発展の可能性を秘めるパシフィカは今後も注目!?

SUV

クライスラー

アメマガ2022年5月号

パシフィカ

アズールモータリング アメ車SHOWROOM

MOPAR LOVE

愛知県

SKY FORGED

ZERODESIGN

最先端を走るアズールモータリング・アメリカンショールームだけに、カスタムベースはトレンドモデルと思われがちだが、実は今、在庫車にカスタムされている面白いモデルが販売中だ。それが現行のクライスラー・パシフィカ。オリジナルホイール「SKYフォージド」を履いた、日本で唯一のカスタムモデル!?

素材を選ばず映える姿へAZRだからできるフィニッシュ

MOPAR LOVE!!! 愛して止まないモパーの魅力


2019 Chrysler Pacifica

恐らく日本で唯一の現行パシフィカカスタム

アメ車カスタム業界で、最先端を走るショップとして常に名前が挙がるのが、愛知県にあるアズールモータリング・アメリカンショールームだ。ノーマルですら日本で見かけなかった新型のキャデラック・エスカレードやシボレー・C8コルベットを、どこよりも速く導入し、同ショップのオリジナルカスタムブランド「ZERO DESIGN」でフルコンプリートキットを発表するなど、カスタムの行動力はとにかく速い。

「ZERO DESIGN」には派手なイメージを持つオーナーもいるだろうが、コンセプトは「純正オプションにあるボディキット」であり、過度なデザインにはなっていない。さらに言えば、ボディ加工不要で車検にも対応している。

 

今回のクライスラー・パシフィカは、そのZERO DESIGNを装着しているわけではないが、アズールモータリングが送り出すホイールブランド「SKY FORGED」を装着する、日本でたった一台の現行パシフィカのカスタムモデルだ。車両のチョイスも斬新だが、これをしっかり「魅せる」姿に変えて、オンリーワンの存在にするのがアズールモータリングだ。

現行のアメ車で数少ないスライドドア装備

所有しているオーナーには申し訳ないが、クライスラー・パシフカは日本ではかなりマイナーモデルだ。仮にパシフィカを知っていいるとしても、恐らく初代モデルを思い浮かべるのがほとんどかもしれない。トヨタ・ハリアーに似ているのが初代で、17年にフルモデルチェンジしたのが、撮影車両の新型パシフィカだ。大きさや仕様から、トヨタ・シエナが直接のライバルになっている。シエナを検討するなら、パシフィカも候補に挙げても面白いかもしれない。

 

大手中古車サイトで、現行パシフィカを検索すると、出てくるのはAZRアメリカンショールームによってカスタムされたこの一台のみ。車両の希少性とカスタムが相まって、誰よりも目立つことは間違いない。

ベースとなるのは、19年型パシフィカ・リミテッド。ボディカラーは純正のオーシャンブルー。そのボディに合わせ装着するブルーのホイールは、SKY FORGED S221・22インチ。同ショップのオリジナルホイールだけに、こうした特注カラーやサイズなど細かいオーダーが可能となる。さらにここにエアフォース・エアサスを搭載し、ギュッと車高を下げることにより見た目の印象は大きく変化。マフラーはワンオフとなる。

 

このままでも十分見応えはあるが、さらなる味付けの可能性も秘められている今回のパシフィカ。気になる価格は548万円だ。

オールペンしているように思えるボディカラーだが、純正色のオーシャンブルー。アズールモータリングのイメージカラーであるブルーということも、入庫する決め手になった…かもしれない。マフラーはワンオフとなっている。

ホイールは、アズールモータリングのオリジナルホイールSKY FORGED・S221・22インチを装着。カラーは特注のブルー。SKYフォージドは、PCDやカラーなどをオーダーできるため、例えパシフィカのようなレアモデルでも組み込むことができる。

エアフォースエアサスを搭載し、タンクなどのシステムは2列目シート下に収納されている。

2017年にフルモデルチェンジしたパシフィカ。アメ車ミニバンとして、初のPHEVが設定されたモデルだ。上級グレードのリミテッドで快適装備も充実。2列目キャプテンシートの7人乗り。両側スライドドア、パノラマサンルーフなど、カスタム抜きで車両を見ても面白い存在。走行距離は約3万km。


