シンプルに見えるけれど、ワンオフパーツを多用したキャデラックATS

2013 CADILLAC ATS
EXTREME CUSTOMS
2013 CADILLAC ATS
「自分色に染め上げる」それがカスタムの醍醐味 アメ車の販売だけでなく、カスタムにはとくに力を入れているクアート。X5に数多くの車両を輩出しており、X5 2020のFINALに、個性豊かなアメ車をエントリーしていた。年代もスタイルもまったく異なるが「ナチュラルカスタム」が共通のテーマだ。
X5のマイルド部門を意識してノーマルっぽさを残した仕様
一見するとロワリング、リップ、タイヤ&ホイールを変更しただけに見えなくもないATS。だが、フロントリップはクアートのワンオフを装着しており、タイヤサイズは245/30R20に変更。それを履きこなすために、前後のフェンダーの爪はキッチリ処理が施されている。ちなみにマフラーもクアートの手によるワンオフで、あえてエンド部分をストレートに出さず、ATS‐Vの様に少し外側に向かって広がったスタイルを採用し、スポーティさを演出。
ボディカラーに合わせ、ホイールはレクサーニのFIORANOをチョイス。センターハブ付近だけ切削が施され、オールブラックの中に、さりげなく華やかさを演出。さらにロックナットをトゥルースパイクにすることで、妖しい雰囲気も感じさせてくれる。 今後の予定としては、トランクスポイラーを追加し、スポーティさを強調するとか。シンプルに見えるけれど、ワンオフパーツを多用しながら、世界に1台だけの仕様を追求。良い意味で「ちょっと普通じゃない」スタイルだ。
フロントリップやマフラーは、クアートがワンオフで製作した物を装着。スプリッター風のデザインや、ATS-Vを意識したテールの処理などが、スポーティさを強調してくれる。これにトランクスポイラーが加われば、また違った印象となるだろう。
ボトムスはレクサーニで統一。中央部だけ切削処理を施したFIORANOは非常に個性的で、これに前後共245/30R20をセット。ナットはトゥルースパイクに変更し、妖しさ満点。
QUARTT FAB【クアートFAB】
TEL:058-381-9167HP:http://quartt.jp
★ PHOTO:浅井岳男
★ TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載
最新記事

2025/03/31
究極の高速オフロード性能とパフォーマンスを実現した「グラディエーター・モハベ」
アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。その系譜は脈々と受け継がれ、最新モデルの進化の度合は凄まじいなか、オートギャラリー東京にジープ・グラディエーターが入庫。しかも砂漠やダート走行に特化した「MOJAVE(モハベ)」だ。

2025/03/29
【シボレー タホ】バンに乗りたかったのが一変、SUVを選択してカスタム
アメ車に乗りたいと思うキッカケとしてはいくつかあるが、映画を見て影響を受けたという人は多い。紹介するタホのオーナーさんもそう。当初は劇中で使用されているバンにこころを奪われていたものの、SUVの良さにも惹かれてタホをセレクト。

2025/03/28
GMT400ラバーズが集う宴も2024年で10周年!【第10回全国C/K15祭り in 富士】
シボレー&GMCのC/Kシリーズの中でも、GMT400プラットフォームベースの4thジェネレーション愛好家で構成される「シェビーC/K15オールドフェイスクラブ」による、毎年恒例の全国祭りが2024年も開催された!

2025/03/26
本国ドリフトシーンのトレンドを5世代目のマスタングでアレンジ!
ドリフトシーンのトレンドホイールであるRTRを第5世代マスタングにセットアップ!ネオクラシック×ドリフトスタイルで魅せる斬新なスタイリングに迫る!