長年乗りたかったアメ車に毎日仕事で乗れる幸せ!

バン

フォード

アメマガ2022年8月号

米国的商用車のススメ

E450

E450スクールバス

シークカーセールス

愛知県

幼い頃からアメ車が大好きで、一時期はクルマ屋さんで働いた事もある福本さん。現在は飲食店に勤務するが、そこで使用するキッチンカーはE-450 をベースにしたキッチンカーだった!

アメ車のキッチンカー、これぞ自分の天職です!

米国的商用車のススメ


長年乗りたかったアメ車に毎日仕事で乗れる幸せ!

「いつかアメ車に乗りたい! そしたら棚ボタというか、こんな巡り合わせになるとは…」。そう語る福本さんは、豊田市で様々な飲食店を展開する会社に勤務する。「以前は台湾の焼肉店で働いていたこともありますが、キッチンカーの飲食店を開業したいと思い日本に帰国。3年ほど工場勤務していましたが、自分の希望する仕事はないか飲食関係の求人に登録したら『ご希望100%の仕事です!』と紹介されたのが、今働いているLUANAだったんです」と福本さんは語る。

そんな彼の仕事場は、E-450ベースのスクールバスを改装したもの。輸入や施工は、最近アメ車の中でもとくにスクールバスの販売を積極的に行っているSEEKカーセールス。「数年前から話を頂いていて、2022年の2月にやっと1号車が完成したところです。まさにそのタイミングで福本さんが入社し、ほぼ専属ドライバーというか店長? に就任されましたね」と、SEEKの佐々木社長は語る。

 

厨房の中に入らせていただくと、明らかに広い! これまで何台かスクールバスやキッチンカーを見てきたが、取り回しは大変かもしれないが、キッチンスペースが広いに越したことはない。多い時ではスタッフ3人で営業することもあるので、作業スペースというべき車内の広さは重要なポイントだそうだ。メインメニューはアメリカンバーガーで、とくにオススメなのはソフトシェルクラブが丸ごと入ったハンバーガーに、黒毛和牛100%のビーフバーガーとのこと。また、タイミングが合えば裏メニュー的なバーガーを出すこともあるそうだ。

 

ちなみに福本さん、E-450のステアリングを握ってまだ3カ月ほどだが、早くもこのキッチンカーを自分に譲ってもらうよう社長に直談判中だとか。いつかきっと、いや必ず自分の物にしたいと思っているので、今から非常にキレイに丁寧に扱い、非常に大きいけれど月に1回は必ず洗車をするそうだ。

 

クルマが変わるとライフスタイルが変わるとはよく言うが、福本さんの場合は仕事とプライベートの両方で、見事夢を叶えたと言えるだろう。もちろん運だけでなく、願い続けることで、その縁を自分の手元に手繰りたに違いない。

今まで見てきたスクールバスと違い、車内を美しくリフレッシュ。一般的な飲食店と違いお客さんが中に入ることはないが「清潔感は重要ですね」とSEEK佐々木社長は語る。ちなみにハンバーガーに使用するバンズは特注でLUANAの焼印入り。SEEKではこれまで何台もキッチンカーを製作しているが、1台1台リクエストが違うそうだ。「大量生産はできないですが、車両を製作していて楽しいですね」とも語る。

取材の合間に福本さんが作ってくれたアボカドビーフバーガー(左)と、ソフトシェルクラブバーガー(右)。筆者はアボカドを頂いたが、非常にボリューミーで、ビーフがジューシー。だからと言ってしつこさはなく、もう1個食べたくなるほど。豊田市や名古屋など、愛知県を全般で営業中なので、見かけたらぜひ一度ご賞味あれ!


FORD E-450 SCHOOL BUS

鮮やかな山吹色がスクールバスのトレードマーク。長年の汚れをしっかり磨き、美しさを取り戻しているのもSEEKのコダワリ。発電機を接続できるよう、ソケットなどを追加している。

E-450ゆえに、ホイールは8穴を採用。フロントはダブルウィッシュボーン式コイルで、リアはリーフリジッドを採用。なお、リアタイヤはダブルタイヤとなる。取り回しは、かなり難しいが日に日に上達するとか。

ボディメイクはコリンズ社。エンジンは7.3Lのディーゼルを搭載しており、6mオーバーの車体を苦もなく走らせることが可能。ただしブレーキはやや甘さがあるので、細心の注意を払って運転するとも。

運転席周りはエコノラインそのまんまと言うべきスタイル。スクールバスに付き物の手動式のドアノブに福本さんは「何回やっても楽しいですよ」と語る。


LUANA FOOD TRUCK SERVICE

Instagram @luana _ _ kitchencar
USER : AKITO FUKUMOTO


THANKS:SEEK CAR SALES

TEL:0564-26-7882
https://carshop.aichi.jp


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2022年8月号掲載


関連記事

RELATED


フルリノベーションでスクールバスを第二の部屋に

内装ドンガラ状態のスクールバスを手に入れ、1年半の月日をかけてコツコツと仕上げたオリジナルキャンパーバス。そこには市販車じゃ不可能な3兄弟が快適に寛げるギミックが満載! まるで動く子供部屋!!

