ西海岸やハワイ、グアムなどのローカルサーファーたちが無造作にピックアップのベッドにサーフボードを載せ、良い波を求めてサーフトリップしている光景は有無を言わさずカッコいい!サーフィン暦44年、サーフボードシェイプ暦30年のベテランが愛するクルマもフォード・ピックアップ。
WE LOVE PICK UP TRUCKS
色々とアメ車を所有してきた中でもピックアップは最高
1999 FORD F-350 SUPER DUTY
都心からのアクセスも良好な、日本を代表するサーフスポットが点在する千葉県。そんなサーファー憧れの地である千葉県の南房総へと移り住み、オリジナルブランド「Skulllab Surfboards(スカルラボサーフボード)」を起ち上げてサーフボードビルダーとして板を作り続けているスカルラボさん。サーフィンを始めたのは16歳ということで、歴は40年以上というベテランサーファーでもある。
そんな彼の愛車は1999年型フォード・F-350スーパーデューティだが、このクルマを紐解いていく前に車歴が気になったので伺ってみたところ、アメ車は1988年に購入したサンダーバードを皮切りに、アストロを2台続けて所有し、エクスプローラー、F-350、エクスプローラー、MKX、チャレンジャーという流れで、この中で今回紹介するF-350とチャレンジャー(2020年10月号に掲載)を現在所有している。そもそもスカルラボさんがアメ車に乗るようになったキッカケは事故。日本車に乗っていた際にぐしゃっと潰れた光景を目にして「頑丈なクルマに乗ろう」と決意したそうだ。
話をF-350スーパーデューティに戻すと、購入したのは2003年。当初はもう一世代前のF-150を検討していたそうなのだが、車両を見に行ったショップにF-350も在庫していることを知ると、「絶対こっちが良い」と言う奥様の強い勧めもありF-350が愛車となったそうだ。
それからは徐々にカスタムを施していき現在のスタイルへと辿り着いているが、本当であればここからさらなる飛躍を遂げているハズだった……。ちなみにそれが何かというと、ベッドにトラックキャンパーを装着したオーバーランダースタイルで、なおかつアースローマーテイストに仕上げようというもの。諸事情あってまだ取り掛かることはできていないが、2024年中には完成させたいと願っていた。我々もその雄姿をぜひ目にしたい限りである。


メッシュタイプのリベットグリルにFORDロゴを配置してラプター風に仕上げるとともに、コの字型DRLバーを内臓したプロジェクターヘッドライトへと換装。夜になるとロゴが浮かび上がる。さらにボンネットにはラムエアフードをあしらうことで力強さが漲る。


スタンダードは5.4ℓTritonV8なのだが、スカルラボさんのF-350は6.8ℓTritonV10が搭載されているため、見た目に違わぬ力強い走りをみせる。




最新モデルとは違ってシンプルなデザインのインパネ周り。キャビンはスーパーキャブでドアは観音で開く。シートは前後ともベンチタイプで6人乗り。


200歩で海岸に到着するということで、今はベッドにボードを積んで海に行くことはなくなったというが、何かあればロングベッドのスペースが重宝する。
自宅は白を基調としたアメリカンハウスで、その横にはBBQ小屋があり、さらにヤシの木も植えられて、まさに西海岸テイスト漂う。その敷地内に工房があり、ここで唯一無二のサーフボードを製作している。
OWNER:Skulllab
高品質高性能国内生産サーフボード通販「Skulllab Surfboards」
https://www.skulllab.surf/
ハワイアンジュエリー通販「サーファーマーケット」
https://surfermarket.ocnk.net/
THANKS:GARAGE DAIBAN
TEL:03-5607-3344
http://www.daiban.com/
PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2024年6月号掲載
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