ジープはオフロードを走ってこそ、本当の意味でのフリーダムカーだ!

SUV

ジープ

アメマガ2022年9月号

スカイオート

埼玉県

断然JEEP派

オフロード走行会

ハマーH1のスペシャリストでありながら、アメリカンSUV&トラックを中心に、レアなアメ車の輸入元としても知られる「スカイオート」。オーナーの村上周平さんが元々オフロード好きということもあり、不定期にオフロード走行会も行っている。今回はそんな、スカイオートの走行会に潜入だ!

断然JEEP派


SUVもピックアップも、使って、走らなければ意味がない!

OFFROAD MEETING OFFROADER'S PARADISE

“ハマーH1オーナーズクラブ・ジャパン”の事務局もつとめるスペシャリティショップ、また日本で正規販売されていない様々なアメ車をデリバリーしてくれるプロショップとしてもおなじみの「スカイオート」。ハマーはもちろんのこと、とくにSUVやピックアップトラック、Jeepなどを得意としていて、今流行りのオーバーランダースタイルやトラベルトレーラーなど、欧米のアウトドアスタイルを、いち早く提唱、また実践していたりもするのだ。

そんなわけだから、スカイオートはアウトドアなイベント開催にも積極的だ。キャンプミーティングでは巨大なトレーラーを引っ張るH1や、車載テントを積んだフルサイズピックアップがズラリと並ぶ。オフロード走行会ではJeepがメインに集まり、大のオトナたちが泥だらけになって楽しむ。SUVも、ピックアップも、使って、走らなければ意味がない! スカイオートのお客さんにとっても、これらのイベントは自分のカーライフになくてはならないスパイスになっているのだ。

 

そして今回、そんなスカイオートの楽しみなイベントのひとつ、Jeepによるオフロード走行会が行なわれた! 最初はキャンプと併せたミーティングのはずだったが、あいにく梅雨時まっただ中。なので日帰りでの開催になったが、少年ジーパーあり、特別ゲストあり、おまけにキッチンカー(?)も登場して、一日存分に泥にまみれることができたのだ!

オフロードコースならばクルマを壊す心配なくワイルドな走りを楽しめる!

イベント当日の朝9時、会場の北軽井沢ナチュラルパークには、怪しげなJeepが続々と集まってきた。スカイオートのお客さんが中心で、彼らは「ハマーH1オーナーズクラブ」のメンバー、つまり今回はH1をJeepに乗り換えての参加だ。中にはランチ担当のメンバーもいて、昼食の準備もばっちり! パイプフェンダーを外して、タイヤのエア圧を落としたら、いざオフロードへ出陣だ!

そして今回はスペシャルゲストがもう1台。JLラングラーオーナーでもあるレポーターが、SNSで今回の走行会参加者を募集、たった1台やって来てくれたのが、JLサージグリーン・スカイワンタッチパワートップを駆る、生田目(なまため)勇之さん・恵子さんご夫妻&ココちゃんだったのだ。WARNウインチ、MOPARサスペンション、タイヤはジオランダーX-ATで、オフロードテイスト満点の生田目JL。走行前はフロントスタビライザーもOFFして、ヤル気も最高潮だ!

そしてオフロードエリアでは、計7台のJeepたちが思い思いのラインを攻める! コースは泥のモーグルがメインで、クルマを壊す心配なく、アクロバティックな走りを楽しめる。それがこのコースの魅力だ。中には免許取り立ての高校生と、まだ免許のない彼の友達を、ベテランがレクチャーするシーンも。和気あいあいのオフローディングに、コロナだなんだの日頃のストレスも吹っ飛んでいったのだった。

今回、オフロードコースを縦横無尽に走り回るJeepたちを見ていて、なんだかうれしくなった! やっぱりJeepに乗ったなら、こういう場所も走らないとね! もちろんアウトドアトランスポーターとして、あるいはインスタ映えする相棒として、Jeepはいろいろな使い方、乗り方ができる。これはちょっと、他のクルマにはありえないキャラクターだろう。オーナーが自由自在にそのクルマを扱うことができる。そう、Jeepはやっぱり、本当の意味でのフリーダムカーなのだ!

