大人の夢が詰まった秘密基地、ここからギアを生み出す!【アイアンクラフト】

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サバーバン

バラクーダ

アメマガ2021年7月号

FOREST RIVER WILDWOOD X-LITE

アメ車と楽しめ「ソト遊び」

バラクーダ クーガ

1990 GMC SUBURBAN
1970PLUMOUTHBARRACUDA'CUDA340
FOREST RIVER WILDWOOD X-LITE

GO! GO! OUTDOORS!! アメ車と楽しめ「ソト遊び」 PLAY FOR THE SHEER JOY OF OUTDOOR


1990 GMC SUBURBAN /1970 PLUMOUTH BARRACUDA 'CUDA340 / FOREST RIVER WILDWOOD X-LITE

仕事と遊びを隔てることなく楽しむそれが人生を謳歌することに繋がる

これまでにアメ車好きを数多く紹介してきたが、ここに紹介する黒田さんほど数多くのアメ車歴を誇る人はそう多くない。さらには自身で設計、製造、販売まで手掛けるアウトドアギアを取り扱っているというのもほかにはいない。

大人の夢が詰まった秘密基地、ここからギアを生み出す!

ここに紹介する黒田さんと筆者が初めてお会いしたのは、2017年6月に山梨県早川オートキャンプ場で開催されたフェイスブックグループ「アメ車でキャンプ!」の第1回ミーティングだった。主催者から相談を受けて、日程や場所の段取りをしたことに懐かしさを覚える。わずか4年前だというのに。

 

当時、黒田さんは以前所有していた、87年型シボレー・ブレイザーで参加するとともに、サイトにはアイアンフレームのキャンプギアを並べていたことで、筆者はその光景を見て「お洒落キャンパーだなぁ」と思った。しかしよくよく話を伺うと、アイアンクラフトというブランドでキャンプギアの製作・販売を行なっていると聞き、改めてその製品を見させてもらったのだが、何とも言えない無骨なスタイルが男心をくすぐり、当日参加していた人たちも興味津々で見ていたことが思い出される。

 

それからというもの、アメ車でキャンプ!のミーティングはもちろんのこと、世代は異なれど同じC/K乗りとして、C/Kを主としたミーティング「C/Kキャンプ」などで共にキャンプしていたのだが、このコロナ禍で各イベントは中止を余儀なくされたことでお会いする機会がなかったのだが、今回アウトドアをメインとした企画を特集することとなり、黒田さんに声を掛けさせてもらった次第。

 

というわけで、いざ黒田さんの仕事場へ伺ってみると、敷地には90年型GMC・サバーバン、70年型プリマス・バラクーダ〝クーダ340〟、さらにこの2台だけでなく、2020年の夏に購入したというフォレストリバー製のキャンピングトレーラーが並び、まさに好きな物が詰まった雰囲気。ちなみに黒田さんがアメ車に興味を抱くようになったのは小学生の頃で、親戚の叔父さんがマーキュリー・クーガーXR7を所有していたため、その助手席に乗せてもらったことが始まり。その後はテレビや映画などからも影響を受け、18歳で初めて所有したのは84年型ビュイック・パークアベニュー。それからは89年型カマロ、80年型コルベット、78年型トランザム、71年型チャレンジャー、74年型ダート、68年型エルカミーノ、66年型ベルベディア、69年型シェベルなどなど、このほかにもまだあるのだが、乗り継いできた数は相当。一番多い時で7台を同時に所有していたこともあったとか。

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これまでの系統としてはスポーティなジャンルが多かったのだが、2014年からアイアンクラフトを手掛けたことでSUVにも興味を抱き、ブレイザーを経て、現在所有するサバーバンへと辿り着いている。そもそもアイアンクラフトを始めることとなったキッカケだが、現在ともに運営するキャンプ好きの山内さんがイメージしたギアの製作を黒田さんに依頼したことが事の始まり。そこからは共にアイデアを出し合いながらギアを生み出し、製品の名前をインスタグラムで公募して付けたりといった経緯を辿り、現在では各メディアでも紹介されたことで、知名度を飛躍的に高めている。黒田さんは「さあ、人生を遊ぼう」をテーマに掲げ、仕事と遊びを隔てることなく本気で取り組むことをモットーに、アメ車とソト遊びを楽しむことだろう。

1990 GMC SUBURBAN

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以前所有していた1985年型K5ブレイザーから3年前に1990年型GMC・サバーバンへと乗り換えて現在に至る。乗り換えたキッカケは「アメ車でキャンプ!」で参加者が乗ってきたサバーバンを目にしたこと。ライトブルー×ホワイトのコンビネーションが実に爽やか!

