【シボレーカプリスワゴン】広いラゲッジが最大の魅力、個性的で実用性も高い!

ステーションワゴン

シボレー

アメマガ2023年6月号

カプリスワゴン

グレイスキャブ

愛知県

やっぱりGMが最高

様々なアメ車を乗り継ぐ、グレイスキャブの中村店長。中でもGM系の車種を所有したことが多く、ユーザーとしての目線でその魅力を知りつくす。そんな中村店長にGMの、カプリスの魅力を語って頂いた。

やっぱりGMが最高


シンプル・イズ・ベストな、さりげないカスタムが魅力

'96 CHEVROLET CAPRICE CLASSIC WAGON

かつて一世を風靡したステーションワゴン。だが日本車においては絶滅危惧種と思えるほど衰退し、そのポジションはSUVにとって変わられた。ここで紹介する第4世代のカプリスも1996年に販売が終了しているが、だからと言って決して魅力がないわけではない。フルサイズボディゆえにラゲッジスペースは非常に広いが、ドライビングポジションは乗用車そのものなので死角も少なく運転がしやすいし、立体駐車場などでも何ら心配なく入場できる。

かつてはローライダー御用達の車種というイメージが強く、様々なカスタムが施された。その関係でオリジナルを保つ個体は非常に少ないが、グレイスキャブでは限りなくオリジナルに近く、非常にローマイレージな個体を確保。約1インチほどロワリングを実施し、ホイールはボイドの17インチをチョイス。ワンオフマフラーを装着するがリアバンパーは残されており、オリジナルに近いスタイルを維持していると言える。

グレイスキャブの中村店長は「GMブランド全般に言えることですが、なんと言っても乗りやすい! また安定感もありますね。デザインなどもちょうどいい感じで、いかにもアメ車! という雰囲気があります。ちなみに壊れてもパーツの入手が容易なので、安心感も高いですし、整備性も抜群です。古いアメ車は壊れるというイメージがまだまだ根強いですが、それはメンテナンスを疎かにしているだけで、キチンと整備すれば壊れません。壊れてから直すのではなく、壊れる前に手を打つのが重要で、グレイスキャブでは納車前に徹底的にメンテを実施しています」と力説してくれた。

 

そんなグレイスキャブは、スタッフ全員がビンテージアメリカンを好きなこともあり、お客さんが気軽に来店するのとか。同じアメ車が好きな仲間と言う意識が強く、週末となると多くのお客さんが来店するが、皆さん滞在時間が非常に長いとか。だが言い換えるなら、それだけ居心地が良いお店と言うことだ。

最近のアメ車と比べると、非常にシンプルで可愛らしい雰囲気を醸し出すフロントマスク。ホイールはBOYDS の17インチで、組み合わせるコンチネンタルタイヤも、グレイスキャブのコダワリだ。

ピューターゴールドのボディカラーとクロームのホイールが相まって、上品な雰囲気を演出。さりげないカスタムもGood。

セカンドシートを展開しても、非常に広々とした荷室を確保。テールゲートは上下だけでなく横方向にも開閉可能。日本の狭い駐車場では有難い装備だ。

エンジンは5.7ℓV8 を搭載。最高出力260hp は充分すぎるほどのスペックを持つ。ちなみに中村店長は「90 年代のアメ車は、点火系/冷却系/燃料系さえ気を付けていたら大丈夫。グレイスキャブではデスビやインマニ、フューエルポンプにも注意する」そうだ。

ベンチシート&コラムで、ゆったりとしたドライビングポジションを実現。後席の居住性も高く、大人が座っても窮屈さは皆無。様々なシーンで活躍する。


GraceCab【グレイスキャブ】

所在地:愛知県春日井市惣中町3丁目84番地2
TEL:0568-35-7790
URL:http://gracecab.jp/


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2023年6月号掲載


関連記事

RELATED


【C1500 454SS】たかが230馬力?454SSの凄さは決して数値じゃ表せない

4年間の限定生産だったこともあり、もはや絶滅危惧種となっている、90年代を代表するハイパフォーマンストラックC1500・454SS。小さなボディに7.4ℓのビッグブロックを搭載した破壊力は、230馬力という数値だけでは決して表せない魅力がある。

