シェビーバンフェイスにカスタムしたバモスから本物のアメ車へ格上げ!

バン

シボレー

'カタチから入る'逸楽アメ車生活

アストロ

アメマガ2021年6月号

BLUE RIVER

2001 CHEVROLET ASTRO & HONDA VAMOS

"カタチから入る"逸楽アメ車生活


2001 CHEVROLET ASTRO & HONDA VAMOS

10年前にパンク系バンド「ANTHELL」を一緒に結成後、5年前に結婚したMASARU&HIMEさん。音楽活動に重きを置くため、選ぶ愛車は常に機材が積めて車中泊可能が必須条件。しかしアメ車風の軽バンでは限界を感じて、遂に本物のアメ車をオーダー!

バンドのイメージカラー赤黒にこだわって製作!

大阪を拠点としながら日本全国を周り、さらには台湾や中国といった海外でも音楽活動をするMASARU & HIMEさん。ANTHELLという名のパンクバンドで名前の由来は「蟻地獄」。Aで始まるとリストの上位に上がりやすく、漢字で表現しても格好良いことが決め手となった。

 

そんな彼らが選ぶ初めてのアメ車はAで始まるアストロ。これも何かの縁があるのではと感じる筆者。聞くところによると、撮影当日まで写真のバモスを愛用しており、バモス歴はざっと10年を上回る。シェビーバンフェイスに魅了されて購入したこともあって「次に乗るなら本物のシェビーバン!」と当初は考えていたそうだが、ブルーリバーに相談して自宅の駐車スペースまでシェビーバンで乗り付けてもらい、停めてみるとハミ出る始末。

 

しかし角目のビンテージなフェイスは譲れないと悩んでいた矢先に山倉氏から「カーゴフェイスをベースにイメージするアストロを製作しましょうか?」と提案されたのがアストロ購入の決め手となった。

2001 CHEVROLET ASTRO

実はブルーリバーがかつて軽自動車のアメリカンカスタムをしていた時からの付き合いで、長く愛用してロングドライブも日常茶飯事な彼らのカーライフを熟知していたため、作るなら程度の良いディーラー車をベースにした方が良いと探すも皆無。なので2001年モデルをベースに外装レストアレベルのオールペイントを敢行。ビンテージな雰囲気を色濃くすべく、立体的なサイドパネルは取り去り、リアバンパーはスムースタイプに換装後クローム処理を施す。さらにルーフ&サイドミラーの塗り分けに赤黒を取り入れて2人のイメージカラーを導入した。

 

ホイールも定番のビレットや昨今トレンドの純正然としたスチール系ではなく、個性的でプレーンな3ピースをチョイス。残すはクローム加工を施したカーゴフェイスを待つのみだったが、本誌締め切りのタイミングに間に合わず、最初で最後の純正顔での誌面掲載となった。撮影時初めて仕上がった自分の愛車を見て、「これなら行き先や予定も決めず、ノリで2~3日車中泊しながら旅もできる!」とご満悦な2人。

 

また、今まで機材車両とアーティスト移動の2台体制だった地方ライブ遠征も、アストロ一台で動けると大喜び。愛車のスケールがビッグになったことで、アーティストとしても大きな節目となるハズ。夢をBIGに持ち続けるべく、クルマもBIGにすることは、モチベーションを高める最良の選択と言える。

2001 CHEVROLET ASTRO DSC_1041 DSC_1061 DSC_1038 DSC_1050 DSC_1059

塗りたてホヤホヤのソリッドブラックは極艶で新車レベルの輝きを誇り、赤いルーフとサイドミラーのコントラストが際立つ。お任せでオーダーしたホイールは3ピースのMOZZER17インチ。現状225/50R17のタイヤは今後もう少し太めのタイヤへ換装予定。内装は実にクリーンでセカンドシートは車中泊に便利なリクライニング機能付き!

