【ダッジラムバン LIMOMAX】これぞまさにアメリカン6輪リモスタイル!
ラスベガスに行ったことがあるなら、一度ならず超絶ロングなリムジンを目にしたことがあるだろう。あそこまでの長さではないものの、ラムバンを6輪化した激レアなLIMOMAXを紹介しょう!
AM編集部が行くアメ車探訪
DODGE RAM VAN LIMOMAX
人の名前では良くあるけれど愛称を込めて呼ぶ場合、短縮するのが一般的。リムジン(limousine)と長ったらしい言葉を使うのでなく、リモ(limo)と呼ぶことが多い。アメリカ人の手に掛かれば300CやH2など、もはやベース車両は何でもあり。中にはラムトラックをリモにしてしまった、ちょっと意味不明なクルマもネットを検索したら出てくる。
それと比べると、このLIMOMAXは完成度が非常に高く、ハイルーフへとコンバージョンされるとともにタイヤ1個分ストレッチされており、そのシルエットはまさに「壁」のようだ。元々は冷蔵庫やベッド、さらにはシャワー&トイレも備えたモーターホーム仕様であったが、オーナーが変わるたびに仕様を変更。クアートが手に入れた時に、既にこの仕様となっていたそうだ。
フルサイズのラムをストレッチしているから、さぞかし長く運転しづらいのでは…と思うかもしれないが、全長は5.7mと思いの外短く、エスカレードのロングモデルと同等。エンジンは5.9ℓのV8を搭載しており、乗車定員は10人!ハ●エースをコンバージョンしたキャンピングカーと違い、ちゃんと荷物を置くスペースがあるし、キングベッド並の就寝スペースを確保。またヒッチも装備するので、キャリアを装備すればキャンプのトランポとして活躍すること間違いなし!
日本に3台現存するかどうかという希少すぎるクルマなので、他人と同じクルマに乗りたくないと思う人に最適。カップルで優雅なクルーズはもちろん、家族全員でも快適なクルマ旅ができそうだ!
山のような姿だが、全長は5.7m。現行型エスカレードのESVとほぼ同じと思うと、驚くほどでもない。ハイルーフ&エアロを追加しており、ベースのラムの印象とは大きく異なる。
エンジンは5.9ℓV8を搭載。ゆとりがありすぎるエンジンなので、ここまで車体が大きくてもまったく走りに不満はない。
後席はコの字型のソファになっており、左右の背もたれを動かすことでベッドへと転換可能だ。ベッドの前にはコンパクトだが冷蔵庫も完備。八角形のステアリングも非常に個性的で、個性のカタマリと言えるだろう。ボディ幅を目一杯使ったベッドは非常に広く、家族4人が快適に就寝可能。人とは異なる車中泊スタイルを求めるなら、このリモマックスはまさに最高な1台と言えるだろう。
QUARTT FAB【クアートFAB】
所在地:岐阜県各務ヶ原市鵜沼羽場町5 丁目135-2
TEL:0583-81-9167
URL:https://www.quartt.jp/
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野陵
アメ車マガジン2023年7月号掲載
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