-フリースタイルで行こう- #02 ガムボールの超絶カオスな世界
この記事では、アメリカのアニメ『アメイジング・ワールド・オブ・ガムボール』の独特な世界観と多様なアニメーションスタイルに焦点を当ててフォーカス。この番組がどのように異なるアニメーション技術を組み合わせ、独特のユーモアを表現しているか解説。アメリカ文化に興味のある方アニメファンにおすすめの記事だ。
#02 ガムボールの超絶カオスな世界
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#02 ガムボールの超絶カオスな世界
「フリースタイルで行こう!」 は、アメリカンカルチャーが大好き過ぎる男:石橋秀樹氏がリコメンドするアメリカンなモノを紹介していくというもの。第二回は「おかしなガムボール」というカートゥーンの魅力に迫っていくことにしよう!独特の世界観がとにかくたまらないのです!(^^)!
色んな意味でぶっ飛んでいてお気に入り「おかしなガムボール」がとにかく面白い!
連載コラムの2回目のテーマにしては飛びすぎかな(?)という気もしますが、アメリカ依存症の自分としては、アニメながらも近年で最も刺さった番組として、『おかしなガムボール』をフィーチャー。アメリカ発で世界配信されているカートゥーンネットワークのコメディアニメーションなのですが、とにかくいろんな意味でアメリカンにぶっ飛んでいてお気に入り。
制作はアメリカとイギリスの合同のようでして、2Dアニメーションやクレイアニメーション、ペーパーアニメーション、パペットから3DCG、さらには実写取り込みまで、考えられるありとあらゆる手法が入り混じった超絶カオスな世界観。それでいて不思議と成立している表現力が素晴らしかったりします。アメリカと思われる郊外の住宅地「エルモア」に住むワタソン家と住人たちの日常を描いているのですが、どのキャラクターもぶっ飛んでいて、妙にリアルなアメリカを感じるのです。
キャラクターはルックス的に可愛らしくても、言動やギャグのセンスはかなり尖っているので、好き嫌いがハッキリと割れるかも…。ちなみにアメリカではY7- FV(7歳以上対象)指定。人間の基本感情となる喜怒哀楽において、「楽」に直結する笑いのツボにこそ、その人のキャラクターが最も現れるので、そこを共有できるかできないかが、友達になるならないの決め手にもなると思うのです。
クルマの趣味などは、知識と経験値によって、ある程度方向性が定まるので、歩幅の違いがあっても、同じ感覚で共有できたりします。その点、笑いのツボの違いは、そもそもの感覚に直結しているため、なかなか擦り合わせが成立しないので、タイプ毎や賛否による線引きがどうしても出てしまいます。
そんなわけで、とにかく実際に観て、このアニメの善し悪しを判断してほしい! 世界観にしろギャグのセンスにしろ、かなり独特なので、2~3話は観た方が良いでしょう。英語版がどうかは(?)ですが、日本語の吹き替えのセンスが抜群でして、このアニメの魅力に大きく貢献しています!
主人公の水色の猫、ガムボール・ワタソンは12歳の中学生で、興味のあることは即座に全力で行動するけれど、気が進まないことは完全に後回し。そんな性格には個人的に激しく共感してしまったり。ゲームや動画サイトが大好きで、SNSなどに敏感に反応する現代っ子。おバカで無邪気でわがままゆえに、何かと問題を起こす。オレンジ色の金魚、ダーウィン・ワタソンは、ガムボールの兄弟かつ大親友。元々はペットの金魚だったが、トイレに落ちて海まで流されながら、なんとしてでもワタソン家に帰還するべく、陸に上がり、肺と手足を手に入れる!そんな生い立ちが反映されたネーミングセンスも好き。
基本的にこの二人が中心に話が展開するのですが、可愛らしさと、尖った部分との振り幅も半端なく、ギャップ萌え的な魅力も。ガムボールによく似た青い猫のママのニコルは、頭が良くて身体能力も抜群だけど、怒らせると大変なことになる。それに対して、パパのリチャードは、マイペースでおバカで、食べる事しか頭にない専業主夫。一度ピザ屋で働いた時には、世界が崩壊し、宇宙のバランスまで崩れてしまった!
そんなぶっ飛んだストーリーながらも、家族愛が深かくて、ホッコリするシーンもあって愛せてしまうのです。
それほどキャラクターグッズはないけど…
ファンになって関連グッズが欲しくなり、色々と探してみたのですが、キッズや女子向けと思われる製品が主流のようで、サンキューショップやパニカムでは、オリジナルの雑貨やアパレルをリリース。でも、立体のフィギュアが少なめで、タカラトミーのガチャになったけど、気にしていた割に見た事なし。今回紹介しているフィギュア系は、なんと、イギリスのマクドナルドのハッピーミールなのだ!
アメリカ依存症とあって、テレビを観るとしてもアメリカの番組を国内で放映するケーブルテレビ系が基本。たまたまカートゥーンネットワークで観て、瞬間的に気にったのでした。とにかくいろんな意味でインパクトがあるので、一度観れば好き嫌いがハッキリする感じ。それだけに、ピンとこない方には、説明しても魅力は理解できないかも?!
Darwin Watterson
ガムボール同様のフィギュアとして成立しながらも、巻尺機能付き。足の部分がメジャーになっていて、シッポが巻き上げスイッチ担っている。頭というか体の割合が大きので自立が難しい。
Gumball Watterson
主人公のガムボール。サイズ感や質感はいい感じなんだけど、洋服がなぜかいつも着ているセーターと違うため、体型が違って見えて、イマイチ違和感を感じる。キーホルダーなのは嬉しいかも。
Anais Watterson
ガムボールの妹のアナイスは、天才ゆえに4歳にしてガムボール達よりも学年では上。そんなお利口キャラに見合ったペンシルキャップ。彼女が大好きなパズルも付属。
Tobias Wilson
お調子者で偉そうな態度がイラッとするガムボールのクラスメイト。モコモコしたカラフルなグラデーションの謎の生き物。女子にモテると勘違いしていて、ペニーには嫌われている。
Rocky Robinson
毛むくじゃらでメタル系が大好きなエルモア・ジュニア・ハイの用務員&スクールバス運転手。アニメの中では本物のパペットで登場する。ひょうきんでいい奴だけど、イラっとするほどドジ。
Penny Fitzgerald
ガムボールのガールフレンドのペニーは、変幻自在の妖精。普段はピーナッツの殻をまとっている。これは純粋にフィギュアで、羽根は可動、腕はワイヤー入りで変形可能。
Bobert
量産型の高性能ロボットで、状況に応じて軍事兵器にまで変身可能。3DCGで登場。ガムボールのことを有機生命体と呼び、愛について理解できない。
Banana Joe
クラス一のひょうきん者。脇でおならの音を出すことが好き。実際のバナナを使ったアニメーションで登場。このアイテムが、ふさの部分がトリガーで、目から噴水する水鉄砲。
Juke
ラジカセ人間で、会話がボイスパーカッションのため、周りのものは言っていることが理解できないが、番組では字幕が出る。自分では届かない場所に、VOICE/MUSICの切り替えスイッチがある。
Carrie Krueger
3Dアナグリフで表現される半透明のゴースト。暗くて投げやりな性格で、パンクやホラーが好き。それでいて女子らしい面も持ち合わす。キャラに見合った蛍光素材の小物入れ。
アメリカンホビーショップ「ホットワイヤー」の店主であり、フリーペーパー「イグナイト」の編集人、そしてアメ車マガジンでもライターを行なうなど、アメリカンカルチャーに関する偉人(変人)である。人生は肩ひじはらずに「フリースタイル」なのが信条。
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