クルマに興味がなかった私がカマロを愛した理由

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アメマガ2023年6月号

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クルマなんて両親の軽自動車で十分。なんでパパは、お金を掛けてクルマうるさくしているの?そんなオーナーさんが、今では誰よりもカマロを愛し、爆音を響かせハンドルを握る。

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カマロに加えてリバティウォークも溺愛

'19 CHEVROLET CAMARO LTRS

 「クルマを撮影したいので、お父さんかお母さん居ませんか?」。2022年のamZに参加していたカマロの脇にチョコンと座る、姉妹と思われるお姉さんに声を掛けたのだが、「えっと、母は私で、カマロは私のクルマです」。それが、まりなさんとの出会い。しかも二児の母と聞いて驚いた。

 

これまでずっと両親の軽自動車を愛車にし、クルマには全く興味が無かったまりなさん。旦那さんが所有するランエボも「うるさいし、乗りにくいし、何で改造までして乗るんだろうって思ってました(笑)」。そんなまりなさんが突然覚醒し、後にカスタムを施すことになるリバティウォークを困らせることになるとは…。

きっかけは、旦那さんが見ていた映画「バンブルビー」で、黄色いクルマを見て「可愛い!」と一目惚れ。聞くとまりなさん、一目惚れしたら一直線。黄色いクルマはカマロ、カマロはアメ車ということを知り、アメ車と言えば「ワイルドスピード」と旦那さんから聞いて全作を一気にコンプリート。映画にはカマロこそ登場しないが、魅力的なマッスルカーが登場し憧れるオーナーも多い。しかし「全く興味が無かったですね。逆にライバルを発見した感じ(笑)」と、カマロへの愛は変わらなかった。

すでに購入に迷いは無く、今まで読んだこともないクルマ雑誌やネットを熟読する日々。そこで知ったのが、リバティウォークの刺激的なクルマたち。「クルマのスタイルもファッションもLBのことが好きになって、ここに行けば私のカマロもこんな感じになると思って、クルマを買うなら絶対LBと決めたんです」。まりなさんの絶対条件は、バンブルビーのイエロー…ではなく、マイカラーであるブルーのボディカラー。

見付けてもらったブルーのカマロはノーマル。だが、すっかりLB信者になっていたこともあり、カマロの設定が無かったLBオリジナルホイールも特注し、雑誌で知ったツライチになるよう細かく依頼。走りを犠牲にせず車高を落とすためには車高調が最適であることも勉強済で、車高調も装着。

 

「まだまだやりたいことだらけ」と、連日LBを訪れカスタムの相談をするまりなさんだが、さすがのLBも「焦らずゆっくり」と、毎度なだめることに苦労しているとか。笑いながら「打倒デーモンを目指す」と口にする彼女に、初めて会った時の幼さはもう感じない。

LBオリジナル20インチホイールはカマロ用が無かったが、絶対に履きたいとお願いして特注で製作してもらった。雑誌でツライチの魅力も知りミリ単位で調整。エアサス、車高調など詳しいことは知らなかったが、ランエボで走りを楽しむ旦那さんにメリットやデメリットを教えてもらい、BCレーシング車高調をセット。インテリアのエアコンダクトなどはチタンペイント。因みに唯一の不満はAT仕様。運転も大好きで、記事にできない話が多数ある笑。

周りのアメ車と比べてマフラー音が低いことに不満を持ち、LBとJ-WOLFのコラボによるチタンマフラーを依頼。トルクを落とさず最高の音を出すため、太さ70Φで1本出しにすることもまりなさんが決めた。現在は吸排気でチューンされているが、今後はブレンボブレーキ、CPUチューン、フロントリップ装着などでチューンし、ゆくゆくは打倒デーモンを目指す。旦那さん主導でチューンやカスタムを行なっていると思われがちだが、走りが大好きな旦那さんに質問攻めしてパーツを勉強し、「ひとりでLBに行ってパーツを購入してくる」と、旦那さんもまりなさんの行動には困惑気味。

カマロの事を好きになったと同時に、好きになったのがリバティウォーク。ファッションもLBに染まり、イベントではスタッフに間違えられることもあるとか。ブルーがマイカラーで、カマロが手元にないときの寂しさを紛らわすため、ブルーのアイテムを身に着けるのがお決まりだ。


OWNER : まりなさん


PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2023年6月号掲載


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