将来の先見の明とジェネラルの懐の広さで住居専用からサロン併設へ

奥様の要望がサロン併設をスムーズに

教えられた住所をスマホの地図に入力すると、そこは「おぎそ亭」。名前からしてラーメン屋か何かなのだろうか。ジェネラルアメリカンホームの建築デザインで、ラーメン屋も面白い。

 

訪れたおぎそ亭は、見るからにジェネラルのデザインと分かるラップサイディングの佇まい。だがここはラーメン屋ではなく、リラクゼーション整体のおぎそ亭。出迎えてくれた小木曽さんは「やっぱりラーメン屋かと思いました？　名前だけ聞いたら間違えますよね」と笑うが、おぎそ亭は隠れ家的癒しサロンとして約10年前にオープンし、日本でも数少ない特別な施術を行なうこともあり、小木曽さんの施術を求めて遠方からも多くの人が訪れる人気のサロンとなっている。

140坪の土地に住宅兼サロンの小木曽さん邸は、ジェネラルの建築デザインにより2012年に完成。土地は奥様の親類が所有するもので、結婚を機に既存の住宅の建て替えとしてマイホーム計画をスタート。奥様が学生時代にインテリアデザインを専攻していたこともあり、理想としたのは、ありきたりな住宅ではなく輸入住宅。

 

まずは北欧デザインをウリにするハウスメーカーに訪問するのだが、外観こそ自由に設計できたものの、インテリアは既製品の組み合わせで自由に設計できないと言われてしまう。別のハウスメーカーを訪れると、今度は逆にインテリアはある程度自由だが、外観は決められたデザインから選ぶ必要があると言う。「輸入住宅って、結局そんなものか」。夫婦は理想と現実を知って輸入住宅を諦めつつあった。

 

そんな折、ネットで偶然見付けたのが、刈谷市にある黄色いオシャレなカフェダイニング「サンダンス」。サンダンスは、過去に同企画で紹介したことのあるジェネラルの建築デザイン。小木曽さんは、インスタでサンダンスの建築デザインがジェネラルアメリカンホームというリアルアメリカデザインを取り入れるハウスメーカーと知り、住宅を内覧できるオープンハウスが近く開催されるとあって夫婦で訪れる。「僕は奥さんほど輸入住宅に憧れは無かったんですが、さすがに見た瞬間に興奮しましたね。隣の奥さんは目がハートでしたよ（笑）。オーナーさんに外観もインテリアも自由設計ですかと聞いたら、すべてが完全自由設計ですと」。迷うことなく、現場にいたジェネラル代表の杉山氏に相談し契約に向けて話が進んでいく。

 

最初の図面作成時にはサロン開業の予定はなく、小木曽さんの要望は、シンガーソングライターとしての音楽活動も行なっているため防音室の設置。奥様は茶道の師範代でもあるため茶道用の和室設置と、玄関から裏の庭に真っ直ぐに延びる土間デザインを要望し、配置する部屋も広さよりも部屋数に拘った。だが、順調に打ち合わせを続けているさなか、小木曽さんが過労のためダウン。肉体と共に精神的にもダメージを負った小木曽さんを救ったのが、とある整体師。

数々のマッサージを受け改善されなかった体の不調も、その整体師の施術を受けると体はみるみる良くなっていき、体の不調が悩みだったことによるストレスも改善。それを機に「自分も同じ悩みを持つ人を助けたい」と、その整体師を師事し整体師になることを決意。

 

さらに開業場所は、計画中の住宅に併設することも決める。すでに住宅デザインは完成しつつあったが、茶道用の和室は土間を挟んでリビングと離れているため施術部屋に転換が可能。「本来なら図面をイチから書き直しが必要だったんですが、奥さんが考えた間取りのおかげで大幅に修正する必要がなく助かりました」。

 

さらに奥様も小木曽さんに触発されたのか、兼ねてから考えていたというネイルサロンの開業を決断。これも部屋数を多く配置していたのが功を奏し、すんなりサロンルームに置き換えることができた。さらに、空いた部屋を使って外部スタッフがまつ毛エクステサロンも開業させており、現在の小木曽さん邸はまさに複合サロン。

 