IMG_7383 IMG_7393

わざわざサイドパネルを外して塗り替えるなら、本国仕様のベース車両を選べば手間が省ける。しかし長年愛用することを見据えてディーラーモデルの程度重視というところがポイント。ブルーリバー全盛期にフルエアロやファントムグリルなど、お金をかけて数々のアストロを製作してきた山倉氏も、当時とは異なるお金の掛け方ではあったが、ニーズに合わせたアストロ作りに全力を尽くしてくれた。

IMG_2906

OWNER : MASARU & HIME(ANTHELL)


THANKS:BLUE RIVER【ブルーリバー】

TEL:0725-56-6400
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

関連記事

RELATED


ライバル達が生産終了するなかエクスプレスは今も現役販売される

2017 Chevrolet Express 2500 LONG EXPLORER CONVERSION

ファミリーカーの在り方をミニバンが変化させた!【ラムバン&アストロ】

日本に限った話ではないが、今やファミリーカーのマーケットで、セダンは風前の灯と言える様な状況。紛れもなくその地位を奪取したのはミニバンで、流行りの言葉で言うならばゲームチェンジャーだと言えるだろう。

アストロを通じて娘の旦那との距離感がグッと縮まる

愛する娘もいつかは嫁ぐ。娘を持つ父親なら、その時平然とした顔をしながらも内心複雑な心境であることを察する。コレは娘を持つ父親誰しもが通る道であり、避けては通れない。しかし、アメ車という共通項があれば上手くいく!?

心臓部にV8エンジンを搭載したモンスターアストロ

カスタムが盛りだくさんに施された珠玉の「作品」

一番可愛いアストロに乗りたいそれが旧マスクのショート

子供が増えるにつれ、手狭になってきた愛車。もっと大きなクルマを探しているなか、目を付けたのがアストロ。なかでも一番可愛いくて惹かれたのが旧マスクのショートボディ。ボロボロだった状態から見事復活させ、最高に可愛いアストロが完成した。

 

最新記事


2025/03/31

究極の高速オフロード性能とパフォーマンスを実現した「グラディエーター・モハベ」

SUV

ジープ

アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。その系譜は脈々と受け継がれ、最新モデルの進化の度合は凄まじいなか、オートギャラリー東京にジープ・グラディエーターが入庫。しかも砂漠やダート走行に特化した「MOJAVE(モハベ)」だ。

2025/03/29

【シボレー タホ】バンに乗りたかったのが一変、SUVを選択してカスタム

SUV

シボレー

アメ車に乗りたいと思うキッカケとしてはいくつかあるが、映画を見て影響を受けたという人は多い。紹介するタホのオーナーさんもそう。当初は劇中で使用されているバンにこころを奪われていたものの、SUVの良さにも惹かれてタホをセレクト。

2025/03/28

GMT400ラバーズが集う宴も2024年で10周年!【第10回全国C/K15祭り in 富士】

イベントレポート

シボレー&GMCのC/Kシリーズの中でも、GMT400プラットフォームベースの4thジェネレーション愛好家で構成される「シェビーC/K15オールドフェイスクラブ」による、毎年恒例の全国祭りが2024年も開催された!

2025/03/26

本国ドリフトシーンのトレンドを5世代目のマスタングでアレンジ!

クーペ

フォード

ホイール

ドリフトシーンのトレンドホイールであるRTRを第5世代マスタングにセットアップ!ネオクラシック×ドリフトスタイルで魅せる斬新なスタイリングに迫る!

ランキング


2025/03/29

【シボレー タホ】バンに乗りたかったのが一変、SUVを選択してカスタム

SUV

シボレー

アメ車に乗りたいと思うキッカケとしてはいくつかあるが、映画を見て影響を受けたという人は多い。紹介するタホのオーナーさんもそう。当初は劇中で使用されているバンにこころを奪われていたものの、SUVの良さにも惹かれてタホをセレクト。

2025/03/28

GMT400ラバーズが集う宴も2024年で10周年!【第10回全国C/K15祭り in 富士】

イベントレポート

シボレー&GMCのC/Kシリーズの中でも、GMT400プラットフォームベースの4thジェネレーション愛好家で構成される「シェビーC/K15オールドフェイスクラブ」による、毎年恒例の全国祭りが2024年も開催された!

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2021/10/13

ライバル達が生産終了するなかエクスプレスは今も現役販売される

バン

シボレー

2017 Chevrolet Express 2500 LONG EXPLORER CONVERSION