日本に最適なフォードのキャンピングカー欧州で登場
キャンピングカーは、ボディサイズと比例して装備も充実するのは間違いないが、5m未満のコンパクトサイズで、装備充実のキャンピングカーが欧州フォードで販売している。商用バンのトランジットをベースにし、イギリス仕様では右ハンドルのナゲット。これは間違いなく、日本でも活躍しそうだ。
アメ車と楽しめ「ソト遊び」-ENJOY!! OUTDOOR STYLE-
大きさはハイエース並み、しかも右ハンドル仕様
2022 FORD TRANSIT NUGGET
欧州フォードから新しいキャンピングカーが登場した。その名も、トランジット・ナゲット。ベースとなるのは、欧州で販売されている商用バンのトランジット。日本ではあまり馴染みのないクルマだがその歴史は古く、初代はなんと1953年から発売され、欧州では最も販売台数の多い軽貨物車として活躍中。
そんなトランジットを、ドイツのキャンピングコンバージョンメーカー「ウェストファリア」がキャンパー仕様に架装したのがナゲットだ。その大きな特徴が、大人2人が就寝することができるポップアップルーフテントが備わり、リアベンチシートはダブルベッド、フロントシートは回転式となりリビングテーブル化。
車両後部には2コンロキッチンシンク、40ℓ冷蔵庫に加え、簡易シャワー洗面台や固定トイレまで設置されている。また、車両外にはオーニングシェード、外部電源コンセント、給水口もあり、装備的には十分満足できる仕様。これだけの装備を満載しながら、ボディサイズは日本のハイエースと同等なので、サイズ的に苦労することもないだろう。「でも左ハンドルは…」と不安になる人もいるかもしれないが、ご安心を。このナゲットは、右ハンドルだ。
2022年11月にオープンした三郷市のカリフォルニアモーターズでは、こうした個性的な車両がズラリ。
手動式のオーニングシェードも装備。ボディ反対側には給水口と外部電源コンセントが備わる。リアゲートには折り畳みテーブルがセットされ、アウトドアチェアも付属。
欧州フォードから販売されているトランジット・ナゲットは、左ハンドル仕様の他に、イギリスなどで販売される右ハンドル仕様も設定されている。全長 4972mmというボディサイズと右ハンドルは、まさに日本的なキャンピングカーといえる。
ベンチシートのリアシートは、前方にスライドし背もたれを倒すことでダブルベッドに早変わり。フロントシートは回転式でセカンドシートと向かい合わせになり、付属のポールと天板をセットすればダイニングテーブルとなる。両側スライドドアなので乗り降りの自由度も高い。
リアシート後方がキッチンエリア。2口コンロに水道シンク、40ℓ容量の冷蔵庫が備わり、食器などを置く収納スペースも豊富。後部にはトイレも設置され、スライドカーテンで仕切ることも可能。写真にはないが、簡易シャワー付き洗面台も格納されている。ポップアップルーフテントは簡単に手動で持ち上げることができ、大人2人が就寝することができる広さ。
夢のキャンピングカーをレンタルするのもあり!
カリフォルニアモーターズでは、キャンピングカーのF350・JAYCO JAY SERIESのレンタルも行なっている。3ベッドやトイレ&シャワールームも備わる、まさに動く家。
カリフォルニアモーターズ【CALIFORNIA MOTORS】
住所:〒341-0026埼玉県三郷市幸房480
営業時間:10:00-21:00(STARK COFFEE:7:00-20:00)
定休日:火曜日(祝日の場合営業)
TEL:048-954-9495
www.california-motors.jp
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2023年1月号掲載
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