全国でもトップクラスのブリーダーは大のアメ車好き!
BREEDER × 1991 GMC K1500
AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 08
アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 08
BREEDER × 1991 GMC K1500 西岡芳隆さん
犬のブリーダーでありながら、ペットショップを経営するという、全国でも珍しいペットショップのBREG(ブレグ)。代表である西岡さんの愛車は、常にアメ車という大のアメ車フリーク。アメ車乗りで愛犬家の読者には、きっと頼りになること間違いなしだ!
アメ車愛が加速したのは職場に現れた怖い人の影響
日本最大級の砂浜海岸であり、関東を代表するサーフスポットとして全国的に有名な九十九里浜。その北側に位置する千葉県旭市に、ペットショップ兼ブリーダーの「BREG(ブレグ)」がある。代表の西岡さんは、過去にチェロキー、コンコース、フリートウッドを所有し、現在の愛車が91年型GMC・K1500だ。西岡さんのお父さんも昔はアメ車乗りだったようで、初めての愛車にチェロキーを選択したのは、その影響も「少しはあったかも」と振り返る。
サーフィンが趣味で、チェロキーに乗り、毎週のように九十九里に通っていた西岡さん。だが熱中すればするほど、九十九里までの移動時間がもったいないと思うようになっていく。そこで決断したのが「近くで仕事を探し、移住してしまおう」だ。就職先は、西岡さんが何よりも好きだという、爬虫類・小動物を扱うペットショップ。「近くでサーフィンもできるし、大好きな爬虫類に囲まれてお金ももらえる。本当に最高でしたよ(笑)」。
その後西岡さんは「気持ちよく街乗りしたい」という理由から、コンコースに乗り換え。そんな頃、働いていたペットショップに、真っ黒なキャデラックセダンに乗った、マフィアのような風貌の男性がフラリと訪れる。「ヤバイ人が来たな~と、めちゃくちゃ怖かったですよ(笑)。でも接客してみたらとても面白い人で、熱帯魚や爬虫類の話で盛り上がりました。僕がコンコースに乗っていることを話したら、銚子市でアメ車ショップをやっていると」。そう、その人こそ、ガレージジョーカー代表の小川氏だ。ジョーカーとはそれからの付き合いで、この出会いによって西岡さんのアメ車愛は加速。
後にフリートウッドに買い替えをし、ショートベッド、ステップサイドという使いやすさが、仕事で荷物を運ぶ際に便利という理由で、現在の愛車であるK1500を4年前に購入。奥様からは白い目で見られるが、アメ車好きは娘さんに影響が及んでいるらしく、高校生ながら「カマロに乗りたい!アメリカに行きたい!」と言うほどだとか。
そんなアメ車ストーリーがある西岡さんは、8年前に独立しブレグをオープンさせる。当初は一般的なペットショップと同じく、子犬を仕入れ、ショーケースに入れ販売していた。だが「売れ残りの子たちを見ていると、切なくなるんです。あくまでも商品と割り切れば良いんでしょうが…。だから思い切って仕入れを止め、自分で繁殖させた子犬を予約販売というカタチで販売していくことにしたんです」。そうしてブレグは、全国的にも珍しい、ブリーダーが経営するペットショップとしてリスタート。
すると、無理な交配はせず、一頭一頭大切に管理販売する行ないが購入オーナーに評価され、ブリーダーサイトでの評価は全国トップクラスになるほどに。現在は柴犬・ダックスフンド・ポメラニアン・プードル・チワワ・ドーベルマンの繁殖を行なっている。 西岡さんが大好きな爬虫類や小動物は現在扱っていないが、「いつかはやりたいですね」と笑う。だがそれよりも、今一番叶えたい夢は娘さんとのアメ車ツーリング。そのためには、最大の関門である奥様の説得が必要なようだ。
ドッグフードやおやつはもちろん、飼育関連商品の販売を行ない、ペットサロン、クリニック、ホテルも併設するブレグ。ショーケースでの生体販売は行なっておらず、自ら繁殖させた個体を予約販売というカタチで行なっている。現在は柴犬・ダックスフンド・ポメラニアン・プードル・チワワ・ドーベルマンがメインで、今後パグなどの犬種を増やす予定。プレグで愛犬を購入したオーナーさんは、購入後も遊びに来る方も多く、オーナー同士の交流場ともなっている。これはもちろん、西岡さんと奥様への信頼と人柄ならでは。大型店にはない魅力だ。
最初は怖い人だったけど小川さんのおかげで安心してアメ車に乗れます
西岡さんが以前働いていたペットショップにガレージジョーカーの小川氏が訪れ、当時所有していたコンコースの話から会話が弾み、それ以後はメンテナンスや車両買い替えなどでジョーカーを贔屓にする。こう見えて(?)ペット大好きな小川氏は猫やアロワナを飼っており、以前飼っていた大型犬が亡くなったことでペットロスに陥り、それ以降は犬は買わないことを決めている。
1991 GMC K1500
4年前に購入した1991年型GMC・K1500。仕事でも遊びでも使えるクルマとしてガレージジョーカーに相談したところ、ショートベッド、ステップサイドという、希少なK1500 が在庫していることを教えられ即決。カスタムには基本的に興味はなく、素の状態を楽しむのが西岡さんのスタイルだ。
西岡さんのアメ車を楽しむ姿に影響されたのが、高校生の長女。ジョーカーに一緒に訪れた際にカマロ・コンバーチブルに一目惚れし「私はコレに乗りたい!」と宣言。これに火を付けたのがジョーカーの小川氏で、アメ車の魅力に始まり、アメリカ本土へ渡米した際の武勇伝や楽しさを語ると、「アメリカに留学したい!」とまで言うほどアメリカに心酔。 奥様的には「小川さんに洗脳された」と苦笑い。今までアメ車の理解者がいなかった西岡家の均衡は崩れ、西岡さんは密かに幼い次女も味方にしようと企む。娘さんとのアメ車ツーリングが実現できるか、今後が楽しみだ。
ペットショップ・ブリーダー:BREG【ブレグ】
所在地:千葉県旭市鎌数10552-5
TEL:0479-63-7287
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
HP:https://breg-pet.com/
Thanks:ガレージジョーカー
TEL:0479-25-7740URL:https://www.garage-joker.com/
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載
最新記事
2024/11/21
【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!
これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?
2024/11/20
【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。
創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。
2024/11/19
アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット
16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。
2024/11/18
どんな車種でも装着するだけで、気ままなクルマ旅が楽しめる!【OVERLAND SPEC OUTDOORS ROOF TOP TENT】
オーストラリアに端を発し、アメリカや日本を初め、世界各地でユーザーが増加しつつある「オーバーランドスタイル」。様々なアメ車を販売するスカイオートでは、OSO製品を各種取り扱い中だ。