オフローディングに慣れた参加者たち。TJ、JK、JLと、装着タイヤにはある傾向が。全車マッド系のタイヤだったが、TJは255/85R16という大径細身のサイズ。いたずらに太くしていないのがポイントだ。JKは足まわりカスタムが進んでいた車両は39インチ、あるいは37インチを装着。39インチとなるとさすがに大迫力! それでも高速道路を普通に走っていた。そして2台のJL、おとなしめのJKは35インチ。35インチが、自分でタイヤ交換できる限界かな…。

今回の参加者の中には運転免許取り立て、あるいはまだ免許なし、あるいはオフロードに慣れていない……なんて方も。そんなメンバーに、ベテランJeeperがレクチャーするシーンもあちこちで見られた。もちろんクローズドなコースだからこそ。しかしATはともかく、MT車って扱うのが難しいね!

2021年は“オフロードキャンプ” というカタチで開催されたこのイベント。なんとその時、高校2年生だったシュンスケ君が免許を取って今年も参加! お父さんのTJを譲り受け、もういっぱしのオフローダーだ! ちなみにシュンスケ君の友達の新井君も、免許なしだがMTのJeepでオフロード初体験! さらにJKオーナーのトンペイさんも、息子のなお君(高1)に運転を教授。なお君、かなり乗れてて、早くも“オフロードにハマりそう” なんだって!

サージグリーンのラングラーJLを駆る生田目勇之さん・恵子さんご夫妻と、愛犬のココちゃんも走行会に参加してくれた! JLに乗って1年半ほど、オフロードコースや河原などで経験を積まれただけに、今回のコースも楽しそうに走っていたのが印象的。走行前はフロントのスタビライザーを外すなど、マニアックな準備も。「やっぱりJeepに乗っているからには、もっともっとオフロードも走ってみたいですね!」。またご一緒させてください!

生田目さんの愛車は限定車として販売されたサージグリーンのJLアンリミテッド、スカイワンタッチパワートップ。フロントはスミッティビルトのスチールバンパーにWARNウインチを装備、リヤもMOPARの北米仕様バンパーに交換してナンバーを移設、ヒッチメンバーも使えるようにしている。さらにMOPERの2インチアップサス(FOXショック)で走破性を強化。タイヤはジオランダーX-AT(35×12.5R17)をRAYSデイトナM9ホイールに組んでいる。

今回の会場となったのは、群馬県・北軽井沢にある「北軽井沢ナチュラルパーク」。スカイオートのホームグラウンドで、大自然の中のキャンプエリアに、オフロードも併設されているのだ。スカイオートのアウトドアイベント…というと、巨大なトラベルトレーラーや巨大なテント、などなど、まるでアウトドア・エンターテインメントな雰囲気に包まれるのだが、今回は悪天候が予想されたため、皆さんシンプルにJeepのみ、でやって来た。ちなみに参加の方々、Jeepはセカンドカーで、実はH1のオーナーでもある。いやはや、スケールでかいんですわ。

今回参加したJeepは、TJが2台、JKが3台、JLが2台の、計7台。オフロード指向の強いカスタムが施されているためか、どれもワイルドな存在感を見せている。タイヤは35、37インチは当たり前、39インチを装着するJKも!

走行前は空気圧を落とし、トラクション性能を確保。走行後、エア圧を指定圧に戻すため、「MAKITA」のエアコンプレッサーが大活躍していた!


SKYAUTO【スカイオート】

TEL:048-976-1235
https://www.skyauto.co.jp/

埼玉県越谷市を拠点に、全国のハマーH1オーナーの駆け込み寺的な存在になっているのが「スカイオート」。もちろんH1だけじゃなく、アメリカンSUV&ピックアップにもノウハウが深く、充実のピット、各メーカー用コンピュータ診断機などで、アメ車ライフをバックアップしてくれる。H1のオーナーズミーティングやJeepの走行会など、イベントも積極的に開催してくれるのだ。


TEXT:高坂義信

アメ車マガジン 2022年9月号掲載


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