レアなビンテージアメリカンだが東海カーズなら選んで購入可能!
アメ車の中でも、とくにビンテージモデルを数多く取り揃える東海カーズ。屋内保管された在庫車は、常時始動できることをモットーとしている。今回はノーマル然としたカマロとチャージャーを採り上げてみよう。
AMERICAN SPORTS
見た目だけではなく信頼性や安心感をアップするカスタム
'69 Chevrolet Camaro Z/28
'73 DODGE CHARGER SE
ビンテージアメリカンが好きだけど、さすがに半世紀前のクルマは乗れた物じゃない…と思っている人は多いでしょう。もちろん見た目がいくら綺麗に仕上がっていても、メカニズム(特にブレーキ系)が疎かだったら、身の危険どころか命の危険すら感じかねない。そんな、ビンテージアメリカンにネガティブなイメージを抱いている人にこそ、東海カーズに足を運んでほしいと強く言いたい!
屋内で保管されている在庫車たちは、ただ綺麗なだけでなくいずれもエンジンが一発で掛かるコンディションをキープ。当たり前の様に思うかも知れないが、相手は50年以上前のクルマたちなので、特筆すべき点と言えるだろう。ちなみに本誌でも度々「クルマは走ってナンボ」とお伝えしているが、それは何もサーキットだけの話ではない。四季を問わず、晴れの日も雨の日も当たり前の様に走り止まる。これが本来クルマに求められている物のハズだが、最近は投機対象として購入する人がいるのは寂しい気がする。
さて こちらのページでは コンバーチモデルを紹介したが、ここではカマロとチャージャーを紹介しよう。どちらも比較的ノーマルスタイルをキープするが、カマロはフロントブレーキをスリットディスクにアップグレード。またフロントサスはコイルオーバーに変更。エンジンもインジェクション化されており、アルミ製の大型ラジエーターを装備。メーター類もアナログ風の物に交換するが、デジタル信号に変更されており、かなり信頼性が向上していると言えるだろう。ほかにもゲート式のATに変更されており、操作性も向上。掛け値なしに現代のクルマと同じ様な感覚で運転できてしまう。
対するチャージャーは1973年型で、ヘッドライトが固定式となり、かなり初期モデルとは印象が異なる。好き嫌いが分かれるだろうがカーズ細井さんは「ブサイクなところがまたカッコいいよね♪」とお気に入りの様子。基本的に各部はリフレッシュが施されているが、大きくグレードアップはしていない。それでも大人しいフロントマスクを採用していながらエンジンは6.6ℓとかなりのやる気仕様なのだが、さすがにコラムシフトで峠を攻めるようなスポーティな走りを楽しむのは無理がありそうだ。個人的にはこれまであまりお目にかかったことがないバイナルトップが個性的で、ほかのアメ車オーナーとカブりたくない人にオススメだ。
スタイルや雰囲気だけでなく、走りをとことん楽しみたいなら、間違いなくカマロ。ボディサイズもちょうど良く、市街地でも苦になる場面は少なそうだ。ちなみにカーズにはこのZ28以外にもカマロを数台在庫中。加えて様々なビンテージマッスルも在庫中。運命の1台と出会えるかも知れないので、興味があるならお店に遊びに行く価値は大いにアリだ。
'69 Chevrolet Camaro Z/28
エンジンは5.7ℓのV8だが、インジェクションに変更。大型のラジエターに交換し、冷却性能も大幅に向上させている。またブレーキのマスターシリンダーも変更している。
フロントサスはコイルオーバーに変更。前述したブレーキの強化に加え、ステンメッシュのブレーキホースに変更し、ダイレクトなタッチを実現。燃料タンクも新品に交換しており、安全性や信頼性に繋がる部分でもある。ヘッドライトはIPFのLEDに変更。テールランプもLED化し、被視認性を高めている。
ステアリングはナルディで、シフトノブはサイドワインダーに変更。シフトチェンジノブをジグザグに動かす動作が名前の由来だが、意外と操作性も高い。メーターは見た目こそアナログ風だが中身はデジタル化し信頼性も飛躍的にアップ。
'73 DODGE CHARGER SE
愛らしいフロントマスクとは裏腹に、エンジンは6.6ℓのV8を搭載。オレンジのエアクリーナーカバーのインパクトは絶大で、ある意味このクルマ唯一の差し色とも言える。
トリプルオペラウィンドーが施されたバイナルトップ。タイヤはBFグッドリッチのラジアルT/Aで、フロントは245/60R15、リアは275/60R15をセット。ホワイトレターはSUVのイメージが強いが、マッスルにも似合う。
インテリアはリフレッシュされているが、基本的にオリジナルのスタイルをキープ。今では当たり前と言えるが、ボンネットオープナーは車内に装備するので、安心感は高い。
THANKS:東海カーズ
TEL:0533-86-8890
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野陵
アメ車マガジン 2023年11月号掲載
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