京都アメリカンフードフェスで、注目を集めた4台を厳選してピックアップ
京都アメリカンフードフェス
アメリカ的“働くクルマ”がカッコイイ!!
KYOTO USA FOOD FESTIVAL -京都アメリカンフードフェス-
様々な工夫を凝らしながらキッチンカーとして活躍するリアルなフードトラック& バンの魅力
様々なアメリカンフードを食べ比べながら贅沢な時間を楽しめるアメリカンフードフェス。日本を代表する京都の一角がこの日だけはアメリカ色に染まる。その料理も去ることながら、車両の造り込みに関するリアリティーも読者にとっては興味深いところであり、とくに注目を集めた4台を厳選してピックアップしてみた。
EMMY'S RICH Chevrolet Express Cutaway
顔はカーゴフェイスのシェビーバンだけどホイールは8穴。そのマニアックさがそそる!
以前は日本車ベースのキッチンカーを愛用していたが、数年前に何か良い個体はないか? と探していた中で見つけたシェビーバンマスクのフードバン。オーナーに聞くと「正式な名称は良くわからない」との回答だったが、スクエアで天井の高い空間はキッチンカーベースには願ったり叶ったりである。厨房にはローストビーフをスライスする機械まで導入しており、肉のうまみが凝縮された手作りのローストビーフを、その場でカットして提供している。愛知県岡崎市から全国各地のフードフェスや各種イベントに出店しているとのことで、今のところ大きなトラブルもなく絶好調と言う。8穴の純正ホイールも良い味を出しており、さりげなくドアにあしらわれた店舗名のレタリングも、本国のソレらしくて実にクール!
K's Pit Grumman Kurbmaster
グラマンのキッチンカーと言えばKs pit、数年経って色褪せたイエローが雰囲気抜群
愛知県半田市にKs pit DINERという実店舗を持ち、複数台のキッチンカー(グラマン)のほか、けん引型キッチントレーラーも所有するK's Pit。撮影車両はポートメッセ名古屋のクロスファイブでも良く見かけるキッチンカー界の老舗的な車両で、各所に取り入れたピンストライプとキッチンカーとして酷使された証として良い感じに褪せた塗装が実に味わい深い。グラマンのキッチンカーと言えば、海外ドラマ「HAWAII FIVE-0」で登場するカマコナズシュリンプを筆頭に、ハワイや本国でもポピュラーなキッチンカーであり、アメリカンなハンバーガーを提供するキッチンカーとしては、まさにベストチョイス! ちなみに柔らかな甘みのある肉質と味が特徴の絶品バーガーは、行列ができるほどの人気ぶりだった。
https://www.kspit.com
K's Pit Grumman Kurbmaster
チリコンカンを使ったメニューが充実!K`s pit グラマンキッチンカーの第二号車
黄色いグラマンとはまた雰囲気の異なるTEX MEXをイメージしたポップなキッチンカーに仕立て上げた第二号車。TEX MEX料理の代表格であるチリコンカンを日本人でも美味しく食べられる様に工夫を凝らしたレシピで、ホットドッグ、チリドック、チリライスやチリポテト、ナチョスにカーリーポテトなどを販売する。ボンネット全体に描かれたチリ・パラダイスをはじめ、本国のキッチンカーと何ら遜色のないレタリングが白いボディベースだと一層映える。また、2台ともに言える話ではあるが、キッチンカーそのものも去ることながら雰囲気作りに欠かせない木箱やペール缶、看板など小道具のアクセントもこだわっている点も特筆物。実店舗のイメージを移動販売車でも崩さない姿勢が素晴らしい。
https://www.kspit.com
EWALU International 4700
シアトル発のエスプレッソマシンとピザ窯を備え、ワンランク上を行くアメリカンフードトラック!
アメリカのサンフランシスコからベースとなるトラックを輸入し、外から中の様子が丸見えのスケルトンな厨房の中にはピザ窯職人にオーダーメイドした石釜を搭載する、ワンランク上のフードトラック。ピザは本場イタリアから食材を輸入し、ナポリ伝統的な手法による薪焼きのこだわりや、シアトル発のエスプレッソマシンにARABICA京都でブレンドしたEWALUブランドを抽出する本格エスプレッソは、もはや動くカフェ。インターナショナルの規格外なサイズ感にそびえ立つ石釜の煙突は、もはやそれだけでもインパクト絶大。現状は三重県を拠点に愛知県や京都府など近隣県のみの出店となるが、各種イベント会場で見つけたら、ぜひその本格的な味を堪能してみて欲しい。
https://ewalu.themedia.jp
THANKS:京都アメリカフードフェスティバル実行委員会
HP:https://603usa.com
★ PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 12月号掲載
最新記事
2024/11/21
【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!
これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?
2024/11/20
【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。
創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。
2024/11/19
アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット
16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。
2024/11/18
どんな車種でも装着するだけで、気ままなクルマ旅が楽しめる!【OVERLAND SPEC OUTDOORS ROOF TOP TENT】
オーストラリアに端を発し、アメリカや日本を初め、世界各地でユーザーが増加しつつある「オーバーランドスタイル」。様々なアメ車を販売するスカイオートでは、OSO製品を各種取り扱い中だ。