1970 PLUMOUTH BARRACUDA 'CUDA340

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これまでに数多くのビンテージモデルを所有してきたなかでも、とくに黒田さんが惚れ込んで手に入れたのが1970年型プリマス・バラクーダ’クーダ。バラクーダのなかでも70 年型は人気が高く、しかもハイパフォーマンス仕様の「クーダ」。古いモデルであろうと普段使いすることが大前提ということで、休日には息子さんを横に乗せてドライブに出掛けている。

FOREST RIVER WILDWOOD X-LITE

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以前からキャンピングトレーラーに興味を抱いていた黒田さん。2017年に開催された「アメ車でキャンプ!」ミーティングに参加した際、サバーバンでトレーラーを牽引していた参加者の影響を受け、昨年の夏に購入したのがフォレストリバー社のワイルドウッドX-LITE。しかし「ちょっと大き過ぎたかなぁ?」と言っていただけに、次にお会いする時には変わっているかもしれない。

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黒田憲一さん


IRON CRAFT【アイアンクラフト】

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アイアンクラフトのショールーム兼工房の「アイアンベース」は、空き家だった築80年が経過する古民家を黒田さんが10年ほど前に購入して、少しずつリノベーションしてきた建物。廃材を上手く活用しながら“ やり過ぎない”エイジングスタイルがギアたちともマッチ。

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アイアンクラフトのギアは、その名のとおり丸棒と呼ばれる鉄筋を素材としているため、ショールーム隣の工房に入ると加工前の鉄筋素材がストックされているとともに製作に必要な工具が並べられ、まさに仕事場といった雰囲気。ここから黒田さんのアイデアとイメージが紡ぎ出される。

無骨で男臭さを演出しながら機能性に優れるギア

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IRONPLATE
■サイズ:10インチ ■材質:鉄 ■重さ:1.8kg ■価格:19, 800円(税込)
IRONPLATE

KAWASEMI
■サイズ(組立時):幅290×高さ135×奥行200(mm) ■サイズ(収納時):幅200×高さ30×奥行20(mm) ■材質:チタン ■重さ:295g ■価格:27,500円(税込)
KAWASEMI

HAYABUSA
■サイズ(組立時):幅880(上部幅約515)×高さ430×奥行460(上部幅約300)(mm)■サイズ(収納時):幅515 ×高さ40 ×奥行60(mm) ■材質:鉄 ■重さ:5.3kg ■価格:41,800円(税込)
HAYABUSA

ITADAKI compact
■サイズ(組立時):幅1350×高さ780×奥行430(mm) ■サイズ(収納時):幅870×高さ430×奥行60(mm) ■材質:鉄 ■重さ:12kg ■価格:30,800円(税込) ■セット:本体、上部ロストル×2、トライアングルフック×2、チェーン×2、下部ロストル、S 字フック×3
ITADAKI compact

IZANAMI half
■サイズ(組立時):幅880×高さ390×奥行310(mm) ■サイズ(収納時):幅660×高さ310×奥行60(mm) ■材質:鉄 ■重さ:7kg ■価格:13,200円(税込) ■セット:本体、天板ロストルサイズ
IZANAMI half

KIRAMEKI
ソロで使える万能焚き火台 本体:33,000円(税込) ■サイズ:幅470×高さ280×奥行230(mm) ■材質:ステンレス ■重さ:7.3kg 灰受けトレイ:オープン ■サイズ:長さ500×幅300×深さ85(㎜) ■材質:ステンレス ■重さ:1.9kg 収納袋:オープン ■サイズ:幅520×高さ320×マチ95(㎜) ■材質:帆布 ※テーブルは別売り KIRAMEKI KIRAMEKIKIRAMEKI


IRON CRAFT【アイアンクラフト】

住所:静岡県菊川市西方5380-1
TEL:0537-26-9900
HP:https://ironcraft.web.fc2.com/
営業日:土曜・祝日
営業時間:14:00~17:00

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PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

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