絶対的な整備と走りの楽しみ方も伝授【ジョイベース】
シェルビーGT500でドリフトに挑むことで有名な埼玉のジョイベース。ドリフトやサーキット走行などから導いた足回りのセッティングや、信頼ある高い整備力も大きな魅力。愛車の主治医を探しているオーナーは必見の価値あり!
アメマガリコメンドショップ
旧車か現行モデルまで対応できる強い味方
「愛車が不調で色んなショップで診てもらったが原因不明。でも、知り合いに紹介されたジョイベースと言うショップに行って診てもらったら、原因が判明して復活しました」。これは以前、とあるミーティングで出会ったオーナーから聞いた話。もし原因が分からなかったら、クルマを降りることも考えていたと言う。細かい消耗品を定期的に交換する事が必須のアメ車に長く乗るためには、信頼と確かな経験と技術があるショップと出会うことが、やはり重要だと思い知らされる。
そんな埼玉のジョイベースが、2023年2月に整備業務拡大のため移転リニューアル。場所はこれまでと同じく、さいたま市見沼区内。ファクトリーは3.5トン1基、4.5トンリフト2基を備えるなど広大で、ジョイベースが輸入販売するキャンピングトレーラーの整備も可能。各種メーカー対応のテスターはもちろん、ホイールバランサー&タイヤチェンジャーなども完備。「テスターなんて、どこのショップも持っているでしょう。でもテスターは、あくまでも原因を絞る手段のひとつ。そこからは、どこまで整備士が根本的な原因を追及できるか。効率を考えれば外注に作業を任せた方が良い場合もあるけど、クルマのコンディションを完全に把握できないから僕は外注には出しません。それが結果的に、オーナーとの信頼関係に繋がると思っています」。
ジョイベースの魅力は徹底した整備力がウリだが、代表の大谷氏はドリフト走行会で受賞歴もあるなど、「走りを楽しむ」ことに関しては拘りが強い。ドリフトやサーキット走行などを通して導いた足回りのセッティングやパーツ選びは然り、街乗りでも走りが楽しくなる足回りの提案も行っている。
現在はドリフト業界プロショップと共同開発したアメ車専用(マスタング)ドリフト用ナックル「ドリフト・イージー・ナックル」に加え、STサスペンションとコラボしたオリジナルサスペンションも開発中だ。整備での訪問はもちろん、走りを楽しみたいオーナーは是非ジョイベース相談してみよう。キャンピングトレーラーなどを使って、オーナーとキャンプも恒例行事になっているので、トレーラーに興味があるオーナーも必見だ。
アメ車でドリフト走行も本気で挑み、アメ車の魅力をたっぷり発信中!
3基のリフトを備えたファクトリーはとにかく広大。旧車から現行モデルまで、幅広い車種の整備に対応する。ジョイベースは、JB TRAILERSと言うブランドを立ち上げキャンピングトレーラーの販売・改善も行なっており、ファクトリーではトレーラーの整備も可能。
ジョイベースの名がより大きく知れ渡るようになったのは、ドリフト歴豊富な大谷氏のシェルビーGT500のマジドリフト走行。誰でもカッコよくドリフトできるようにと、オリジナルのドリフト用ナックルを開発していることにも、その本気度が伝わってくる。サーキット走行も定期的に行なっており、その経験から最適な足回りのセッティングをオーナーに提案している。現在、街乗りを楽しく走ることに特化したオリジナルサスペンションも開発中。
ファクトリーから商談スペースに続くスペースには、ドリフト業界でも有名なジョイベースのデモカーであるシェルビーGT500が鎮座。アメリカから仕入れたTシャツなどのアイテムも販売している。代表の大谷氏を含め、常連にはアメリカ滞在豊富なオーナーが多いので、アメリカのコアな情報も知ることができる。
代表の大谷氏(中央)は「楽しく走るためには整備が基本」と語る。他店では断られるような整備も受け入れるなど、オーナーに寄り添うこともジョイベースの魅力。
工場長:阿部さん
メカニック:一宮さん
SHOP DATA:JOY-BASE【ジョイベース】
所在地:埼玉県さいたま市見沼区片柳844-2
TEL:048-812-4176
URL:https://www.joy-base.co.jp/
営業時間:10:00~19:00
定休日:不定休
移転したジョイベースの目印は青い建物。旧店舗から東北道方面にクルマで約20分ほどに位置する。なお、カーナビでは細い道を案内する場合があるので、ルートは事前に確認を。また、店舗正面の駐車場はジョイベースの敷地ではないので、来店時は駐車スペースもスタッフに確認しよう。
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2023年6月号掲載
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