北のアメ車オーナーを長きに渡りサポートする【オートシーン】
北海道の中心、札幌。その札幌には数多くの自動車販売店が軒を連ねているが、多くは主要幹線道路沿いにある。それに対しオートシーンは、札幌の中心にほど近い、閑静な住宅街にある。
ショップキャラバン北海道
老舗と呼ぶに相応しい北海道を代表する専門店【オートシーン】
北海道のあらゆる物の中心となっている札幌。様々なものが集中していながら、海や山が近くどこにでも行きやすいので、冬の寒ささえ耐えられるのなら非常に住みやすいと言える。そんな札幌の自動車専門店の多くは、通称サブロクと呼ばれる国道36号線や札幌新道など、どちらかと言うと郊外に位置するお店が多い。
それに対してオートシーンは、札幌駅から直線距離にして4km程度という、市街地のど真ん中に位置する。お店の周りは閑静な住宅街が並び、「こんなところにアメ車専門店があるのか?」と思ってしまうほど。だがひとたびオートシーンに到着したら、「都会の隠れ家」という言葉を思い出した。
そんなオートシーンの歴史は非常に古く、創業は1989年。間もなく40年を迎えようとしているが、その間に様々なアメ車とユーザーを結びつけており、まさに老舗アメ車専門店の言葉が似つかわしい。代表の珍田(ちんだ)氏は「温暖な地域だとアメ車を趣味として捉えている人は多いけど、北海道の場合は生活の一部で、AWDでなければまず冬は走れませんね。そのためSUVを選ぶお客様が圧倒的に多いです。でも、やはりパッセンジャーカーに乗りたいという方も多く、そう言った方のためにAWDを積極的に在庫しています」とのこと。
基本的には車両の販売、そしてそれに伴なう車検やメンテナンスがメインで、どちらかというとカスタム色は控えめと言える。今回誌面でピックアップした車両は奇しくもセダンばかりだったが、もちろんSUVも豊富に在庫中。HPにも逐一情報がアップされているので、気になる車両が出ていないか定期的にチェックすることをオススメしたい。レアなアメ車にのりたいなら、マメな情報収集は欠かせないし、近くの方なら足繁く通うことだと断言しよう!
ショールームをL字型のように囲む、広々としたピットスペース。リフトはもちろん、各社のテスターも完備しており、トラブルにも迅速に対応可能。ブランドを問わず、様々な車種に対して豊富な知識と経験を持つ敏腕メカニックも揃っている。
店内は非常に落ち着いた雰囲気となっており、あたかも喫茶店かバーのような印象。珍田社長の前職を聞くと、この空間演出が「なるほど」と思わざるを得なかった。パーツが積み上げられている訳ではないが、どことなくアメリカンな雰囲気。
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'15 DODGE CHARGER R/T
オールシーズンアメ車に乗りたいなら、AWDは絶対条件。その上でレアなモデルに乗りたいなら、このポリスパッケージがオススメ。ブラックアウトされた精悍なフロントマスクに対し、非常に対照的なホワイトのボディカラーは、まさしくポリスカーと言える!
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'11 CHRYSLER 300C AWD
必要にして十分なエンジンパワー。また落ち着いた佇まい。そして何と言ってもAWDの安心感を求めたい人には、この300Cがピッタリ。足もとは22インチへとインチアップしており、グリルなどのクローム部分とのマッチングが絶妙な雰囲気を醸し出している。
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'13 CHRYSLER 300 SRT8
セダンでありながら、暴力的な加速を楽しみたい! たとえそれが真冬に乗れない2WDであっても、誰もが一度は憧れるクルマ。それがSRT8の魔力と言えるだろう。基本的にフルノーマル車両なので、SRT8のバランスの良さを楽しめるクルマだ。
AUTOSHEEN【オートシーン】
住所:札幌市白石区菊水8条3丁目9-26
電話:011-811-2821
営業時間:平日9:30-18:30 / 土曜9:30-18:00
定休日:日曜・祝日
https://autosheen.net/
お薦めスポット
旬の海産物と看板メニューの蟹クリームコロッケが絶品
すすきの交差点から南に350m ほど歩いた左手にある、北海道の郷土料理を提供してくれる魚作。とくに刺身や炭火で焼いた生ニシンは、魚の旨味が凝縮されている。トマトソースを絡めて食べる蟹クリームコロッケは、絶対に食べないと後悔するほど。ちなみに芸能人もお忍びでやってくるとか。週末に来店する場合は、電話で予約をしたほうがベターだ。
北海四季佳肴・魚作
住所:北海道札幌市中央区南6条西3丁目セントラルビル1F
電話:011-513-1113
営業時間:17:00~24:00
定休日:不定休
URL:http://www.uosaku.com/
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2022年10月号掲載
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