大排気量マッスルカー、今乗らないでいつ乗るの?

クーペ

ダッジ

アメマガ2022年11月号

チャレンジャー

チャレンジャーRT SCATPACK

ワイドボディ

LOOK'S

福岡県

THRILL RIDES

大排気量エンジンこそ、アメ車の魅力!アメマガ読者の全員が、きっとそう思うだろう。だが世界的に見るとハイブリッドやEVへとシフトが進みそう。もちろんガソリン車が今すぐ乗れなくなるわけではないので、今こそ乗っておくべきだ!

THRILL RIDES


妥協して買いたくないなら、今すぐ決断するべきた!

2020 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK WIDEBODY

既にご存知の方も多いと思うが、2023年をもってチャレンジャーとチャージャーの現行モデルは終了する。またEVのチャージャーが披露されたが、果たしてこのクルマが我々の心を魅了するのかはまだ誰にも分からない。

 

もちろん、今後新車を入手することが非常に困難となるし、今の世界情勢などを鑑みると中古車価格はさらに高騰するだろう。そう考えると、純粋な大排気量ガソリンエンジンのマッスルカーに乗りたい! と思うなら、今がラストチャンスなのかも知れない。

 

新車でボディカラーや装備が選べるならともかく、中古車の場合は何かしら妥協が必要なこともある。それが色であったりグレードだったり、はたまた年式というケースもあるだろう。でも、ユーザーとしては、数多くの在庫の中から可能な限り100%の希望に近いクルマを選びたいものだ。

 

永年九州はもとより、西日本の多くのアメ車乗りから支持され続ける福岡のルックスは、マッスルカーの中でも特にチャレンジャーを積極的に販売中。基本的にはオリジナル車両が中心で、グレードや色、エンジンなどバラエティ豊かなラインアップが魅力だ。

今回はその中でも、走行距離が極めて少ないスキャットパックのワイドボディを紹介しよう。ヘルキャットやデーモンのインパクトが強すぎるせいか、やや一歩引いたポジションに感じてしまうが。

 

とはいえ排気量は現行チャレンジャーでは最大の6.4ℓを誇り、NAエンジンらしいリニアな加速が魅力的。ワイドボディの名の通り、前後のフェンダーフレアにはオーバーフェンダーも追加。よりワイドなタイヤが装着できることで、大排気量エンジンが生み出す強烈なパワー&トルクを、確実にトラックへと伝えることが可能だ。

もちとん速さだけ追求するのではなく、キチンとブレーキも強化。以前からハイグレードモデルにはブレンボを標準装備していたが、ヘルキャットなどと同じサイズにアップグレードされており、まさにダッジが自らチューニングしたモデルと言っても過言ではない。それゆえに様々なアレンジを加えたくなるかも知れないが、却ってバランスを損なうことに繋がりかねない。

 

もちろんクルマの楽しみ方は人それぞれであるし、絶対といものは存在しない。ただ一つこれだけは言えるのは、今はまだ大排気量車に乗れる時代。だからこそ、今こそ純粋なマッスルカーに乗ってみては? ハイブリッドや電気自動車に乗るのは、それからでも決して遅くはないはずだ。

 

2020 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK WIDEBODY

丸目4灯のフロントマスクが、クラシカルな雰囲気を醸し出す。敢えて初代モデルをオマージュしたスタイルが、結果として爆発的なヒットに繋がったと言えるだろう。ちなみにトランクスポイラーにはSUPER BEEのエンブレムがさり気なく高いパフォーマンスを誇示している。

オーバーフェンダーの追加で、標準ボディよりも2インチワイドタイヤを装備。タイヤサイズもワイドなものとなるので、コーナリング時のグリップ力をアップさせている。エンジンが非力なクルマでワイドタイヤを装着すると摩擦抵抗が増えるが、392の充分すぎるトルクならそんな不満もない。フロントは6ポッド、リヤは4ポッドのブレンボも奢られる。

