アメ車と四駆をこよなく愛し、様々なカスタムを提案し続けてきた【SCS MOTOR SPORTS】
札幌に隣接する石狩市。少し走るだけで都会の喧騒が消え、北海道らしい大空が広がる。どことなく「隠れ家」的な雰囲気を醸し出すSCSは、2023年に創業から20周年を迎えた、北海道を代表するアメ車専門店だ。
オープン20周年を迎え、新たにイベントを開催!
ショップキャラバン北海道
カスタマイズだけでなく、最近はトレーラーも販売中!
SCS MOTOR SPORTS
アメ車と四駆をこよなく愛し、様々なカスタムを提案し続けてきたSCSも、気付けば20周年の年月が過ぎ去り、立派な老舗ショップと言える。異車種のパーツ装着やワンオフパーツの製作もお手の物で、さらに社内で塗装も可能なのでどんな要望のカスタムにも対応できる。最近ではモーターホームも積極的に取り扱う様になっており、そのきっかけとなったのは、2018年に発生した北海道胆振東部地震だそうだ。
代表の澤田さんは前々からアウトドアやキャンプを楽しんでいたが、この体験を通して「防災」の重要性も実感。アウトドアで楽しむためでなく、イザという時のために充電設備なども完備。以前製作した選挙の街宣車のノウハウを活かし、走行充電システムなどを確立させているので、車中泊やオーバーランドスタイルを考えている人は、エクステリアパーツだけでなく充電設備までトータルで相談できる、頼もしいお店といえる。
さて、そんなSCSでは7月22・23日に、札幌テイネスキー場で、オールジャンルのカスタムカーイベント「KING of CUSTOM」を開催予定。残念ながら事前エントリーは締め切られているが、当日エントリーも可能。
また同時開催で久々にアメマガキャラバンプラスin北海道も開催予定。こちらは当日エントリーのみだが、鈴木編集長やスタッフも取材に向かうので、全道のアメ車乗りはもちろん、道外からも奮って参
加して欲しい!
ドーム型のファクトリーの中には、大きな塗装ブースも完備しているので、自分だけの個性的なカラーリングにアレンジするのも朝飯前。落ち着いた雰囲気の商談スペースもあり、棚には様々なイベントで獲得したトロフィも展示。SCSの技術力やセンスの高さを物語っており、個性的なアメ車が欲しい人は相談してみよう。
澤田さんがかつて所有していたのは、アメリカ製のJayco。最近ではスロベニアのアドリアも取り扱う。10 年以上モーターホームを牽引するが、ライフスタイルや遊びの幅が確実に広がる。アメ車だけでなく、アメリカンなライフスタイルには欠かせないアイテムだ。
'05 HUMMER H2 SUT
ボディカラーは純正そのままと思いきや、実はコレ、マットホワイトにペイントされている。さらにクローム部分はブラックメッキ加工が施され、レンズ類もブラックアウトして、ホワイト×ブラックのコントラストを強調。ハイト化による足回りだけのインパクトに負けないメイクがボディにも与えられているのだ。
ボディカラーのホワイトに合わせてリフトアップキットにマッチペイントを施すといった手の込みよう。“魅せる” ことへの徹底的なコダワリが伝わってくる。で、そのキットはというと、バレットプルーフ製の12インチリフトアップシステム。ショックはフォックス製のリザーバータンク付き。
リフトアップキットを組み込む際にボディとフレームを剥離。そのついでにフレームにはラメ塗装を注入。さらなるついでにボンネットフード裏もラメ塗装。これらは覗き込んだり開けたりしなければ見えない部分だが、こういったコダワりに粋を感じる。
ボトムスにはスーパースワンパーのTSLボガー(19.5/44-20LT)に、フューエル・ホステージ(20×14J)を組み合わせ、これに伴ってブレーキも見直され、ブレンボへと換装。超重量級となったボディでも強大なストッピングパワーをもたらす。
SCS MOTOR SPORTS【エスシーエスモータースポーツ】
住所:北海道石狩市花畔140-4
電話:0133-77-7995
営業時間:10:00-20:00
定休日:日曜日
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2023年9月号掲載
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