理解ある親と共に本格DIYで作るガレージライフの理想系!
AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 02
GARAGELIFE × 2007 GMC YUKON XL
アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 02
GARAGELIFE × 2007 GMC YUKON XL
幼い頃からアメリカに憧れ、渡米して体験したカルチャーをガレージで再現!
BMW純正ブラウンカラーにシエラフェイスへとコンバートしたユーコンを手に入れたことをキッカケに、自宅一階をフルリノベーション!最初は向かって左側の一角だけをアメリカンにと始めたガレージライフ計画に、父と母も賛同して家族で一緒に取り組んだ集大成が、紹介するKOUKIさんのアメリカンガレージだ。
理解ある親と共に本格DIYで作るガレージライフの理想系!
玄関からリビングまですべてが上階にレイアウトされ、一般的な一軒家とは異なる家に住むKOUKIさん。一階はかつて父親が営む電気屋さんの資材や工具、そして仕事用のクルマを駐車するスペースだった。しかし2018年の冬にKOUKIさんが現在の愛車GMC・ユーコンを購入したことを機に、一角を自分の好きな様にさせてもらえないかと父親へ懇願。ちょうど別の場所に倉庫を借りてプライベートと仕事を切り離そうと考えていた父は快諾しアメリカンガレージ計画が前進した。
最初に手を加えた部分は、ガレージ左側のプロジェクターを設置した一角だ。大好きな洋画や海外ドラマ、そしてヒップホップのMVや音楽鑑賞に浸れる空間としてDIYで製作。その際、建築関係にも詳しい父が図面を作ってくれるとともに様々な提案とアドバイスをくれたことでDIYレベルを大きく上回るアメリカンな空間に。バーカウンターや照明の位置、そこに飾るバナーやネオンサインなど、雑貨関係もとにかくこだわってリアルなアメリカを再現した。しかしここだけが妙に浮いてしまってガレージ全体の統一感がなくなってしまったことを機に、今度は母親も巻き込んで大規模なアメリカンガレージ計画へと発展。
物で溢れかえった空間を嫌う母はとにかくスッキリとシンプルにまとめるのが好みで、向かって右側のビートルを駐車するスペース周辺は母のセンスに任せつつも家族で意見を出し合って作っていったとのこと。ちなみに人工芝ゾーンの奥にはキッチンまで完備しており、ガレージ奥にはトイレを設置。まるで第二のリビングさながらの快適な作りとなっている点も特筆物。
毎年GWやお盆などの連休になると開催される地元仲間との恒例行事「宮地家BBQ」では、KOUKIさんのみならず両親も揃って仲間と共にここでBBQを楽しみ、時にはプールをガレージ前に設置してプールパーティーを開催することもあるという。本国さながらの楽しみ方を自然とこなすのは、語学留学で渡米して体験してきた現地の生のライフスタイルが大きく影響している。
それは文化の違いのみならずカーカルチャーにも通じており、帰国後はその筋の仕事がしたいと岐阜県から愛知県まで1時間以上通勤にかかるのに「この店で働きたい!」とグレイスキャブに就職。快く迎え入れてくれた代表の戸田氏から業界のイロハを教わり、就職後わずか数カ月で現在の愛車ユーコンを購入。
エアサスの追加やマフラーの換装、そしてキッカーオーディオの音響カスタムなど、この愛車を通じて自らの腕を上げるべく、職場と自宅ガレージを併用して勉強に励んでいる。家族や職場に恵まれた次世代のアメ車シーンを担う若きホープのアメリカンガレージライフは、今後益々盛り上がりを見せていくことだろう。
KOUKIさんお気に入りの場所がガレージライフを始めるキッカケとなった一角。後ろの棚には本国物の工具が無造作にレイアウトされており、デザインが気に入ってアンティーク家具ショップから購入したテーブルや、グレイスキャブスタッフの特権としてお客さんから安く譲ってもらったローチャリ、手違いで一本余ったホイールが絶妙なアクセントとして雰囲気を高める。
ちなみにこの場所でTikTok(@kouki_96z)の撮影を行なっており、アメ車と音楽、ファッションやカルチャーを映像化したコンテンツは若者を中心に人気でフォロワー数も順調に上昇中!
両親が愛用するビートルゾーンは至ってシンプル。ガレージの奥ではなくて前にレイアウトするのは、母親が気軽に買い物に出掛けられる様にとの配慮。あれこれ過剰な装飾を控えたシンプルなアメリカンガレージは、母親のアドバイスを加味してのもの。好きな雰囲気、価値観やセンスが似るのも親子ならでは!
ガレージ奥には整備用のツールや工具を間接照明付きでセンス良くレイアウト。安易に色を塗ったり壁紙でポップなアメリカンに仕立てることなく、素の状態で魅せるセンスは、留学時に現地で見たアメリカの景色からなるもの。キッチンからの導線には人工芝を敷き、緑のアクセントを取り入れてガレージ内を彩る。懐かしいゲーム機はネットで見つけたもので、親世代が幼少期にハマったインベーダーゲームなどがいつでも楽しめる。Wii世代の彼らにはアナログ感が新鮮でハマるらしい。
フロントフェンダーから前がシエラ、後ろがユーコンというマニアックなフェイスコンバート仕様が彼の愛車。BMW純正ブラウンに28インチ履きを含め、ある程度前オーナーが仕上げた車両を2018年の年末に購入。これをキッカケに自宅一階のアメリカンガレージライフが始まった。カスタムは前オーナーのスタイルを崩さない様に配慮しつつ、エアサスでスラムドしてマフラーを新たにワンオフで製作。見せて楽しむカスタムオーディオではなく、音響そのものを向上すべくKICKERのウーファー&スピーカーを導入するなど、所有してから順調に手を加え、2020年末のクロスファイブファイナルにも出展を果たした。
@Kouki_96
THANKS:Gracecab【グレイスキャブ】
TEL:0568-35-7790HP:http://gracecab.jp
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載
最新記事
2024/11/21
【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!
これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?
2024/11/20
【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。
創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。
2024/11/19
アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット
16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。
2024/11/18
どんな車種でも装着するだけで、気ままなクルマ旅が楽しめる!【OVERLAND SPEC OUTDOORS ROOF TOP TENT】
オーストラリアに端を発し、アメリカや日本を初め、世界各地でユーザーが増加しつつある「オーバーランドスタイル」。様々なアメ車を販売するスカイオートでは、OSO製品を各種取り扱い中だ。