夫婦の思いが詰まった理想の住宅は趣味を一番に優先

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アメマガ2022年7月号

ジェネラルアメリカンホーム

アメリカンハウス

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Let's AMERICAN HOME

結婚を機に、漠然と戸建てのマイホームを検討していた齋藤さん夫婦。しかし金額的な現実を知り一度は諦めたが、友人が建てた住宅を見て一念発起。設計は夫婦の趣味を優先してデザインされ、自分たちだけの理想の住宅が完成した。

夫婦の思いが詰まった理想の住宅は趣味を一番に優先

Let’s AMERICAN HOME


ガレージ以外の間取りはジェネラルアメリカンホームにお任せ

初めに断っておくと、今回訪問した齋藤さんはアメ車に乗っていない。物心が付いたころから日産車を愛し、フェアレディZしか愛車にしたことがない生粋の日産党。「父もずっとZに乗っているので、産まれる前からZを好きになる運命だったのかもしれません(笑)」。ここまで言われれば、「アメ車を買う予定は?」の質問は愚問というもの。

ただ、タイヤが付く物は大好物で、おじいちゃんがハーレー乗りだったこともあり、アメ車も全く興味が無いわけでもない。しかし「奥さんが欲しいと言えば検討しますが…」にとどまり、その奥様も「軽自動車以上の大きなクルマを運転したことがない」と言うことで、齋藤さん自慢のガレージにはアメ車が止まることはなさそうだ…。因みに齋藤さん、日産党ながら愛知県にある某メーカーの車体を製造する職に就いている。「最初は日産の工場で働きたかったけど、流れてくるパーツがお宝に見えて仕事にならないでしょうね」。

 

これほどまでにクルマを愛する齋藤さんだけに、マイホーム計画で中心に考えたのはガレージだ。ただ当初は、マイホームも漠然とした思いがあっただけで、絶対に建てるという思いはなく「家を建てるって幾らぐらいするの?」と、興味本位でTVCMで見た大手ハウスメーカーを訪問。そこで齋藤さんは、大切な愛車を保管するインガレージをメインにした戸建てを相談。すると出された金額は驚くような高額で、インガレージ自体も否定的な意見を言われる始末。結果的に「理想の家を建てるって、そんなもんなんだ」と、家を建てることを諦めてしまう。

 

そんな折、クルマ好きの友人がマイホームを建ててオープンハウスを開催すると聞き夫婦で参加。そこで見た住宅は、クルマ好きが憧れる広いインガレージを備えた輸入住宅。ガレージに止まる友人のクルマを見た瞬間に、齋藤さんが目を輝かせたのは言うまでもない。

一方、違う意味で同じように目を輝かせていたのが奥様だ。実は奥様の趣味は「ドール」。ドール制作、服飾、撮影などを行ない、好きな世界観は海外にある住宅が舞台。その海外にある住宅を目の前にして、目を輝かせていたのだ。まさに夫婦共に憧れの住宅。「俺もこんな家に住みたい」。友人に聞くと、設計・デザインしたのはジェネラルアメリカンホームというハウスメーカー。「正直、聞いたことがないハウスメーカー。でも友人は、この家を含めて親類で3軒も建てているし、こっそり家の金額を聞いたら、頑張ればなんとかなりそうな金額。代表の杉山さんとお話したら、本当に自分たちが好きな家を建てようと言われ、その場で建築をお願いしました」。

 

齋藤さんの、マイホーム計画の第一歩は土地探し。ここでも齋藤さんのクルマ事情が優先され、夜な夜なガレージにこもってクルマイジリができること、自分の愛車も含め訪れる友人のクルマが「うるさい」ことを考慮して、住宅街から離れたエリアを物色。見つけた土地は会社から遠く通勤時間は長くなるが、クルマ好きの齋藤さんにとって、その道中もドライブの一環なのでまったく問題なし。

