グランドチェロキーの本国モデルなら、5.7L HEMIの左ハンドルが存在する!
既に日本国内正規ディーラーモデルとしても販売されている現行型グランドチェロキー。しかし、V8&左ハンドル信者からすると右ハンドルのV6ってところが悩みの種。そんなあなたに朗報。本国モデルなら、5.7L HEMIの左ハンドルが存在する!
正規ディーラーモデルとは異なる格上の豪華装備!
断然JEEP派
ライバルは欧州プレミアムSUV!と断言できる豪華装備!
THE NEW MODEL SHOW ROOM
JEEP GRAND CHEROKEE L SUMMIT RESERVE 4x4
3列シートを備え、サイズ感も大きくなった現行型グランドチェロキー。ワゴニア復活の話題が中心となり、あまりクローズアップされる機会に恵まれなかったが、実はこのグランドチェロキーこそ日本の道路事情にベストマッチすると言った声も多い。
一世代前まではアメリカンSUVの中では小ぶりなサイズで、国産SUVと並んでもサイズ的にはほぼ変わらない扱いやすいモデルだったが、エンジンはしっかりアメリカンSUV!
2000年にはハイパフォーマンスモデルのSRT8がデビューするなど、ボディサイズこそ国産SUVと同クラスではあるが、ドライビングフィールは立派なアメ車として何ら遜色のないモデルとしてファンを虜にした。しかし現在はその逆転現象が起こっている。フルモデルチェンジを果たしたグランドチェロキーは3列シートを備えた大型SUVに進化を遂げた。
その一方でディーラー車のエンジンはV6の3.6L一択。フルサイズSUV=V8の図式が頭の中にあるコアなアメ車ファンからしてみると、この構図は少々物足りないのが本音。
そんなあなたに猛烈プッシュしたいのが本国モデルのサミットリザーブだ。5.7L HEMIのV8を搭載する左ハンドルとなれば、他のフルサイズSUVから乗り変えても不満はないだろう。しかし本当のライバルはそこに非ず。
少し試乗したが、この車両にはエアサスが導入されており優雅な足捌きは欧州プレミアムSUVに匹敵する優雅な乗り味を堪能できる。また、国内モデルとは異なる木目基調のインテリアや専用ステッチがあしらわれるインテリアは、確実に格上の装い。2×3×2のLリミテッドもそそるが、個人的にはセカンドセパレートで大型コンソールを備えている方がグランドチェロキーのキャラクターにマッチしていてオススメ。アーバンガレージでは現在試乗車を用意しているので、ぜひ試乗して吟味してみて欲しい。
立ち上がりの付いた造型のセブンスロットグリルはどこか懐かしさを感じ取れる印象で、同クラスのデュランゴと比較してもその切れ長でモダンな表情は別格のオーラ。丸みを帯びつつもエッジを利かせた重厚感溢れるつくりだ。
ディーラー車はV6の3.6Lなのに対して、本国モデルのサミットリザーブは5.7L HEMIのV8エンジンを搭載。V6の8速ATでもパワートレインとしては充分ではあるが、アメリカンSUV黄金時代を知る者からするとやはりことはV8であって欲しいのが本音。走りの差は当然体感できるレベルで、ここ一番の時のトルクは別次元だ。
本国モデルなので左ハンドルってところも魅力だが、それを上回る魅力が専用ダイヤステッチのレザーシートや、アルカンターラの天井、そしてアメリカンSUV の元祖と呼ばれているワゴニアを思わせるウッド基調の装飾。デジタル主流の昨今だからこそ、装いはあくまでもモダン且つエレガントな雰囲気に徹している辺りもソソる!
シートレイアウトはLリミテッドがセカンド3人、最後尾2人の7人乗り仕様。撮影車両はセカンドシートが左右で独立する6人乗り仕様。ブレックレザーのほか、ベージュレザーインテリアの個体も現在ショールームにて展示中。室内空間の広さはフルサイズSUVと遜色のないレベルで、2列目、3列目と座面の高さが上がるので大人6人がゆったり乗れる作りだ。
10.1インチの大型タッチディスプレイのほか、助手席のダッシュ部分に多機能10.25 インチ液晶サブモニターを完備。またセンターコンソール部分にはUSB ポートやHDMIを標準装備。アップルカープレイやアンドロイドオートも対応。スマートで直感的な操作を可能とするロータリーシフトはジープブランドとしては初採用。
URBAN GARAGE【アーバンガレージ】
TEL:072-638-5579
URL:https://www.ug-g.com/
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2022年9月号掲載
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