ホットウィールと、シボレーがコラボしたモデル。カマロ・ホットウィールエディションだ。
2013y CHEVROLET CAMARO Hot Wheels EDITION
THE PICK UP TEST DRIVE
2013y CHEVROLET CAMARO Hot Wheels EDITION
Hot Wheelsを実車化!本国ではプレミア状態になっている!?
世界中にマニアなコレクターが存在するHot Wheels(ホットウィール)と、シボレーがコラボしたモデルが存在する。それが、カマロ・ホットウィールエディションだ。日本では10台限定で正規販売されたプレミアモデルを試乗レポート!
本国のみで限定販売されたV8モデルは今ではプレミア価格
ダッジ・チャレンジャー、チャージャー、フォード・マスタングに若干遅れをとったものの、映画「トランスフォーマー」で登場したコンセプトモデルを採用するカタチで、2009年にシボレーもレトロデザインを取り入れた5世代目カマロを復活させた。すぐさま日本正規販売も開始され、映画の影響もあり、初めてのアメ車としてカマロデビューを果たしたオーナーも多かった。
2016年には第6世代に移り、その後マイナーチェンジを行ない現在に至っている。 中古市場では第6世代カマロも多く出回っているが、ブラッシュアップしたデザインや、新設定された直4エンジンといった新機構を求めないのなら、手頃な価格になりつつある09~15年型の5世代が狙い目だ。一世代古いとはいえ、カマロはシボレーのベンチマーク的なモデルだけにデザインも洗練されているので、見た目で古さを感じることは一切ない。
そこで注目なのが、ガレージダイバンで販売中の、13年型カマロ・ホットウィール・エディションだ。国内で10台限定(V6モデル)で正規販売されたモデルで、本国アメリカではV8モデルが今なおプレミア状態という人気モデル。内外装共に専用装備・設定がされ、古さどころか遊び心タップリの特別感が味わえる。走行距離も3.7万kmと少なく、間違いなく大注目な一台となっている。
IMPRESSIONS V6だから遅いは感じられずアイドリングは静かで加速抜群!
V6に不満がありV8に乗り換えるオーナーの話も聞くが、一般道を試乗した限りではV6で不満に感じることは一切ない。そもそも327hpは十分なパワーだし、加速レスポンスも物足りなさは感じない。確かに比べてしまえばV8の加速力には劣るが、競争相手を意識しなければV6で不満はない。短い試乗だっただけに足回りの判断は難しいが、明らかに「固い」「柔らかい」という印象は受けなかった。一昔前のアメ車に乗っている身からすると、これはこれで驚きだ。とにかくアイドリングは静か。
ノーマル派もカスタム派も十分ターゲットになる特別モデル!
ホットウィールマニアには間違いなく刺さるホットウィール・エディション。日本では10台しかいない限定モデルだけに、同じカマロ乗りからも注目を浴びることになる。走行距離も3.7万kmと少なく、状態も折り紙付き!
様々な特別モデルがカマロにはある
カマロに限ったことではないが、アメ車にはイヤーモデルによって特別限定車が多く存在する。特に第5世代となった09年から数年は、何かしらの特別モデルが登場していた。周年記念モデル、トランスフォーマーエディション、ジオバンナエディション…。
そして、発表と同時に業界がザワついたのが、アメリカのダイキャストカーブランド「ホットウィール」とコラボしたホットウィール・エディションだ。ダイキャストを1/1サイズで実車化という、個人ビルダーがやりそうなことを、まさかのシボレーが公式販売。本国ではホットウィールの認知度は非常に高く、マニアもかなり多いのは事実。前項で触れたように、V8の同モデルはプレミア化しているという。
日本では13年型として10台限定でホットウィール・エディションが正規発売。ボディカラーは専用カラーのキネティックブルーメタリックを採用し、専用デカールストライプ、ブラックペイント20インチホイール、専用リアスポイラーを装備し、エンジンカバーはブラックペイントを施す。また、ホットウィールの刺繍が入ったレザーシート、スカッフプレートや、プレミアムフロアマットを装着する。
特殊な限定モデルの中古車に出会えることはそうそうあることではないので、出会いはまさに一期一会。このタイミングを逃さないように!
エンジンは、ベーシックグレードのLT RSと同じのV6 DOHC 3.6Lを搭載する。最高出力は327hp/6800rpm、最大トルクは38.4kg-m/4800rpmを発揮。エンジンカバーも専用でブラックペイントがされている。本国ではホットウィール・エディションのV8モデルも存在する。ホイールは専用のブラックペイント20インチ。
ボディカラーは、通常の純正色にはないキネティックブルーメタリックで、センターにはブラックストライプ、リアボディサイドにはデカールが入る。またリアスポイラーも専用タイプとなっている。基本的にホットウィール・エディションのままを保つが、唯一リアテールランプだけは社外品に交換されている。
インパネにはホットウィール専用の設定はされていない。13年型モデルは5世代目の初期モデルとは違いデザインが変更されているので、より現行モデルに近い仕様となる。水温計や油温計などを表示する四連メーターはドライバーに走りを意識させる。
ホットウィールの刺繍が入る専用ブラックレザーシート。レッドのステッチも大きなアクセントになっている。スカッフプレートにもホットウィールのロゴ入り。フロントのフロアマットも専用のプレミアムマットが付属する。シートを含め、インテリア全体は非常にキレイな状態で、傷やヘタりは見当たらない。
SPEC 全長×全幅×全高●4840×1920×1380mm ホイールベース●2860mm エンジン●V6 排気量●3.6L 最高出力●327hp/6800rpm 最大トルク●38.4kg-m/4800rpm トランスミッション●6AT
試乗SHOP:GARAGE DAIBAN【ガレージダイバン東京本店】
所在地:東京都江戸川区一之江8-4-5TEL:03-5607-3344
URL:http://www.daiban.com/
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜日
GDファクトリー千葉店
所在地:千葉県千葉市稲毛区長沼町208-1TEL:043-215-3344
東京都江戸川区に車両販売を行なう本店があり、千葉県千葉市に整備&パーツ販売を行なうGDファクトリーがあるガレージダイバン。様々な車種を販売していくなかで、マスタングの販売&カスタムでは多くのユーザーから支持を受けている。マスタングの在庫ラインナップは常に充実しているが、それ以外に店頭に並ぶモデルは個性的だ。高年式の特別モデルから、ヴィンテージモデルまでバリエーションは豊富。
写真&文/相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載
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