本気の整備までこなせる、プライベートファクトリー
GARAGE探訪 -ガレージにお邪魔します-
一括りにガレージと言ってしまうが、その使い方は人それぞれ。ここで紹介するTさんは、クルマの保管場所でなく、メンテナンススペースとして活用中。言わば自分の部屋の1つでもあり、休みの日の憩いの場所と言えるだろう。
タイヤチェンジャーにバランサーまでも完備
ガレージにクルマを置き、そのクルマを眺めて至福の時を過ごす。そういう使い方をする人は非常に多いだろう。だが、それに加えてメンテナンススペースとしても活用するのが、ここで紹介するTさんだ。現在は父親の会社を継いでいるが、それまで整備士として働いていた事もあり、自分のクルマは自分で面倒を見たい。そのためガレージの中を見回すとアメリカン雑貨はあるが、よく見るとフロアには2柱リフトが埋め込まれており、上からはコンプレッサーと繋がったエアーホースが…。むしろTさんのプライベートピットと表現した方が正しいだろう。
そんなTさんの現在の愛車は、レアなチャレンジャーR/TのワイドボディとC10。3人息子の次男坊君が特にクルマ好きで、一緒にワイルドスピードを見ていた事でチャレンジャーをせがまれたとか。だが、近くのアメ車専門店を数店回っても在庫はなく、ふらっと立ち寄ったライオンハートで運命的に巡り合ったそうだ。「トラック好きですが、どちらかと言うとスポーツカーの方が好きですね。マフラーはマグナフローに、ホイールをレオンハルトに交換し、フロントを1インチ、リヤを0.7インチダウンしています。20インチのホイールですが、敢えてマッスルカーらしくタイヤの厚みを増やしていますね」と、さり気なくこだわりが盛り込まれている。
余談だが、ガレージの壁にはフリークライム用のウォールも設置し雨の日でも気兼ねなく遊べる。また、休日はガレージ前のスペースでBBQを楽しんでおり、プライベートスペースと言いつつも、しっかり家族サービスにも活用しているのがポイントと言えよう。
ガレージの奥には、何とタイヤチェンジャーに加えバランサーも設置! 自分や親戚のタイヤ交換はDIYで行なうそうだ。のスペースには以前アメマガで紹介したことのあるY&marketのベンチも設置。その上にはヒサシもあるので、BBQスペースとしても活用中。設営&後片付けが非常に便利なので、BBQスペースのある公園などには全く出かけないとか。
ガレージを作るのに合わせて購入した、1970年式のC10。機関や電装系はDIYでレストアを実施。エーデルブロックやアルミラジエター、MSDなどを装着。ただ、MSDが強すぎオーディオにノイズが入るので、配線を全て引き直したそうだ。メーターはダコタデジタルに交換。見た目はクラシカルだが、デジタル信号なので信頼性は高い。
2019 DODGE CHALLENGER R/T SCAT PACK WIDEBODY
マフラーはマグナフローに、ホイールはレオンハルト・Zenith steinをチョイスし、ローダウンとマッチペイントといったカスタムまでライオンハートで実施。ワイドボディのブレーキは、ヘルキャットと同じビッグキャリパーを標準装備する。ちなみにスキャットパックを選んだ理由は、NAのフィーリングが好きだったからだそうだ。
Special Thanks LION HEART【ライオンハート】
TEL:0586-67-1711
HP:http://www.lionheart2005.com
Photo ★浅井岳男
Text ★空野稜
アメ車マガジン 2020年 8月号掲載
最新記事
2025/01/28
【HBSS】日曜日を優雅に楽しむ、クルーズ&スワップミート
アメ車オーナーをメインとした、北関東のクラブがHBSS(Have a Blast Second Sunday)。日曜日に実施されるモ-ニングクルーズを主軸としているHBBSが、第三回目となるCruise&SwapMeetを実施した。
2025/01/27
エコなラングラーをカスタムで彩る【ラングラールビコン4xe】
本格オフローダーでありながら、PHEVとして登場したラングラー4xe。その特異なモデル故に様子見のユーザーも少なくないが、多様なラングラー販売でお馴染みのCAR3219上尾タワーには、4xeをベースにしたカスタムモデルも販売中とあり、検討する価値は大いにある。
2025/01/24
【ティートップ】ビンテージだけでなくネオマッスルも販売中!
2003年の創業以来、20年以上に渡りアメ車や逆輸入車を専門に取り扱うT-TOP。とくにビンテージのアメ車を得意としてきたが、近年は2000年〜2010年代のアメ車の買い取りも積極的に行なっているそうだ。
2025/01/23
【LANDFOOT XFG】昔ながらの鉄チン風スタイルをラングラーのボトムスに!
本格派ヨンクであるラングラーには数多くのホイールが投入されているが、トピー実業のLANDFOOT XFGはクラシカルな装いをラングラーのボトムスに提供してくれる。