アメ車マガジンの表紙を飾ったオーナーが営む神戸のダーツバー【DEAR'S】

ショップ

アメマガ2023年9月号

AMERICAN DINER

DEAR'S

兵庫県

アメ車で乗り付けてジャンクフードを喰らうのが、アメリカンダイナーの醍醐味。しかしアメ車で乗り付けなくとも、お酒を嗜みながらアメ車話に花を咲かせられることもまた貴重。DEAR`sならそれが叶う!

AMERICAN DINER


20年以上前のアメ車話で盛り上がれるなんて激レア

本場の雰囲気満載のアメリカンダイナー
DEAR'S

2023年9月の表紙を飾ったモデルA。2023年5月末のamZで見事1位となり表紙に輝いたあのクルマのオーナーであるゴリさんのお店ではなく、彼の学生時代からの友人である高平さんが10年前から営むダーツバー「DEAR’S」である。

 

話のキッカケはモデルAのゴリさんだ。イベント後に「アメリカンダイナーの企画をやるんですよ!」なんて話をしていると、「同級生が神戸でダーツバーをやってんねんけど、どうかな?」と紹介され、そこへ現れたのが関西近郊の様々なイベントでお会いするカマロオーナーの高平さんだった。

 

お昼に撮影とあって折角だから仲間も一緒にと参加してもらったが、どのクルマも見覚えのある馴染のカスタムトラッキン。「ランチ営業も限定的に行っているが、基本はダーツバーなので夜が主軸。だけどこの日撮影した雰囲気は良くある日常!」と語る高平さん。実は週末のイベント参戦時は決まってお店が集合場所。早朝から続々とここへ集まり一旦お店でゆっくりしてから、ドリングなどを車内に持ち込んでイベントやミーティング遠征に向かうのがお決まりのコースだとか。

そんな高平さんのお店で一際目を引いたのがプロジェクターの台と連なる様にディスプレイされたサバーバンのグリル。実はコレ、20年前に高平さんが乗っていたサバーバンの物で、その愛車でアメ車マガジンの表紙を飾った過去もあるとのこと。大事に額に入れて20年間飾ってくれていたことは、アメ車マガジン編集部としても凄く感激。それをキッカケに当時のイベントや、その時流行ったスタイルなど、気が付けば集まった仲間たちと共に、長々と撮影そっちのけで語り浸ってしまったのはここだけの話(笑)。

で、肝心のお店の営業形態はそんな彼らのライフスタイルが詰まったダーツバーであり、それこそ最初はアメリカンのバイクで訪れた若者たちがダーツを楽しみながらオーナーと語るアメ車話に興味を抱き、次第にアメ車オーナーへと昇格していくケースや、昔アメ車に乗っていた年配のお客さんと当時のイベントやミーティング話に花を咲かせたり。ダーツの大会や本格的なカクテル、そして充実したフードメニューも去ることながら、四半世紀のアメ車シーンを第一線で見てきたオーナーと語るアメ車談議が最高の〝肴〟だ。

神戸市東灘区の国道2号線、田中交差点を山側へ曲がるとすぐの2階に店舗を構えるDEAR'S。最寄駅はJR摂津本山駅で駅から徒歩圏内と好立地。定期的にダーツ大会も開催されており、ビギナーからベテラン、学生から年配のお客さんまで老若男女を問わず大賑わい。プロジェクターは定番のワイルドスピードやアメ車にちなんだ洋画を上映。高平さんのフレンドリーな人柄もあって、親子ほど年齢の離れたお客さん同士が友人の様にお酒を交えてアメ車談議に花を咲かせるなんてのも日常茶飯事。

写真は2003年当時、高平さんの愛車サバーバンが表紙を飾ったアメ車マガジンと、その記事を額に入れて飾っていたもの。その当時所属していたカークラブのバナーは現在もお店の階段踊り場に飾ってある。ちなみにこの日集まってくれたツイストパーマの赤いC-1500に乗るオーナーさんの父は、高平さんと共に20年ほど前に所属していたカークラブ「WEST SQUAD」のメンバー。二世代に渡ってその絆は継続しているとのことで、深堀すればするほどに感慨深い。


SHOP DATA:DEAR'S
住所:兵庫県神戸市東灘区田中町3-8-15 秋月ビル
TEL:078-411-4001
Instagram:cafeanddinerdears
OPEN:15:00~24:00(日)
17:00 ~24:00(月~木)
17:00 ~翌3:00(金)
15:00 ~翌3:00(土)
定休日/不定休(イベント参加時など)


PHOTO & TEXT ◆石井秋良
アメ車マガジン 2023年9月号掲載


関連記事

RELATED


90年代から四半世紀に渡る営業を経て、寝屋川市駅からすぐの場所に【SOUL FOOD BAR BUTCH】

大阪のベッドタウン寝屋川市、南北を結ぶ外環状線(国道170 号線)から一本入った場所で25年間継続してきた「SOUL FOOD BAR BUTCH」が節目となる四半世紀を迎え、寝屋川市駅からすぐの場所に!

1950年代ミッドセンチュリーのアメリカと常滑のカルチャーを融合【CENTRAL DINER】

招き猫の街として知られる愛知県常滑市。猫(キャッツ)と言えばロカビリーアーティストの名称でも多用され、ミッドセンチュリーなアートの多くも猫をテーマにしたものが多い。それをオーバーラップしつつ、絶妙にカルチャーを融合させた50'sアメリカンダイナーが「セントラルダイナー」だ。

カスタムショップをコンセプトに尖った個性で人気のお店【THE KOBY'S】

18歳の頃から“いつか自分のお店を持ちたい!”という夢を掲げてきた高味さん。そんな思いを抱きつつもあっという間に10年が過ぎ、このまま30代へと突入してしまったら夢のまま終わらせてしまうと、一念発起!

【JACK THE RIPPER】アメ車乗りが営む散髪屋

切り裂きジャックこと「JACK THE RIPPER」。これを屋号としたスタイリッシュな理容室がある。こだわりアイテムやアメ車で満たされた店内は、アメ車オーナーも楽しめる空間と時間が用意されている。

北海道のアメ車乗りを支える、頼もしいお店が新たに誕生!【T-AUTOMOTIVE】

アメ車の購入からメンテナンスやカスタムまで、できれば一つのお店に任せたい。でも老舗店は敷居が高そうだし、かと言って新しいお店は信用が…。そんな悩みを解決してくれるのが、T-AUTOMOTIVEだ。

 

最新記事


2024/11/21

【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!

バン

シボレー

これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?

2024/11/20

【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

ショップ

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

2024/11/19

アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット

セダン

キャデラック

リンカーン

HOUSE

16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。

2024/11/18

どんな車種でも装着するだけで、気ままなクルマ旅が楽しめる!【OVERLAND SPEC OUTDOORS ROOF TOP TENT】

アウトドア

ショップ

オーストラリアに端を発し、アメリカや日本を初め、世界各地でユーザーが増加しつつある「オーバーランドスタイル」。様々なアメ車を販売するスカイオートでは、OSO製品を各種取り扱い中だ。

ランキング


2024/11/20

【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

ショップ

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

2024/11/19

アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット

セダン

キャデラック

リンカーン

HOUSE

16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。

2018/11/22

ストリートロッドのベース車として、ダントツ人気のデュースこと32年型Ford

ビンテージ

フォード

乗って楽しむことこそが、ロッダーの流儀なだけに、コスパに優れるピックアップでフレンドリーに楽しむのがオススメ!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】