北米では販売されていない、モンデオはある意味レア車
2018 FORD MONDEO ESTATE ZETEC EDITION
2018 FORD MONDEO ESTATE ZETEC EDITION
運転しやすいジャストサイズ、エコブーストで走りも俊敏!
かつて隆盛を極めたステーションワゴン。だが国内はもとより世界的に見ても、今や絶滅危惧種。とはいえAWDとか使わないし、立体駐車場に入らないからSUVは不要という人も少なくはない。そんな人に提案したいのが、モンデオワゴンだ。 日本国内はもとより、世界的に見てもSUVの流れが圧倒的に高まっている。
アメリカ国内を見ても今やステーションワゴンは新車でラインナップされておらず、メーカーの公式サイトを見ても真っ先にSUVを提案してくる。だが、フォードでも欧州に目を向けてみると、実はモンデオにエステートが今なおラインナップされている。
以前からUKモデルで右ハンドルのフォード車を独自で輸入・販売しているFLCでは、マスタングだけでなく、このモンデオエステートももちろん販売中。乗用車とまったく同じ感覚で運転でき、立体駐車場なども高さを気にすることなく駐車が可能。もちろんラゲッジスペースは大きく、大人5人が乗車していても十二分な荷室を確保しているが、6:4分割可倒式のセカンドシートを倒すことで、さらに拡大可能。また、セカンドシートのアームレスト部分には長尺物を入れられるようになっており、様々なシチュエーションにも対応可能だ。
搭載エンジンは1.5?のエコブースト。エコブーストが登場した当時は「そんな小排気量で走る訳がない…」と思われていたが、今ではそのパフォーマンスの高さもしっかり認識されており、このモンデオも、必要にして充分な走りが可能。加えて低ランニングコストという新たな魅力も追加されたと言えるだろう。
ちなみにフォード松阪にはこのルビーレッドのほかにムーンダストシルバーも在庫中。また、期間限定で429万円にプライスダウンを実施しており、さらに1.9%の据え置き型クレジットも使用可能。もちろん1年間の保証も付いているので、リーズナブルなだけでなく安心感も抜群な1台だ。
全長は4.9mで、全幅は1.8m。ペンタゴングリルを採用し、堂々とした風格を備える。そんな大柄なボディに、わずか1.5Lのエコブーストエンジンは不安に思う人も多いと思うが、160ps/24.5kg-mという、ワンランク上の排気量に匹敵するパフォーマンスを発揮するので、軽々と走らせてしまう。ZETECエディションはモンデオエステートの中でエントリークラスの位置付けとなるが、17インチのアルミを採用し、タイヤサイズは235/50R17 を装着。いたずらに豪華ではない、実用性を重視したグレードと言えるだろう。
フォードらしいインパネ周り。最大の違いは右ハンドル仕様という点だ。ご主人と奥様がクルマを共用する場合左ハンドルはネックとなり、それが理由でアメ車を諦めていた人も多い。だが、そんな問題も、このモンデオならオールクリア。シートはファブリックで、大人5人が快適に移動できるゆとりがある。
セカンドシートを展開していても、充分なラゲッジスペースを確保。セカンドシートのアームレストにはトンネルがあり、長いアイテムも座席を倒さず積載可能。セカンドシートは6:4 で分割可倒式なので、倒してしまえば、大人が横になることができるほど広大なスペースが生まれる。
FLC co.,ltd.
フォード松阪
住所:三重県松阪市市場庄町1148-1TEL:0598-56-5220
HP:https://www.f-l-c.jp
フォード岐阜
住所:岐阜県岐阜市西河渡2-5TEL:058-254-0330
フォード四日市
住所:三重県四日市市日永4-2-7TEL:059-346-5322
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載
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