-フリースタイルで行こう- #24 なぜかグリーンが好きなのです…。

コラム

アメマガ2022年6月号

フリースタイルで行こう

#24 なぜかグリーンが好きなのです…。

-フリースタイルで行こう-


-フリースタイルで行こう-
#24 なぜかグリーンが好きなのです…。

幼少期に近所のセレブリティさんからお下がりで頂いたライムグリーンの舶来品ジーンズがとにかくお気に入りで、グリーン好きを認識! スーパーカー、ホットウィール、プラスチック製品、フランケンシュタインなどのライムグリーンに刺激を受けながら、グリーン全般がフェイバリットカラーなのであります。

Moparマッスルのオプションカラーとして有名な“ハイインパクトカラー” のライムグリーンに萌える!!

好きな色を聞かれて即答できますか? 自分の場合は、とにかく「グリーン」だったりします。身近な人でもフェイバリットカラーが何色なのか? だったりしますが、どうやら、それほど親しくない人にも自分が「グリーン好き」という事は認識されている模様。とにかくグリーン系が全般的に好きなのですが、中でも彩度の高いキャッチーなライムグリーンには敏感に反応します。しかし、一般的な製品のカラーバリエーションにおいてライムグリーンはなかなか採用されないので、どちらかというと不人気なのかも…?

 

細かいことをいうと、ライムグリーンでも彩度が低い優しい感じではなく、発色の良いネオン調がお気に入りなので、なかなか希望に沿う色調が採用されなくて残念。

 

アメ車では、1970~1971年型のMoparマッスルのオプションカラーとして有名な「ハイインパクトカラー」のライムグリーンが理想。同時期のランボルギーニなどのスーパーカーやポルシェでも同様のライムグリーンが採用されていました。スーパーカーブームの真っ只中の当時、聖地的存在のSSSAことシーサイドモータースが運営するガソリンスタンドが近所にあリまして、毎日のように入り浸っていたのですが、そこで当たり前のように見れるライムグリーンのクルマ達がとにかくカッコ良かったのです!

 

同時期に、ご近所のセレブのファミリーからお下がりで頂いた舶来ジーンズ(多分ヨーロッパ・リーバイス) が同等のライムグリーンだったこともあり、猛烈に気に入ったのです。その時点で自分がグリーン好きだと認識。実車のトレンドをタイムリーに反映するホットウィールにも好みのライムグリーンが多く採用され、国内向けに「ミニカ」として流通していたので身近な存在でした。その他でも、70年代では様々なところでライムグリーンが採用されていたので、自然と擦り込まれた感じ。

 

50年代のトレンドをモダンにアップデートするスタイルが主流となる80年代では、ネオン調の魅力的なグリーンがメジャーに。ホットロッドの世界ではムーブメントになったプロストリートのフルカラーペイントでネオングリーンをまとったクールな個体に憧れたり。ミニトラックやキャルルックのVWなどでもライムグリーンは採用されたので、自分にとってライムグリーンは、大好きなプリマスや80年代カリフォルニアカスタムと直結したイメージ。

 

90年代ではiMacの世界的ヒットによって、トランスルーセント(光を通す半透明)を取り入れた製品が定番化。以降日用品を含めてトランスルーセントによるライムの採用率が高まった感じ。とはいえ、日用品やファッションなどでお気に入りのライムグリーンの物はわずか…。

 

その点ホットウィールにはグリーンが無数に存在するのです。微妙なトーンの違いや、差し色としてグラフィックなどに採用するパターン、そしてトランスルーセントまで魅力的なグリーンの宝庫!9×12段のアクリルケースをグリーン専用にしているのですが、12段階の綺麗なグラデーションにするのが目標! ちょっとしたトーンの違いでも、並べてみると気になったり、希望するバリエーションが入手困難だったり、色が揃うと今度は車種も揃えたくなったりと、キリがない! この先もグリーン好き、ホットウィール好きは変わる事はないので、一生楽しめることでしょう。


Super Rigs & Hi-Tech Missile/X-Trayn 2018

iMacのヒットでトランスルーセントは一つのスタイルとして定着した感じ。以降日用品をはじめホットウィールでもやたらとラインナップ!! 中でもこんな感じの未来的なコンセプトカーは、アートピースとして魅力的!

Pontiac Fiero 2M4/Metal Flake Paint 1992

フィエロは本気で実車が欲しいお気に入りの車種で初代のノッチバックという点でも魅力。これはホットウィールの新たな試みとしてリリースしたグリッターペイントのシリーズ。

Auto Hauler/Truck co 1982

ビッグリグ専用のシリーズにラインナップしたケンワース。ここでもグリーンは希少なバリエーションだったり! よりスケールが近いホットイォールのマイクロサイズをグリーンに塗装して積載しています。

Cab Cruncher/Crack-Ups 1987

衝撃を与えると部品が回転することで事故車状態になるギミックを持つ“クラックアップス”。中でもこのトラックは激レア。こんなTOYが大好物なんです。

'41 Willys/1:50 Custom Classics 2008

ホットロッドのアイコン、ウィリスは様々なシリーズでモデル化。実車的な仕上がりがいい感じ。残念ながらピックアップのリリースは無し。

Rodger Dodger HW Collectors.com 2001

コレクター専用のオンライン限定モデルとして5000台でリリースされたオレンジに対して、1500台だけリリースされたレアなグリーン!! 好きな車種だしグリーンだしで大枚はたいて入手!

’38 Ford Cabover Tow Truck/ Elwoody Custom Cars 1997

リアルな造りで国内では大人気となった大人向けのシリーズ。ホットウィールチーフデザイナーにして生粋のロッダー、L・ウッド氏自身が実車でカスタムしたCOEの理想型。

’85 Honda City Turbo II/Basic Cars 2020
Custom ’72 Chevy Luv/Basic Cars 2019
'74 Chevrolet Vega Pro Stock/Flying Customs 2013
1976 Chevrolet Chevette/Cool Classics 2014

特にお気に入りな近年のグリーン物。色調ではホンダCityのライムが理想! 他の3台は共通してChevy。車種以上にアレンジされたプロポーションの良さが最高!!

’70 Cuda/Park 'N Plates Avon Promo1998
’70 Cuda/Mopar Performance Parts 2004

同じキャストでコンバーチブルとクーペが存在する70クーダの中で一番好きな仕様のグリーン。AVON化粧品のプロモ品はライセンスプレートもグリーンで最高!

Carabo/Flying Colors 1974
Ice 'T'/Flying Colors 1974
Show Hoss II/Flying Colors 1977
Spoiler Sport/Flying Colors 1977
A-OK/Flying Colors 1978

74~78年にわたってラインナップしたフライングカラーズでは、同じ塗料によるライムのバリエーションが大量に存在。車種的にも魅力的で全部欲しいけど、激レアな高額品も少なくないので…。

71 Dodge Challenger/1:50 G-machnes 2007
70 Hemi Cuda / 1:50 G-machnes 2007

ウィリスと同じく1:50スケールのプロツーリング系シリーズ。映画『ワイルドスピード』の劇中車でお馴染みのピュアビジョンが監修してたり、グリーンのMoparが他にもあって無視できない存在。


★石橋秀樹:アメリカンホビーショップ「ホットワイヤー」の店主であり、フリーペーパー「イグナイト」の編集人、そしてアメ車マガジンでもライターを行なうなど、アメカルに関する偉人(変人)である。人生は肩ひじはらずに「フリースタイル」なのが信条。


アメ車マガジン 2022年6月号掲載


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