いつかは2人でアメリカンマッスルカー!という思いを遂に実現【チャレンジャー&カマロ】

クーペ

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アメマガ2020年7月号

カマロ

過激に挑め!! MUSCLE WARS

カマロSS

チャレンジャー88

チャレンジャー

チャレンジャー88 生駒テラス店

チャレンジャーSRT392

2019 CHEVROLET CAMARO SS 1LE
2016 DODGE CHALLENGER SRT392

過激に挑め!! MUSCLE WARS


2019 CHEVROLET CAMARO SS 1LE owner:瓜生貴久(兄)
2016 DODGE CHALLENGER SRT392 owner:瓜生喜久(弟)

二卵性の双子が意気投合して一緒に楽しむ、アメリカンマッスルカーの最新モデル!

アメ車好きである母親の影響を受けて、幼少期より数々のアメ車に乗る機会が多かった瓜生兄弟。免許を取得してからはコルベットにハマり、その後複数台乗り継いで、現在はチャレンジャーとカマロを所有。6?オーバーのハイパフォーマンスモデルにこだわる二人のマッスルカーライフに迫る!

Twin Brothers riding on the Muscle Car

兄弟や姉妹、夫婦で楽しむアメ車ライフを紹介するのが「絆」企画。これまでも様々なオーナーたちが本誌を賑わせてくれた。だが、今回紹介する二人は「絆」という枠を超え、「一心同体」と言えるレベルで、常にカーライフに対する趣向が共通。二卵性の双子はDNAが50%らしいが、クルマのことに関してだけは常に100%に近い確率で意見が一致。オンラインゲーム好きだったり、ファッションの好みだったり、クルマ以外のことになるとまったく意見が合わない二人なのに不思議である。


2人がアメ車に興味を持つキッカケとなったのはアメ車好きの母。欧州車好きの父と真逆を行く様に、父がベンツやBMWに乗るのを横目に、チェロキーに子供たちを乗せて近所のショッピングや習い事の送迎に行く母。チェロキーと言えば、当時比較的人気の高いモデルだったこともあって街中で出くわす機会も多かった。しかしマニアック志向の高い母は、人と被らないルバロンへと乗り換えを決意。


「乗るなら赤のコンバーチブルモデル!」と一際個性の強いモデルへと乗り換えたことで、双子の子供を乗せてオープンエアーで颯爽と走らせる姿は、当時の瓜生ファミリーがいかにアメリカンで目立つ存在だったのかを物語る。父も含めてみんなでアウトドアにハマると今度はアメリカンモーターホームを購入するなど、とにかく〝ブッ飛んだアメ車ライフ〟を謳歌するファミリーとして地元で話題になったのは言うまでもない。

2019 CHEVROLET CAMARO SS 1LE

そんな二人が免許を取得しようもんなら、アメ車以外に選択肢などない。まずは弟が黒いC5コルベットのコンバーチブルを所有すると、それに感化された兄がC4コルベットのコンバーチブルを購入。自宅にコルベットのコンバーチブルが2台止まっている様子は圧巻だったのだが、その後兄がC4からC5へ乗り換えてお揃いになると、コルベットに乗る双子は瞬く間に地元で話題に。


今度は弟がC6へ乗り換えると、兄もそれを追う様にC6へ。この流れからすると次はC7と誰もが予測していた矢先に、弟が次に選んだのは青いチャレンジャーだった。しばらくはチャレンジャーと黄色いコルベットで変わらずツーリングを楽しんでいたが、弟のスポーツクーペに魅力を感じて兄もカマロに乗り換えた。

2016 DODGE CHALLENGER SRT392

2人がこだわったのは6?オーバーのハイパフォーマンスモデルだ。歴代コルベットを乗り継いできた彼らにとって、それ以下のパフォーマンスでは役不足。今まで以上に走りを堪能できるモデルじゃないと意味がないのだ。自然吸気で生み出す滑らかな加速感が官能的なSRT392はヘルキャットを除くとチャレンジャーの最高峰モデルであり、車重を感じさせない軽快さは特筆物。一方オリジナルの状態でも充分サーキットを走らせられるカマロSSは6.2LV8をベースに独自の足回りチューニングを施したハイパフォーマンスモデル。


どちらも甲乙付けがたい魅力を持っており、古典的なモダンマッスルのSRT392に対して、フォルム造型美が近未来的なデザインへとブラッシュアップされたカマロSSのそれぞれの個性が、30代後半となった2人が見出すそれぞれのアメリカンマッスルの集大成と言える。

2019 CHEVROLET CAMARO SS 1LE、2016 DODGE CHALLENGER SRT392

昔はお互いに競って張り合ったりもしたけれど、大人になった今は毎週月曜日に行きつけのダイナーにランチがてらツーリングするのが日課。年齢とともに落ち着きを見せつつも、クルマへのこだわりや情熱は色褪せない。2人は決して一台に同乗することなく、今日もそれぞれの愛車でハンドルを握り同じ目的地へと走らせ続ける。

2019 CHEVROLET CAMARO SS 1LE

2019 CHEVROLET CAMARO SS 1LE DSC_8755 DSC_8757

2019年にフェイスチェンジを果たした6代目カマロ。大きなグリル開口部は賛否両論あるが、精悍でエッジを利かせたシャープさにおいては撮影モデルが勝る。また、マットブラックのフードは全体的に軽量化を行ないつつ、ボディ剛性の強化も抜かりない。

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455hp、455lb-ftを発生させる6.2?V8 LT-1。旧モデルに比べ50hpアップ、90kgの軽量化を実現。マッスルカーとしての次元を超え、スーパーカーに匹敵するレベルで体感的な速さを堪能できるモデルに成長。1LEは本国でも人気が高く、このフェイスの人気も相まって年々希少価値が高まってきているとの噂。

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スウェード張りのフラットボトムステアリングはスポーティーなインテリアの雰囲気を高め、一昔前のカマロとはまるで別次元の質感の高さにブラッシュアップ。ショートスティックのマニュアルトランスミッションは自動ブリッピング機能付でクラッチ操作性も安易。

2016 DODGE CHALLENGER SRT392

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2015年にマイナーチェンジしたチャレンジャー。71年型チャレンジャーをモチーフにフェイスとリアテールのデザインを変更している。ちょっとした差ではあるが、この辺りの選択肢も豊富なグレードが存在する人気モデルならではこだわりどころである。

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クライスラーグループの高性能車両開発部門、SRT( ストリート&レーシング・テクノロジー)による徹底的な改良が施されたSRT392。スーパーチャージャーではなく、6.4?V8 HEMIの大排気量を、自然吸気で加速する正統派のモダンマッスルカー。485hp、475lb-ftを発生させるハイパフォーマンスNAエンジン。

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ドライバーを包み込む様にレイアウトされたセンターコンソールとインストルメンタルパネルは、洗練されたコックピットとしてドライバーの気分を高揚。2015年モデルから搭載される8速ATはハーストのピストルグリップにすることでスパルタンな雰囲気を高める。


撮影協力:チャレンジャー88 生駒テラス店
HP:https://www.cafechallenger88.com
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

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