16インチにも及ぶモンスター級のリフトアップによる圧巻のインパクト!
2012 TOYOTA SEQUOIA
アメ車で傾け -kabuke-
2012 TOYOTA SEQUOIA OWNER: 猪俣ファミリーさん
ディープリムに40インチのタイヤを履かせてもまだまだ余裕のフェンダークリアランスを誇る圧巻の上げ幅にガルウィングと、モンスター級のインパクトを誇る猪俣氏のセコイア。次世代ビッグフットスタイルの集大成に迫る!
より高く、よりワイドに!と上を目指す向上心!!
フルサイズの逆輸入車と言えばタンドラ。トヨタの大型SUVと言えばランドクルーザーが人気を博し、この二大巨塔に挟まれつつも知る人ぞ知るプレミアムSUVの名車として君臨するのがセコイア。そんなセコイアに魅了されて2013年に初めての左ハンドル、初めての輸入車としてファミリーカーとして迎え入れたのが紹介する猪俣ファミリーだ。
昔はVIP系のセダンを愛用し、縁石や路面の段差に気を使いながら運転していた反動か、現在は逆に高さ制限のある大型ショッピングセンターの立体駐車場でルーフをヒットさせないかヒヤヒヤしながら走るという真逆のスタイルに(笑)。
キッカケは低いクルマに疲れたからではなく、家族が増えても余裕で乗れるくらい大きなクルマが欲しくなったから。当初は定番のランクルも視野に入れて探してみたものの、どうせ乗るなら誰も乗っていない珍しいクルマが良いとセコイアに絞って物件探し。絶対数も少なく中々お目に適う個体が見つからなかったが、ボディリフト4インチ、エアサスで3インチアップのモデルを見つけて即決。
以降6年間はホイールの変更程度で、大掛かりな仕様変更もなく満足にセコイアライフを堪能していた。しかし偶然SNSで見つけた北海道のモンスター級カスタムに触発されて、しばらく落ち着いていたカスタム魂が再燃。どうしても現物が見たくなってコンタクトをとり、家族旅行を兼ねて北海道まで会いに行ったほどだ。そこで詳しい情報を入手して地元で世話になっているカスタムショップに思いを託した。その際、全高に対しての幅のバランスも考慮して14Jのディープリムや40×15・50R24のタイヤをチョイスし、北海道で見たモンスター級と肩を並べられるレベルに到達。
ちなみにマイホームを購入した際に併設したシャッター付ガレージは7インチリフトを前提に建てたので入庫できるか否かヒヤヒヤしたが、何とか数センチのクリアランスで入庫できたのは嬉しい誤算だ。運転席から見える景色は観光バスやトラック運転手ですら見下ろせるレベルで、同乗する子供たちも上から目線な景色にご満悦。何事も上を目指す向上心が、人もクルマも大きく成長させてくれることを実証してくれた。
星条旗柄のカスタムグリルに変更し、前後アイアンバンパーをマッチペイント。LEDライバーをアクセントにガルウィングと16インチアップのインパクトに相応しいカスタムを徹底的に追求。タイヤに対してフェンダーの厚みが足りなく見えるが、公道走行時はフラットフェンダーを追加しているので心配ご無用。ちなみにサイドステップは装着しているものの、そのステップまでが高すぎるので子供や年配の方の乗り降りにはサポートが必要となるが、それもご愛嬌。
DIYで塗装を施したインパネ&コンソールはホイールカラーに合わせてオレンジを基調としたインテリアへ。バックカメラや専用モニターを完備して可能な限り死角をなくす努力も好印象。
ホイールは35インチ履きの際に使用していたRBP Avenger BLACKCNC 24インチの14Jを継承。しかし40インチ化に伴いオレンジカラーのペイントを施しステッカーのアクセントを追加。コンフォーサーCF3000 40×15.50R24をアッサリ履きこなすフェンダークリアランスも特筆物だ。それにしても直径1メートルにも及ぶタイヤ外径は圧巻。
元々装着されていた4インチボディリフトはそのままに、プラス3インチを担っていたエアサスは除去。その代わりにバレットプルーフの12インチリフトアップキットを追加して合計16インチの上げ幅を稼ぐ。一般的なリフトアップ量では見えてこないところまで目につくので、足回りのカスタムには魅せ方にもこだわっており、大口径のRBPマフラーエンドやトゲトゲしい装飾、オリジナルのサインプレートなどで工夫を凝らす。
総敷地面積150坪の広大な土地にマイホームとウッドテラス、シャッター付ガレージを建てた猪俣ファミリー。大きな星条旗はご自身で描いたもので、エントランスにはルート66のロゴもあしらう。INASE BASEの名で近隣でアメ車に乗る友人たちからも親しまれ、休日になるとその友人たちとBBQを楽しみながらアメ車談議に花を咲かせているとのこと。
★ Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載
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