6.4ℓの392エンジンを搭載。スペックだけ見るとヘルキャトやデーモンがどうしても注目されがちだが、過給器のない自然な加速フィーリングを楽しみたいなら、この392がオススメ。ボンネットの上部3箇所に設けられたダクトが、視覚的にも高性能をアピール。グレードによって各部の仕様を変えるのも、ある意味心憎い部分と言える。

インパネ周りはブラックで統一し、ドアのインナートリムやシートの中央部分には鮮烈なレッドを組み合わせる。やはりダッジと言えば、そのロゴマークから分かるように赤がよく似合う。シートのサイドサポートも市販車としては非常に高く、ノーマルシートのままで充分スポーツ走行を楽しむことが可能だ。


THANKS:ルックス【LOOK'S】

TEL:092-611-1362
http://www.looks.co.jp

ルックスにはワイドボディだけでなく、ナローモデルも各種在庫中。さらにハイインパクトカラーだけでなく、落ち着いたカラーも多数在庫中。またカマロなども販売中なので、マッスルに乗りたいなら要チェック!


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野陵
アメ車マガジン 2022年11月号掲載


関連記事

RELATED


色のコダワリは無いが、何故か黄色のチャレンジャーを3台乗り継ぐ

走れるチャレンジャーカスタムを提案するCARBOX。ヘルキャットオーナーの竹林さんは、実はこの車両が3台目のチャレンジャーだったりする。

遂にこの時が来た…チャレンジャー&チャージャー2024年で生産終了!

世界的な脱ガソリン車の流れには逆らえず、2024年にダッジ・チャレンジャー、チャージャーの生産が中止になると発表された。半導体不足、円安に加えて生産中止ということも重なり、今後は新車の争奪戦が始まる…かもしれない。今のうちに、日本で買える新車購入の検討するのもありだろう。埼玉のオールインポートに、そんな大注目の新車チャレンジャー&チャレンジャーが並んでいる。

ATでも充分楽しいですが、MTならもっと楽しいハズ【2014 ダッジ チャレンジャーR/T】

ナイトライダーを観たことがきっかけでマスタングに興味を持つが、幼馴染の三善さんがチャレンジャーを購入した事に触発され、自分もマッスルカーワールドに踏み込んでしまったそうだ。

走りが楽しいクルマだから、潜在能力を引き出したい!【2016 チャレンジャー392スキャットパック】

見せるカスタムを施したチャレンジャー数多くあるが、マッスルカーらしく走れるチャレンジャーを提案するのは、広島CARBOXがその最右翼。今回はマッスルカーの本質を楽しむ、オーナーを紹介しよう。

アメ車をカスタムするのとはまた違った個性でライバルと差を付けるのもありだ。

2020y Dodge Charger GT
2020y Dodge Challenger
2020y Chrysler 300S

 

最新記事


2024/11/21

【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!

バン

シボレー

これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?

2024/11/20

【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

ショップ

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

2024/11/19

アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット

セダン

キャデラック

リンカーン

HOUSE

16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。

2024/11/18

どんな車種でも装着するだけで、気ままなクルマ旅が楽しめる!【OVERLAND SPEC OUTDOORS ROOF TOP TENT】

アウトドア

ショップ

オーストラリアに端を発し、アメリカや日本を初め、世界各地でユーザーが増加しつつある「オーバーランドスタイル」。様々なアメ車を販売するスカイオートでは、OSO製品を各種取り扱い中だ。

ランキング


2024/11/20

【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

ショップ

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

2024/11/19

アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット

セダン

キャデラック

リンカーン

HOUSE

16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。

2018/11/22

ストリートロッドのベース車として、ダントツ人気のデュースこと32年型Ford

ビンテージ

フォード

乗って楽しむことこそが、ロッダーの流儀なだけに、コスパに優れるピックアップでフレンドリーに楽しむのがオススメ!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】