2インチリフトアップでも37インチタイヤが装着可能【SCT-XWD】

ピックアップが好きだったことが嵩じて、四駆専門店を始めたSCT-XWDの六田社長。長年ラングラーのカスタムに取り組んできたが、JEEP+ピックアップというJTは、まさに格好の素材だと語る。
ショップキャラバン九州
ワイルドさを押し出すが、快適性も追求した足回り
'20 Jeep Gladiator Rubicon
'20 Jeep Wrangler Unlimited Sahara
アメ車の専門店は九州にもたくさんあるが、ではアメリカンスタイルを楽しめる四駆の専門店は?となると、実はここで紹介するSCT-XWDのほかに思い当たらない。とくに最近は四駆の人気が再燃しており、ラングラーはその急先鋒といえる存在。もちろん先代モデルのJKにアンリミテッドが登場したことで、それまでのマニアックなクルマというポジションから一変し、ファミリーユーザーが爆発的に増加。
その流れを受け、さらに現代的に進化したJLがヒットしない訳がない。さらに昨今の様々なアウトドアブームを楽しむ人のために日本でも正規販売が始まったJTことグラディエイターは、まさにラングラー人気を盤石とするための、クライスラーの世界戦略車と断言できる。
そんな人気絶頂と言えるラングラーを、単にアグレッシブなスタイルにカスタムするのではなく、リフトアップしても快適な乗り味を楽しめるのが、SCT-XWDの目指すカスタム。どちらも2インチリフトという程良いリフト量でありながら、37インチという非常に大きなタイヤを装着。鍵となるのはフェンダーにあり、JTはUSAモデルなので、ハイトップフェンダーを標準装備。
また、JLも同様のハイトップフェンダーに変更することで、実用性や快適性を重視しながらもジープらしいスタイルを実現。また、足回りもただスプリングとショックを交換しただけでなく、前後のアーム類を変更し、アライメント類の角度もしっかり補正。ここまで徹底的して行なうことで、ノーマルと比較しても違和感のない「普通に真っ直ぐ運転できる」ラングラーが完成する。
オフロードタイヤやタフなバンパーに憧れる人は多いが、やはりジープのカスタムは足回りがキモ。もちろんそこには様々なノウハウが盛り込まれている。SCT-XWDはそこを熟知しつつ、ユーザーの求める理想のスタイルを具現化してくれるお店で、まさに真のプロショップだと断言したい。
'20 ジープ グラディエータールビコン




フロントバンパーはMOPARオプション品で、WARNのウインチガードとRIGIDのLEDを装着。AMPのパワーステップはサイドシルガードの様なデザインで、スタイルを損なわずに機能性をアップ。afeのエアインテークやマグナフローのマフラーに交換し、レスポンスをUP。ベストップのサンライダーは、手軽にオープンを楽しめる。


メソッドのホイールに37インチのNITTO・トレイルグラップラーをセット。ショックはKINGで、スプリングや各部のアーム類はすべてシナジーの製品をチョイス。スプリングとショックだけ交換すれば確かに車高は上がるが、ただ上げただけのクルマとは、その乗り味に雲泥の差がある。自分の愛車を気持ちよく走らせたいなら、SCT-XWDの依頼するのが間違いない選択だ。
'20 ジープ ラングラー アンリミテッド サハラ




REBELのシンプルなバンパーに交換し、中央にKCのLEDをビルトイン。ハイトップフェンダーに交換し、ウインカーをLEDにすることでフラットフェンダー的な姿を実現。FUELのリムにJTと同じくトレイルグラップラーを組み合わせる。背面タイヤも交換しテラフレックスの強化ヒンジやストップランプを装着する。


JTと同じく、スプリングやラテラルロッド、さらには各補正パーツに至るまでシナジーの製品をチョイス。ショックはFOXを組み合わせており、非常にしなやかな乗り心地を実現しつつ、コーナリングでの安定感も極めて高い。「ジープをリフトアップしたら真っ直ぐ走らない」とか「ジープはこんなもんだよ」と言われた人は、ぜひSCT-XWDに相談することをオススメしたい。
撮影協力:博多の森陸上競技場
SCT-XWD
住所:福岡県大野城市御笠川6-1-1
電話:092-503-0009
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日・祝日
http://www.sct-xwd.com
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2023年2月号掲載
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