Thanks:AZZURRE MOTORING アメリカンショールーム

TEL:0562-95-1118
http://azzurre-motoring.com
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2022年5月号掲載

関連記事

RELATED


アメ車をカスタムするのとはまた違った個性でライバルと差を付けるのもありだ。

2020y Dodge Charger GT
2020y Dodge Challenger
2020y Chrysler 300S

ラムチャージャーはブロンコ、ブレイザーに並ぶダッジ・ラムベースのフルサイズSUV。

ラムチャージャーはブロンコ、ブレイザーに並ぶダッジ・ラムベースのフルサイズSUV。ピックアップトラックに対してホイールベースを9インチ短縮したADプラットフォームによるフリップアップリアゲートを特徴とするバンタイプなのだ。

カスタムの楽しさを残すAZRの新提案【ジープグラディエーター】

2020 JEEP GLADIATOR SPORT S

グリルの形状がシャープなフェイスのグランドチェロキーSRT

お子さんの誕生を機に愛車の見直しを余儀なくされるケースは多い。しかし、何もかも我慢を強いられて耐えるだけが美学ではない。むしろ家族も本人も満足できる選択肢こそ最良。その成功例を徹底リポート!

1年間の限定だが、デュランゴにもヘルキャットが登場!

2015年に登場した、究極のチャレンジャー「ヘルキャット」。デビュー当初はチャレンジャーだけの称号と思われていたが、その後チャージャーにもヘルキャットが出現。そして1年間の限定だが、デュランゴにもヘルキャットが登場し、日本に上陸した!

 

最新記事


2025/03/31

究極の高速オフロード性能とパフォーマンスを実現した「グラディエーター・モハベ」

SUV

ジープ

アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。その系譜は脈々と受け継がれ、最新モデルの進化の度合は凄まじいなか、オートギャラリー東京にジープ・グラディエーターが入庫。しかも砂漠やダート走行に特化した「MOJAVE(モハベ)」だ。

2025/03/29

【シボレー タホ】バンに乗りたかったのが一変、SUVを選択してカスタム

SUV

シボレー

アメ車に乗りたいと思うキッカケとしてはいくつかあるが、映画を見て影響を受けたという人は多い。紹介するタホのオーナーさんもそう。当初は劇中で使用されているバンにこころを奪われていたものの、SUVの良さにも惹かれてタホをセレクト。

2025/03/28

GMT400ラバーズが集う宴も2024年で10周年!【第10回全国C/K15祭り in 富士】

イベントレポート

シボレー&GMCのC/Kシリーズの中でも、GMT400プラットフォームベースの4thジェネレーション愛好家で構成される「シェビーC/K15オールドフェイスクラブ」による、毎年恒例の全国祭りが2024年も開催された!

2025/03/26

本国ドリフトシーンのトレンドを5世代目のマスタングでアレンジ!

クーペ

フォード

ホイール

ドリフトシーンのトレンドホイールであるRTRを第5世代マスタングにセットアップ!ネオクラシック×ドリフトスタイルで魅せる斬新なスタイリングに迫る!

ランキング


2025/03/29

【シボレー タホ】バンに乗りたかったのが一変、SUVを選択してカスタム

SUV

シボレー

アメ車に乗りたいと思うキッカケとしてはいくつかあるが、映画を見て影響を受けたという人は多い。紹介するタホのオーナーさんもそう。当初は劇中で使用されているバンにこころを奪われていたものの、SUVの良さにも惹かれてタホをセレクト。

2025/03/28

GMT400ラバーズが集う宴も2024年で10周年!【第10回全国C/K15祭り in 富士】

イベントレポート

シボレー&GMCのC/Kシリーズの中でも、GMT400プラットフォームベースの4thジェネレーション愛好家で構成される「シェビーC/K15オールドフェイスクラブ」による、毎年恒例の全国祭りが2024年も開催された!

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2021/10/13

ライバル達が生産終了するなかエクスプレスは今も現役販売される

バン

シボレー

2017 Chevrolet Express 2500 LONG EXPLORER CONVERSION