今後ジェネラルで建築するオーナーに対して小木曽さんは「住宅専用から、急にサロン併設にするなどジェネラルには迷惑を掛けたけど、最後まで親身に考えてくれて本当に助かりました。もしこれが別のハウスメーカーだったら無理だったでしょうね。僕たちは異例かもしれませんが、悔いを残さないように自分たちの思いをしっかり伝えることが重要だと思います。ジェネラルはそれに答えてくれますからね」と語る。

 

頭蓋骨調整という日本でも数少ない整体施術を行なうおぎそ亭。ジェネラルの住宅デザインに触れながら、驚きの効果を体感できる施術は来訪の価値ありだ。

防音室までお任せできてジェネラルの対応力の凄さを実感

玄関を入ると、一直線に裏の庭に続く土間デザインとなる。これはサロン併設の為ではなく、奥様が当初の案から要望したもの。土間を隔てて左写真の右側がリビング側で、左側が防音室とおぎそ亭の施術を行なう和室に分かれる。

サロンを併設するには、住居エリアと区切る必要があったため、1階の階段下に待合スペースを確保。ネイルサロンがある2階に上る階段の解放感も小木曽さん邸の見どころ。階段横には猫が日向ぼっこができるスペースも設けられ、出入りできる壁穴も空けられている。

2階にある部屋のひとつでは、奥様が行なっているネイルサロン「T.NAIL」がある。ミッドセンチュリーを意識したカラーコーディネートで、設置する電飾もアンティークに拘る。また今後は、セルフ脱毛サロンも開設予定。小木曽さん邸にはトイレが3つ配置され、2階のトイレは来客専用となる。

子供部屋として用意した部屋のひとつは、現在外部スタッフがまつ毛エクステサロンとして使用中。屋根の傾斜を強くしているため、各部屋の天井や壁の形状が独特なのも特徴的。

バンド活動やシンガーソングライターとして音楽活動も行なっているだけに、住宅を建築する上で小木曽さんが出した要望が防音室の設置。こうした特殊な要望にもしっかり答えて対応してくれるのもジェネラルの魅力。

2階建てだが平屋造りに見せるため屋根の傾斜を強く付ける

140坪の土地に6LDKとなる小木曽さん邸。アメリカ映画で見たシンプルなカラーリングで平屋造りを理想としているため、ホワイトのラップサイディングで２階建てだが屋根の傾斜を強くし平屋風に見せている。

ジェネラル初!? ペットはヤギ、雑草処理は「きなこ」にお任せ！

裏の庭はとにかく広く雑草処理が大変だったが、サロンに通うお客さんからヤギを譲ってもらい、現在雑草処理はヤギの「きなこ」にお任せ。

OWNER：小木曽さん

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リラクゼーション整体　おぎそ亭

https://www.ogisotei.com/
所在地：〒472-0026 愛知県知立市上重原町中根80-1
TEL：0566-82-0492
営業時間：月曜〜土曜　10:00 〜20:00 ／日曜日のみ 10:00 ～17:00
※時間外応相談、完全予約制
定休日：不定休

リアルアメリカンデザインがウリのジェネラルだが、和室デザインも対応する。おぎそ亭の和室は東南アジアのリゾートホテルの雰囲気も感じられる。

 

小木曽さんが行なう施術は、整体による全身調整と足つぼに加えて、日本でも数少ない頭蓋骨調整。頭蓋骨には脳硬膜( のうこうまく)という脳を守る硬い膜が尾骨まで繋がり、そこから手足など全身にも繋がりあって形成されている。頭蓋骨の調整とは、そのよじれた膜を伸ばしていくことで全身の不調を改善させていくもの。

正直、説明を聞いただけでは「？」の読者も多いかもしれない。だが、少しだけ施術を体験させてもらった感想を言えば、施術後の直立した姿勢が無意識にピンと延びて、万年腰痛の腰の可動域も広がった。

ケガなどの根本的な要因が無いにも関わらず肩こりや腰痛で悩んでいるならば、施術を受けてみるのもありかもしれない。

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General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】

所在地：愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL：0566-91-3007
URL：http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp

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PHOTO&TEXT：相馬一丈
アメ車マガジン　2023年9月号掲載