2021年1月に完成した150坪の土地に建つ齋藤さん邸は、2階建ての3LDK。設計素案から中心に考えたのは、2台を止められるスペースを持つインガレージ。そしてそのガレージを、ダイニングやリビングから一望できる全面ガラス張りを要望したが、さすがに構造上無理と説得され、廊下・ダイニング・リビングに分かれた3面ガラスを取り入れる。

また、床の高さを少しでもクルマの目線にしたい要望も出し、リビングだけは低く設計されている。奥様の要望は趣味の部屋で、部屋の壁の一部をくぼませて出来た空間にベッドを設置するアルコーヴベッド構造。

 

他に暖炉も憧れていたが、維持のデメリットも教えられ断念。だが、ダミー暖炉、ダミー煙突などをジェネラルに提案してもらい取り入れる。「僕たちの色んなワガママを真剣に考えてくれて、無理なものも完全に無理とは言わず『だったらコレはどう?』とか対案を出してくれる。途中でデザイン変更とかもやってくれて、本当にありがたかったですね」。

 

お互いの趣味を優先してデザインされた齋藤さん邸。それについて奥様は「人それぞれ考え方があるかと思いますが、私は没頭できる趣味があることを誇りに思います。たった一度の人生ですから、お互いに好きなことを楽しめる家にしたかったんです。でもだからと言って、リビングも潰してガレージにしたいと言われた時は、さすがに全力で反対しました」と笑う。

 

当初、クルマ好きの齋藤さんに押し切られ建築された住宅だと思っていたが、齋藤さん邸は2人の思いが詰まった理想の住宅。そんな特別な住宅も、ジェネラルアメリカンホームなら叶えられる。

土地は150坪で2階建て3LDKの齋藤さん邸。ジェネラルならではのラップサイディング構造で、特徴は2つある煙突。実は2つともダミーだ。

たった一度の人生だから好きなことを楽しめる家にしたい

インテリアのデザインは基本的にジェネラルにお任せ。リビングがダイニングと比べて低い設計になっているのは、ガレージに止まるクルマと目線を少しでも合わせたい齋藤さんの要望だ。廊下にも大きな窓を設置し、少しでもクルマを見られるようになっている。

ソファに座るのは、ドライビングシミュレーションゲームをする時か、ガレージに止まる愛車を眺める時だけという齋藤さん。もちろんクルマを止める向きは、フロントをリビング側にするのは言うまでもない。

奥様の要望の一つが暖炉だったが、維持の大変さを知り断念。だがジェネラルが、ダミー暖炉を置けるスペースと、壁にレンガ張りの段差を付けたことで煙突のようなデザインに仕上がった。屋根に設置したダミー煙突はこのデザインから派生している。

奥様の趣味であるドールのコレクションの一部は、部屋の各所に並べられている。その多くは奥様の趣味部屋に飾られているが、聖域であるため撮影は不可。お互いの趣味を尊重し理解し合える2人は、まさにお似合いの夫婦だ。

クルマ好き一家に生まれ、自宅にガレージがあるのが当たり前だった齋藤さん。マイホーム設計ではガレージを一番に優先し、リビングなどは後から付け足していく作業だったとか。こだわったのは、2台止められる広いスペースと、家の中からガレージを見られる大きな窓。当初は壁を全面ガラス張りにすることを要望したが、木造構造では無理だったため、出来る限り大きな窓をはめ込んでもらったようだ。

父が熱烈なフェアレディZ愛好者で、齋藤さんも産まれる前から(?)熱狂的なZ好き。愛車は2018年型ニッサン・フェアレディZ・ヘリテージエディション。Zと共にガレージに並ぶのは、奥様が乗る予定の1991年型ニッサン・フィガロ。当時抽選でしか販売しなかった幻のクルマ。奥様が昔から「可愛いクルマ」と気になっていたクルマで、奥様が責任持って所有することを条件に齋藤さんが入手。齋藤さん的には、楽しい1/1オモチャが増えた形だ。

OWNER:齋藤さん


General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】

所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp


Photo&Text:相馬一丈

アメ車マガジン 2022年7月号掲載


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