仮契約までしたけどLBスタイルに惚れて変更【ダッジチャレンジャー】
過去2回、LBワークスで武装したチャレンジャーに乗ってアメマガ主催イベントamZに参加したみっちさん。軽自動車が長年の愛車だった彼女が、初めてのアメ車としてチャレンジャーを手にするストーリーとは。
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あのカッコイイクルマは何?アクセル全開で追跡開始!
' 10 DODGE CHALLENGER
昔から速くてカッコイイクルマに憧れがあった、みっちさん。だが「金額的に自分では無理だと思ったし、そもそも、クルマにお金を掛けるという感覚がなかったんです」と、長年の愛車はデザインも気にせず買った軽自動車やコンパクトカーだった。そんなみっちさんが、最上級に憧れていたのがケンメリ・スカイラインと言うから、みっちさんのクルマの好みがなんとなく伝わってくる。
基本的に軽自動車が愛車だったみっちさんではあるが、弟さんが所有するR32スカイラインGTRを手放すと聞いて、少しでもケンメリの流れを感じられると思い所有した過去もある。そしてその短い期間ではあったが、GTRを所有したことでみっちさんのクルマに対する考え方が変わっていく。「本当に好きなカッコイイクルマに乗ってみたい」と。
再び軽自動車を愛車にした頃、信号待ちで隣に止まったクルマに目が釘付けになったみっちさん。心に響くマフラーサウンド、ボディシルエットなどなど、どれもが自分好み。だが車名が分からない…。アクセル全開で後ろを追いかけ、Dから始まるロゴをなんとか確認。ネットで調べた結果、そのクルマはダッジ・チャレンジャーというアメ車だと知る。
しかし掲載されるチャレンジャーのプライスは、みっちさんにとっては自分史上最高の金額。「思い切って乗る」と「止めておけ」の考えが日に日に入れ変わったようだが、結局は「今しか乗れない」と答えを出し仮契約に至る。それが現在のチャレンジャー…と言いたいところだが、仮契約後に「心のどこかでわだかまりがあったんです。本当にこのチャレンジャーで良いのかって」。
改めてネットでチャレンジャーを検索すると、目に飛び込んで来たのが、刺激的なオーバーフェンダーで大胆にボリュームアップされたLBワークスのチャレンジャー。「見た瞬間に本当に欲しいチャレンジャーはこれだと思い、申し訳ないですけど仮契約のクルマは断りました」。実はそのLBワークスのチャレンジャーは、ネット掲載直後に複数人から先に問い合わせがあったとか。だが、検討していたユーザーが「女性が乗ったら面白い」と交渉を譲ってくれたと言う。
知人のサポートもあり、無事購入を果たしたチャレンジャーだが、如何せん初めての左ハンドルで、エアサス搭載のワイドボディ。「いきなり地元の埼玉で乗る勇気がなかったので、愛知のLBに取りに行って、広くて真っすぐな高速で、まずは運転に慣れることにしたんです。途中のサービスエリアで駐車の練習もしました(笑)」。
購入から3年近く経過するなか、アメマガ主催のamZに参加し、もっと目立つたい欲も生まれてカスタムにも着手。そしてホンネは、マニュアル仕様のパフォーマンスモデルが欲しいとも。実は過去の軽自動車から、愛車はずっとマニュアル仕様だったみっちさんである。
街で一目惚れしたチャレンジャーはノーマル。それだけに、大胆なワークスフェンダーが特徴的なLBパフォーマンスチャレンジャーを見た衝撃は、今も忘れないとみっちさんは語る。
LBワークスのフロントリップスポイラー、ダックテール、ワイドフェンダー、LB20インチホイール、ワンオフマフラー、ボディデカール、エアサス搭載が購入時の姿。初参加のamZで他のチャレンジャーに刺激を受け、2度目の参加となった愛知では、ダミーオイルクーラーを追加して参加。最近の悩みは、購入当初は気にしなかったV6エンジンとオートマ仕様のようだ。
OWNER : みっちさん
約3年前にドライブ中に一目惚れしたチャレンジャーを、初めてのアメ車として購入。弟さんから譲り受け、一時愛車としたR32スカイラインGTRは、ナンバーを外して現在も大事に保管する。走るのが大好きで、追い越しするクルマを見ると、ついつい追いかけてしまう癖も…。
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2023年5月号掲載
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