愛車復活の儀式フロアカーペットの交換!!防音断熱材も貼って快適車内空間へ生まれ変わる

メンテナンス

アメマガ2023年5月号

ガレージジョーカー

千葉県

経年劣化が進むのは、外装だけじゃなく内装も進行していく。中でも年数と共に汚れが目立ち、悪臭の原因となるのがフロアカーペット。頑張って掃除をしても限界があるため、そんな時は、思い切って張り替えも選択肢。豊富なカラーから選ぶこともでき、車内の雰囲気は一気に変わっていくぞ!


今すぐ確認!! 車内の悪臭の原因はフロアカーペットの可能性あり!

ガレージジョーカーがその悩みを解決!
アメリカからオーダーで車種専用カーペットを取り寄せ!

今回の作業モデル

今回作業を行なった車両は、ガレージジョーカーがオリーブドラブでオールペンし、 こちらで紹介した 98年型シボレー・C1500。トランポとして使用されてきた経歴があるだけに、カーペットの汚れが目立つようになり張り替えを決断。

アメリカで販売するほとんどの車種のカーペットが手に入る

ガレージジョーカーが得意とする、90年代の車両を新車同然に仕上げる作業は、単に新品パーツだけを組み合わせるだけでは終わらない。 こちらのページでも紹介した 、インテリアの天井張り替えもその作業のひとつ。経年劣化で垂れ下がった天井を張り替えるだけで、車内は見違えるように生まれ変わる。

そして、同ショップが天井張り替えと同じくおススメするのが、フロアカーペットの張り替えだ。フロアカーペットは天井以上に汚れが目立ち、悪臭の原因となる部分だけに、リンサークリーナーなどで洗浄するオーナーもいるだろうが、完全に汚れを落としきることは不可能。そこで張り替えという選択になるのだが、同ショップが導入するカーペットは、本国のフロアカーペット専門店から仕入れた、車種毎の形状にプレスされたカーペット。アメリカで販売するクルマのほとんどのカーペットを扱っており、カラーも約100種類から選ぶことが可能。

 

これまでガレージジョーカーでは20年以上様々な車種で張り替えを行なっており、作業経験も豊富。オーナーのDIYでも作業は可能だが、効率と仕上がりを考えると、依頼するのが一番だ。


現状のカーペットはいかに?
長年の汚れがこびりついて
リンサークリーナーでも除去は困難

一般的なCKモデルで見られる、グレーのフロアカーペット。90年代のクルマともなれば、普通に使っていてもこれぐらいは汚れてくる。こうした汚れに対しガレージジョーカーでは、汚れに合わせた洗浄液を吹き付けて汚れを浮かし、汚れを洗浄液ごと吸引するリンサークリーナーを使う場合もあるが、今回のような時間が経過した汚れは、さすがに完全に取り除くことは不可能と判断し張り替えとなった。

汚れたカーペットを取り除くことで、今まで見えなかったクルマの状態も確認できる

張り替え作業のスタートは、シートとカーペットに被さる部分の内装パネルの取り外し。シートベルトを固定するボルトは、一般的な工具セットには付属しない特別大きなトルクスを使用しているので、個人で交換するなら購入が必要。取り外すカーペットは、ネジ位置の確認や切り込みの寸法測定などで使用するので、ビリビリに破って取り外すことはしない。

リアガラス下のパネルを外したら、水が車内に垂れている痕跡を発見。ガラスを固定するゴムやコーキングの劣化だと思われるため、今後対策が施される。こうした思いもよらぬ水漏れも発見できるのも、カーペット張り替えのメリットかもしれない。

ガレージジョーカーで使用するカーペットは、汎用タイプではなく、車種に合わせたプレス形状となっているカーペット。ただしネジ穴や切り込みはされていないので、穴の位置や切り込みは計測して加工していく。なお今回使用したカーペットは、カラーはブラック、素材はカットパイル、断熱材が厚いタイプを使用。厚いタイプは断熱効果が高いが、カットなどの加工が大変。薄いタイプは逆に加工のしやすさがメリット。

カーペットのカラーは約100種類。素材もカットパイル、ループタイプ、ラバータイプがあり、カーペット裏側の断熱材の厚さも2種類。

新しいカーペットを張るだけじゃなく、ひと手間加えるのがプロ

カーペットを取り外したボディ鉄板に錆が見られたので、削り取って錆止め剤を塗布。カーペットを張る前には、鉄板のビビり音の消音や断熱効果があるシートを貼りこむ。こうした作業をしっかり行なうことで、カーペット張り替え前よりも車内空間は快適になるのだ。

張り替えが完了し車内が激変!
天井と合わせて張り替えすると
車内のイメージは一気に変わる!

ブラックのカーペットに張り替えられ、98年型のC1500とは思えない内装に仕上がった。すでに天井もブラックで張り替えられており、さらに雰囲気は向上。ガレージジョーカーに作業を依頼した場合、作業は預かりで5~ 7日ほど。気になる費用は、SUVやセダンなどの車種タイプで異なり、防音断熱材の有無、鉄板の錆の状態などによっても変動し、今回のC1500ではカーペット代を含めて約18万円ほど。ここまで仕上げると、内装パーツ類もブラックにしたい欲も出るが、ガレージジョーカーではパーツのペイントも対応するので、是非相談してみよう!


GARAGE JOKER【ガレージジョーカー】
TEL:0479-25-7740
HP:https://www.garage-joker.com/


PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2023年5月号掲載


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