JEEPを駆逐するためのFORDの刺客それがブロンコに課せられた使命!

悍馬(かんば:あばれ馬と言う意味)と言う名を授けられ、1966年に登場した初代ブロンコ。当初からJEEPのライバルとして誕生しており、今回復活した6代目には、明らかにそのDNAが受け継がれている。

VW TYPEⅡの対抗馬に相応しいCalでVintageなルックスを継承【フォードエコノライン】

61年にファルコンをベースに誕生した初代エコノラインは、エンジンを床下にレイアウトしたキャブオーバーワンボックスバン。当時のVWタイプⅡに対抗すべくリリースされたとの噂。その二代目となるのが68年よりモデルチェンジを果たしたこちらの個体だ。

黄色のカマロには興味なし一目惚れしたのは悪役マスタング

小学生の頃に見た映画「トランスフォーマー」。誰もが黄色のカマロに夢中になる中、オーナーさんは悪役のポリスカー・マスタングに目を輝かせた。そして19才で憧れのマスタングの購入を果たすのだが、徐々に芽生えてきたのがV8サウンドとモアパワーだった。

【ウイングオート】ベース車選びからカスタムまでマスタングのすべてを託せるお店

半世紀以上にわたり世界中で愛され続けるマスタング。フォードの顔と言うよりも、アメ車を代表するクルマと言える。ウイングオートではフォードのグローバルサブディーラであるが、もっと走りを楽しめるように様々なカスタマイズにも対応する。

 

最新記事


2024/10/18

アメリカンって何?そんな僕たちがオープンハウスで一目惚れ

HOUSE

地元の友人がアメリカンな住宅を建てる。話だけを聞くとカッコイイと思うけど、そもそも「アメリカンって何?」。そんな半信半疑のオーナーさん夫婦が、ジェネラルアメリカンホームのオープンハウスに行ったらアメリカン住宅に一目惚れ。僕たちもこんな住宅に住みたい!

2024/10/17

オリジナルマフラーエンドを続々製作しお好みの姿と音を提案!【ピットインアクツ】

ボディワーク

ショップ

個性的なアストロカスタムで、アストロファンにはお馴染みのピットインアクツ。しかし近頃は、アストロ以外のアメ車も増えている。その来店の多くはマフラー交換だ。

2024/10/16

【1994 シボレー シェビーバン10】愛らしいボディカラーは、アウトドアによく似合う!

バン

シボレー

スクエアなデザインや、アストロよりも大きなボディサイズのお陰で、様々なトランスポーターとして活用されるシェビーバン。元々ビジネス用として考えられているため、車内からの視界は最小限。でも見方を変えれば、様々なキャンプギアを余裕で積み込めると言えそうだ。

2024/10/15

コンディションの高さは折り紙付き特別なカマロIROC-Z

クーペ

シボレー

90年代の車両を中心に高品質の車両を扱うガレージジョーカー。近頃入庫したのは、10年前に新車状態に仕上げ販売した89年カマロ・IROC-Zの買い取り車。オーナーが大事に保管していたこともあり、状態は驚くほどハイレベルだ。

ランキング


2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2024/10/17

オリジナルマフラーエンドを続々製作しお好みの姿と音を提案!【ピットインアクツ】

ボディワーク

ショップ

個性的なアストロカスタムで、アストロファンにはお馴染みのピットインアクツ。しかし近頃は、アストロ以外のアメ車も増えている。その来店の多くはマフラー交換だ。

2024/10/16

【1994 シボレー シェビーバン10】愛らしいボディカラーは、アウトドアによく似合う!

バン

シボレー

スクエアなデザインや、アストロよりも大きなボディサイズのお陰で、様々なトランスポーターとして活用されるシェビーバン。元々ビジネス用として考えられているため、車内からの視界は最小限。でも見方を変えれば、様々なキャンプギアを余裕で積み込めると言えそうだ。

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】