究極の美を求める人に贈るROHANの導き出した答え

クーペ

フォード

アメマガ2023年7月号

マスタング

マスタング 50YEARS EDITION

ROHAN

奈良県

BLOOM

埼玉県

華麗なるフォード

見る者を魅了するどころか、一瞬で釘付けにする。そんな芸術作品のような佇まいを見せるROHANのデモカー。第一弾ではコルベットを取り上げ、続いてカマロ、そして第三弾となる今回はマスタングをベースに華麗なシルエットを創造。

華麗なるフォード


至極のカスタムペイントにオリジナルボディキット&ホイールを組み合すことで野生馬の魅力をさらに昇華させる

'15 FORD MUSTANG 50 YEARS EDITION
FORD MUSTANG BLOOM Gold Line × ROHAN IZAWA ART DESIGN

国内のカスタムイベントはもちろん、世界中でその名が響き渡るROHAN。代表の井澤氏の生み出す、独創的すぎるペイントワークの数々は留まるところを知らず、常に我々の斜め上を提案し続けてくれる。クルマという大量生産品も、彼の手に掛かれば唯一無二の存在に生まれ変わり、まさに一級品の芸術作品に匹敵するほど。エングレービングやグラインダータトゥ、そして3Dペイントと、思わず触れたくなるようなその作品群は、一度ならずとも目にしたことがあるはずだ。

 

そんな井澤イズムが新たに挑戦するのは「130DESIGN」と名付けられたオリジナルのボディキットとホイールだ。これまでROHANでは、他社のエアロパーツを装着した車両に施工するケースがほとんど。だが、ROHANのアートワークを最大限に引き出すには、オリジナルのボディキットが最善の組み合わせとなる。そんな想いが募った結果、ブランドが誕生したと言えるだろう。

ベース車両は第6世代マスタングの2015年モデル。グラインダータトゥや3Dペイントに圧倒されるが、構成パーツはフロントリップ、サイドディフューザー、リアバンパー&ディフューザー、そしてGTウイングと、エアロパーツをフルコンプリートで装着。非常にグラマラスなスタイリングに見えるが、実はオーバーフェンダーはラインアップしておらず、フェンダーアーチを若干加工した程度。マスタングが本来持つボディラインを3Dペイントによって引き出されているが、これぞ井澤イズムの極地と言えよう。クルマの前方から後方へと空気の流れを視覚化したかのようなラインは、単なる装飾ではなくマスタングのスポーティ性そのものを表現している。

 

足回りはエアサスに変更。気になるホイールも実はROHANのオリジナルブランド「GSR」の製品で、鍛造の3ピース構造を採用した「GS-1」を装着。本物を求めるユーザーに知って欲しいという願いが込められており、筋肉質なデザインはもちろんだが、強度や精度など、様々なコダワリも内包されている。今回は20インチを装着するが、GS-1のサイズバリエーションは19〜21インチまで設定。しかもリムのカラーは5色、ディスクカラーは11色。3ピースゆえに、ノーマルフェンダーからオーバーフェンダーを装着したハードなカスタムまで、どんな車両にもベストなマッチングを実現可能だ。

他を凌駕する、真の唯一無二と言える存在感。個々のパーツの美しさもさることながら、一体感というかトータルバランスのスタイリッシュで、貴賓すら感じさせる。ペイントワークを施したスタイルが究極のスタイルだが、ファーストステップとして130DESIGNのボディキットからROHANワールドを踏み出すのもアリで、徐々にステップアップする楽しみがある。ちなみにこのマスタングは埼玉のBLOOMが施工を行なっている。同ショップでも施工を受け付けているほか、ROHAN商品の購入も可能である。

ノーマルボディにプラスする、ハーフスポイラーを採用。各パーツは単品での購入が可能で、GTウイングはクリアペイント済みだが、それ以外は未塗装品。好みのペイントを施すことを前提としている。マフラーはデュフューザーとの一体感を重視した物で、ワンオフ製作となる。

ボディの随所にはROHANイズムが満載。ボディサイドの3Dペイントは強烈に主張するが、ボンネットのグラインダータトゥは、強い光が当たった時だけ現れる仕様。すべてをひけらかすのではなく、主張しすぎない奥ゆかしさも兼ね備る。また後方に向かって走り去るようなグラデーションも独創的だ。

20インチのGSR GS-1を装着。シンプルな5スポークデザインだが、刃のようなエッジが凄みすら感じさせる。ディスク部分は切削+クリアで、これにグロスブラックアルマイトリムを組み合わせる。