クルマに興味がなかった私がカマロを愛した理由

クルマなんて両親の軽自動車で十分。なんでパパは、お金を掛けてクルマうるさくしているの?そんなオーナーさんが、今では誰よりもカマロを愛し、爆音を響かせハンドルを握る。

ビンテージだけど速いアメ車、それがこのクルマの魅力です!【シェベルマリブ】

免許を取って最初に乗ったのは、FDのRX-7。でも父親がC-1500に乗ったことでアメ車に引き込まれ、自らもC-1500→エスカレードを乗り継ぐオーナーさん。そんな彼が次に選んだのが、シェベル・マリブだった。

アメ車らしさを堅持しつつも、先進的なテクノロジーも満載

SUVもトラックも、ボディ形状が違うだけで中身はほぼ同じ…。確かに一昔前まではそうだったが、今ではまったくのベツモノ。それぞれのニーズに合わせ専用設計され、細分化を実施。その上で、シボレーのブランドに相応しい、スポーティ性も盛り込んだが、このタホとシルバラードだ。

【ROHAN×BRIGHT CAMARO】東京オートサロン2023で視線を釘付けにした!

2019年にKANDY BLUEの単色で東京オートサロンに展示したROHANのカマロコンプリートが、4年の時を経て正常進化。自社オリジナル塗料と最先端のカスタムペイントワークを駆使した完全リメイクは注目の的!

 

最新記事


2024/09/16

せっかくアメ車に乗っているのならアクセル床まで踏み込んじゃいな!【82 Cup】

イベントレポート

毎年、美浜サーキットで開催される「82cup」。レースと思うかもしれないが、気軽に参加できる走行会だ。2024年も東海カーズはお客さんを引き連れて、思う存分走り回っていた。

2024/09/13

【1995y シボレーサバーバン】外装だけでなくエンジンや足回りもアレンジしたい

SUV

シボレー

アメ車専門店のスタッフはどんな愛車を所有しているのだろう?そんな素朴な疑問からスタートしたこのコーナー。チャレンジャー専門店でカスタムやメンテナンスを担当する上原さんに話を聞いてみた。

2024/09/12

愛車復活の儀式フロアカーペットの交換!!防音断熱材も貼って快適車内空間へ生まれ変わる

メンテナンス

経年劣化が進むのは、外装だけじゃなく内装も進行していく。中でも年数と共に汚れが目立ち、悪臭の原因となるのがフロアカーペット。頑張って掃除をしても限界があるため、そんな時は、思い切って張り替えも選択肢。豊富なカラーから選ぶこともでき、車内の雰囲気は一気に変わっていくぞ!

2024/09/11

カスタムのセオリーが別次元、奥深きコルベットC8カスタムの世界

クーペ

シボレー

ミッドシップ化によってC7以前とは勝手が異なり、スーパーカーとしての装いが映える個体へと進化したC8。まだモデルケースの少ないC8カスタムシーンの中でオートメッセ出展を果たした、最旬スタイルに迫る!

ランキング


2024/09/16

せっかくアメ車に乗っているのならアクセル床まで踏み込んじゃいな!【82 Cup】

イベントレポート

毎年、美浜サーキットで開催される「82cup」。レースと思うかもしれないが、気軽に参加できる走行会だ。2024年も東海カーズはお客さんを引き連れて、思う存分走り回っていた。

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2021/03/15

【注目のアメリカン雑貨】大阪の老舗ブランド、アンダーウッドが同業者の買い付け地に!

ショップ

大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるユニークなショップ「アンダーウッドブランド」。ヴィンテージカーやオートバイからアパレル、多肉植物など幅広いアメリカンアイテムが豊富。同店はヴィンテージ・アイテムの素晴らしいコレクションを展示するだけでなく、カスタムカーやオートバイのレストアなど様々なサービスも提供しており、一度は訪れるべきショップ!
UNDERWOOD BRAND【アンダーウッドブランド】

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger