【ブロンコ愛】ヴィンテージSUVの魅力と運転の楽しさを語る

SUV

アメマガガールズ

フォード

アメ車女子

アメマガ2020年9月号

House of American SUVs -アメリカンSUVに魅せられて-

アメ車女子のライフスタイル

ブロンコ

1980年型フォード・ブロンコを所有し、大型アメ車、特にSUVに情熱を燃やすオーナーを取材。ヴィンテージカーを所有する友人たちの影響で、現代のクルマにはない個性のあるクルマに乗りたい!と感じ、エクスプローラーに乗り換え、最終的にブロンコに落ち着いた。愛車であるブロンコについてや、運転する喜び、満足感について紹介している。

1980 FORD BRONCO

House of American SUVs -アメリカンSUVに魅せられて-


1980 FORD BRONCO

現行モデルの新車なら、欲しい色やグレードは選びたい放題。中古車でも多少は探すだろうが、ビンテージと比べたら遥かにタマ数は多い。ここで紹介する前澤さんは、大好きなグリーンでしかも一番乗りたいのが80 年型というこだわり。でも情熱があれば巡り会うことはあるようで理想のブロンコに手にすることができたのだ。

スタイル良し走りもグッド80年型ブロンコを即決!

元々大きなアメ車、とりわけSUVが欲しかったが、どちらかというと小柄な前澤さん。厳格なお父さんのお許しが出ず、免許を取って最初に乗ったクルマはデミオ。運転していて全然楽しくないし、やっぱり自分が欲しいクルマに乗ろう! と一大決心をし、エクスプローラーに乗り換える。「確かに大きかったですけど一つの挑戦というか、不安よりも乗りたいという好奇心が勝りましたね」と、当時を振り返る。

 

そんな前澤さんがブロンコに乗り換えるきっかけを聞くと「周りに何人もアメ車オーナーの友人がいるんですが、その多くがビンテージに乗っていて、そこからの影響が大きいですね。2019年の秋からブロンコを探し始め、手に入れたのは2020年の2月です。

1980 FORD BRONCO

個人的には同じ3代目でも、86年とかは好みじゃなく、たまたま友人が東海カーズによく遊びに行っていて『ブロンコあるよ~』と連絡が。見に行ったら、リフトアップしているし、スタイルも自分の好みに合っていてGOOD!後日試乗させて貰ったらとにかく楽しくて、即決しちゃいました♪」と語る。

 

現代のクルマは顔回りばかり強調されていて、全部同じに見えてしまう。それに対しビンテージの方がボディラインにメリハリがあるし、しっかり個性が出ているのも魅力の一つだそうだ。撮影が済んで前澤さんの後ろに付いて走ったが、女性らしからぬ思い切りの良い走り。ブロンコのような、トルクフルなクルマに憧れる理由が分かった気がした。

_N6I7441_N6I7453

レカラのステアリングに変更し、ダッシュボードマットなどを追加するが、基本的にオリジナルの車内。シートのモケット部分が擦り切れているが、前澤さんは、これも味わいだと全く気にしていない様子だ。

_N6I7432

エンジンは5.7Lの351を搭載。トランスミッションはコラムの3AT を組み合わせる。圧倒的な加速力が豪快で、彼氏に一度運転させたら「ど楽しい!」とご満悦の様子だったそうだ。

_N6I7646_N6I7412

FORD独自のツイントラクションビームと呼ばれる独立懸架方式をフロントに採用。いわゆるリジッドアクスルを2本組み合わせたような形状となる。なお、リヤはコンベンショナルなリーフリジッドを採用する。ちなみにショックのブーツは、カーズ細井さんの好意でボディ同色に変更している。

_N6I7399

ライムグリーンが非常に鮮やかで、とにかく目立つことがお気に入りとのこと。フューエルリッドには遊鷹さんによるグラフィックが施される。カスタムなどは興味がないそうだが、テールゲートにも追加したいとか。

_N6I7633_N6I7424

前澤さんが80年型にこだわった理由の一つが、FORDのロゴとフェンダーのBRONCOエンブレム。82年以降はボンネットの先端からグリルに移動し、おなじみの楕円のエンブレムに変更されており、BRONCOのエンブレムは廃止となっている。

1980 FORD BRONCO

前澤 茉菜実さん

リフトアップし35インチのATタイヤを装着するので、全高は2mを優に超える。そんな巨体のブロンコを易々と運転する前澤さんは、どちらかというと男勝りな性格。天気がよければ、屋根の上は休憩所として活用しているそう。「クルマは乗り物」を、かなり拡大した解釈で活用している。

_N6I7529

Cooperations:Tokai Cars【東海カーズ】

TEL:0533-86-8890
E-mail:info@car-s-mm.com
Photo 浅井岳男
Text 空野 稜
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

最新記事


2025/03/31

究極の高速オフロード性能とパフォーマンスを実現した「グラディエーター・モハベ」

SUV

ジープ

アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。その系譜は脈々と受け継がれ、最新モデルの進化の度合は凄まじいなか、オートギャラリー東京にジープ・グラディエーターが入庫。しかも砂漠やダート走行に特化した「MOJAVE(モハベ)」だ。

2025/03/29

【シボレー タホ】バンに乗りたかったのが一変、SUVを選択してカスタム

SUV

シボレー

アメ車に乗りたいと思うキッカケとしてはいくつかあるが、映画を見て影響を受けたという人は多い。紹介するタホのオーナーさんもそう。当初は劇中で使用されているバンにこころを奪われていたものの、SUVの良さにも惹かれてタホをセレクト。

2025/03/28

GMT400ラバーズが集う宴も2024年で10周年!【第10回全国C/K15祭り in 富士】

イベントレポート

シボレー&GMCのC/Kシリーズの中でも、GMT400プラットフォームベースの4thジェネレーション愛好家で構成される「シェビーC/K15オールドフェイスクラブ」による、毎年恒例の全国祭りが2024年も開催された!

2025/03/26

本国ドリフトシーンのトレンドを5世代目のマスタングでアレンジ!

クーペ

フォード

ホイール

ドリフトシーンのトレンドホイールであるRTRを第5世代マスタングにセットアップ!ネオクラシック×ドリフトスタイルで魅せる斬新なスタイリングに迫る!

ランキング


2025/03/31

究極の高速オフロード性能とパフォーマンスを実現した「グラディエーター・モハベ」

SUV

ジープ

アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。その系譜は脈々と受け継がれ、最新モデルの進化の度合は凄まじいなか、オートギャラリー東京にジープ・グラディエーターが入庫。しかも砂漠やダート走行に特化した「MOJAVE(モハベ)」だ。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2018/11/20

映画『アメリカングラフィティー』の劇中車として、世界一有名なデュース・クーペ をオマージュ

ビンテージ

フォード

STREET ROD ECSTASY
1932 Ford 5 window