BLOOM
店所在地:埼玉県狭山市青柳572-5
TEL:049-215-9155


株式会社 IZAWA ART DESIGN
所在地:奈良県橿原市常盤町495-1
TEL:0744-29-8090
URL:https://www.rohan-izawa.com/


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン2023年7月号掲載


関連記事

RELATED


2.3Lと侮るなかれ次世代ポニーカーの大本命【フォード マスタング】

生誕50周年記念モデルとしてリリースされた2015年型マスタング。ロングノーズ&ショートデッキを継承しつつも、ダウンサイジング志向な当時の時代背景を反映したエコブーストエンジンを搭載。次世代を担う大本命モデルとしての魅力に迫る!

カリフォルニアモーターズが導入したマッハ1は右ハンドル仕様。

現在マスタングのなかで、スーパーチャージャーを搭載しないNAエンジンではトップグレードとなるマッハ1。アメ車乗りには左ハンドル信者も多いが、埼玉県のカリフォルニアモーターズが導入したマッハ1は右ハンドル仕様。

WORK EMOTION ZR10 2Pはスポ ーツマインドとドレスアップ性の二面性を追求

数あるWORKのブランドの中で「見る者の心を揺さぶりたい!」と言う情熱から誕生したWORK EMOTION。その中でもZR10 2Pはスポーツマインドとドレスアップ性の二面性を追求した、欲張りなモデルだ。

マスタングでドリフトを本気で楽しむジョイベースが車高調の発売開始!

「マスタングで本気ドリフト」により、大きな注目を浴びるジョイベース。ドリフトのみならず、マスタングでスポーツ走行を楽しむことに力を惜しまないジョイベースが、徹底的に拘ったオリジナル車高調を開発し販売を開始!

エアサスでもゼロヨンは可能、でもヘネシーの速さは異次元!

「カスタムカーって、見るだけで実際には走れないんじゃない?」と、そんなイメージを多くの人が持っているのでは。そんな先入観を払拭するために、コーストモータリングがゼロヨンという方法で、その走りを大検証してみた!

 

最新記事


2024/06/28

【シルバラード LT トレイルボス】2022年にブラッシュアップし、よりプレミアム性が進化

ピックアップトラック

シボレー

第4世代(2018~)となる現行シルバラードが、2022年にインテリアの一新やエンジン性能向上などブラッシュアップ。より進化を遂げ、全てにおいてプレミアムな存在となった22年型シルバラード!

2024/06/27

クルマに興味がなかった私がカマロを愛した理由

クーペ

アメマガガールズ

シボレー

クルマなんて両親の軽自動車で十分。なんでパパは、お金を掛けてクルマうるさくしているの?そんなオーナーさんが、今では誰よりもカマロを愛し、爆音を響かせハンドルを握る。

2024/06/26

【チャレンジャーR/T 392】扱いにくさは確かにあるがとにかく乗っていて楽しい!

クーペ

ダッジ

若い時にクルマに夢中になったが、子育て期間中はお休み。でも、年を重ねるとそのままクルマ弄りを卒業する人が殆どだろう。だがここで紹介するオーナーさんは、まさに少年の時の気持ちを持ち続け、チャレンジャーで再び走りを楽しむために購入したそうだ。

2024/06/25

錆の悩みを解消。効果絶大防錆ペイント!防振・防音・密封・耐熱の効果も高い

メンテナンス

普段あまり見る機会がないボディ下回り。アナタの愛車は、もしかしたら錆で腐食が進行しているかもしれない。そのまま対策を取らずに放置していくと… 。愛車のために、簡易的ではなく本格的な錆対策をオススメする。千葉県のガレージジョーカーでは、効果絶大な防錆ペイントの施工を行なっているぞ!

ランキング


2024/06/28

【シルバラード LT トレイルボス】2022年にブラッシュアップし、よりプレミアム性が進化

ピックアップトラック

シボレー

第4世代(2018~)となる現行シルバラードが、2022年にインテリアの一新やエンジン性能向上などブラッシュアップ。より進化を遂げ、全てにおいてプレミアムな存在となった22年型シルバラード!

2024/06/27

クルマに興味がなかった私がカマロを愛した理由

クーペ

アメマガガールズ

シボレー

クルマなんて両親の軽自動車で十分。なんでパパは、お金を掛けてクルマうるさくしているの?そんなオーナーさんが、今では誰よりもカマロを愛し、爆音を響かせハンドルを握る。

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger