極厚被膜が半永久的にトラックベッドをコーティング【ベッドライナーペイント REFLEX&GARDIT】

ガレージジョーカーが新たに施工をスタートさせたのが、日本初導入となるトラック荷台のベッドライナーペイントだ。オーナーの使用目的に合わせた、ハードタイプのREFLEX とスタンダードタイプのGARDITを設定。カラーバリエーションも無限で、メーカーが耐久性は半永久的と言う優れモノだ!
アメリカで約20年の歴史を誇るベッドライナーペイント
ベッドライナーペイント REFLEX &GARDIT
ベッドライナーペイント。分かりやすく言えば、トラック荷台のザラザラ塗装だ。今では幾つかの商品が世に出回っているが、ガレージジョーカーが今回導入したのは、アメリカで約20年以上の歴史を持つREFLEXとGARDITの2タイプ。これまで日本に導入されてこなかったのは、施工にはライセンスが必要で、ライセンス取得には現地で実技講習を受ける必要があることも大きい。それを2020年に現地に行って、日本初のライセンスを取得したのがガレージジョーカーだ。
REFLEXとGARDITは同じポリウレタン製のベッドライナーペイントだが、REFLEXは塗装表面が柔軟性があるためグリップ性能もに優れ、最大1/4インチの厚い被膜により激しい使用にも耐えるなど、頑丈で耐久性が高い。GARDITは塗装表面が固いのが特徴で、荷台を一般的な目的で使用するユーザー向き。また、塗装が薄いのも特徴であることから、オーバーフェンダーやグリルガードにも塗装が可能。2タイプ共に塗料硬化まで数分と短く、基本的に施工は1日で終了するので日帰りも可能。ペイントはブラック以外のカラーにすることもできるので、オリジナルカラーの荷台に仕上げることもできる。
アメリカで講習を受けて施工資格を取得
日本で唯一の施工代理店
アメリカ・ユタ州にある工場で、ライセンス取得の講習を受けるガレージジョーカー。上の写真が日本人初となるライセンス証。
用途に合わせた2タイプの特殊塗料を設定
ガレージジョーカーが導入した特殊塗料は、REFLEXとGARDITの2タイプ。基本的に同じポリウレタン製のベッドライナーペイントだが、REFLEXは塗装表面が柔らかく厚塗りが可能で、荷台にバイクを乗せるなどハードな仕様向け。


一方GARDITは塗装表面が固く薄塗りタイプ。オーバーフェンダーやグリルガードにペイントするのが最適だ。カラーはブラックだけではなく、2タイプ共に18種の原色カラーがあり、調合配色も可能。
REFLEX 塗装表面が柔らかく厚塗りタイプ……トラックベッド
ベッドライナー施工価格(シングルベッド):¥180,000(税込)
車両状態(錆等)により、下地処理が必要な場合は別途施工料が必要
GARDIT 塗装表面が固く薄塗りタイプ……オーバーフェンダー等
施工価格:施工パーツ毎に設定あり。要問い合わせ
施工前の下地処理は必須
車両状態によってはベッドをサフェで塗装する必要あり
施工車両はUSニッサン・ハードボディ。今回施工するベッドライナーペイントでは、必ずサフェーサーで下地処理を行なう必要はないが、塗装面が広く劣化している場合は施工する必要がある。今回の車両は、過去にサフェーサーで下地処理済み。


被膜がポリウレタン製の極厚塗料とはいえ、施工する荷台の錆落としもしっかり行なっていく。さらに錆が進行しないように、表面の錆を綺麗に落として防錆剤を塗布。今回のベッドライナーペイントは、塗装を含めた作業は1日で完了するが、下地の程度により車両預かりが必要の場合もある。
今回はREFLEXを施工。作業は基本的に1日で終了。塗料は数分で硬化するため、作業時間のほとんどは下地処理とマスキング養生。


錆処理が終わったら、塗料を密着させやすくするために表面をサンディング。被膜が厚いREFLEXは、通常のマスキングテープでは剥がすことができないので、ワイヤー入りのマスキングテープを使用する。特殊な塗料を使うため、養生はより厳重になる。
塗料の硬化時間が早いため、塗装作業はスタートしたら休むことなく一気に行われる。表面のザラザラ具合は特殊ガンの圧力調整等で変化。
上の写真は、養生の新聞紙に吹き付けられた塗料。いかに被膜が厚いかが分かる。ブラックが一般的なカラーだが、自分だけのオリジナルカラーにするのも面白い。
REFLEXは簡易的なベッドライナーペイントとは違い、耐塩素・耐ガソリン・耐オイルに優れ、UV耐久性が高く退色しづらい。また、氷点下でも柔軟性が損なわれないのも大きな特徴だ。
GARAGE JOKER【ガレージジョーカー】
TEL:0479-25-7740
HP:https://www.garage-joker.com/
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン2023年8月号掲載
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