飾るだけのコレクションではなく、日常稼働するビンテージカー&バイク

ビンテージ

フォード

ハーレーダビッドソン

アメマガ2020年5月号

フォード・モデルA

アメ車と一緒に素敵なアメリカンライフ


1929 FORD MODEL A
1947 HARLEY DAVIDSON FL KNUCLEHEAD

これが俺たちのAmerican Life アメ車と一緒に素敵なアメリカンライフ


1929 FORD MODEL A / 1947 HARLEY DAVIDSON FL KNUCLEHEAD

クルマもバイクもスタイルよりもとにかく乗って楽しむことをリアルに実践!

バイクもクルマも創世記のホットロッドやボバーを現代に体現すべく、レースからストリートまでフル活躍!コレクタブルな価値やスタイルにこだわる傾向が目立つなか、ここで紹介する堀江さんは、とにかく乗って楽しむことをリアルに実践。

リアルに日常使用するビンテージバイクとアメ車

コレクタブルなビンテージ・ハーレーをはじめ、創世記のホットロッドなど、40年代のアメリカのモーターカルチャーや、そこでのスタイル/ファッションが何かと注目されている昨今。対象となるバイクやクルマが、以前では考えられないほど国内でも目にする機会が増えている。ハーレーでは、「ナックルヘッド」の愛称でおなじみの40年代のモデルを筆頭に、希少価値が高いこともあり、オリジナルであることや、当時ならではのスタイルにこだわる傾向にある。ファッションのトレンドともシンクロしていることから派生して、クルマにおいてもフォードのモデルAなどの戦前のモデルによる40年代のスタイルが確実に増加傾向にある。

IMG_1538

とはいえ、それらを実際に目にするのは、イベントやショーが基本。ベースモデルの年式や、希少性などを踏まえて、日常使用するケースは稀。そんな中、このモデルAロードスターもナックルヘッドも、レースイベントでの参加をはじめ、リアルに日常使用しているのがカッコイイ。純粋に速さを求めてモディファイを施して、そのポテンシャルを実際にレースで発揮させたり、日常使用においての稼働率もかなりの高さ。


オーナーの自宅も、彼が運営する美容院も、筆者の事務所兼ガレージのごく近所とあって、どちらの愛機で出動する際には、その特有のエンジンサウンドを奏でながら、ガレージ前を通過する。いずれも、良いコンディションをキープしており、ごく当たり前のように稼働しているのが素晴らしい。

IMG_1517

29年型のモデルAロードスターをベースに、往年のホットロッドの手法に法って、フェンダーを排除し、エンジンは、純正のサイドバルブ4気筒をベースに、当時のパーツ駆使してOHVにコンバージョン。トランスミッションは39年型でアップグレード。モデルAベースのホットロッドでは、グリルを32年型にアレンジするのがお約束となっているが、創成期を意識しつつ、好みとしてもストックを採用。

1947 HARLEY DAVIDSON FL KNUCLEHEAD

ナックルヘッド(47年型FL)というだけで、現在では相当のコレクティブルな存在。その希少性が反映された価格も相当なものだが、単なる飾り物ではなく、リアルに日常使用している。必要なメンテナンスや、簡単なモディファイは自身で行なっている。何度か筆者もバイクで一緒に走ったことがあるが、コンディションが良く、年式を全く感じさせないほど軽快なのが印象的。

1929 FORD MODEL A
堀江誠太さん

バイクはビンテージ・ハーレーの中でもとりわけコレクティブルな“ ナックルヘッド”こと47年型FLを普段乗りするだけでなく、サイドバルブな39年型WLではビンテージモデルのレースに参戦。クルマは“アーリーA”こと29年型フォードのモデルA ロードスターで、レースから日常使用まで、リアルに楽しんでいる。私生活では3軒のヘアーサロンを切り盛りする経営者で、

自宅、美容院の移動にも愛機で対応する。3軒あるサロンのうち、昨年オープンしたHAIR SALOON(春日部店) にガレージを設けた。あくまでもサロンなので、メンテナンスなどを行なうのは、定休日または自宅のガレージにて。それにしても、ウッドを基調にした雰囲気のある佇まいで、往年のフォードとハーレーが収まった光景が絵になる。


Photo & Text:石橋秀樹
アメ車マガジン 2020年 5月号掲載

最新記事


2025/03/31

究極の高速オフロード性能とパフォーマンスを実現した「グラディエーター・モハベ」

SUV

ジープ

アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。その系譜は脈々と受け継がれ、最新モデルの進化の度合は凄まじいなか、オートギャラリー東京にジープ・グラディエーターが入庫。しかも砂漠やダート走行に特化した「MOJAVE(モハベ)」だ。

2025/03/29

【シボレー タホ】バンに乗りたかったのが一変、SUVを選択してカスタム

SUV

シボレー

アメ車に乗りたいと思うキッカケとしてはいくつかあるが、映画を見て影響を受けたという人は多い。紹介するタホのオーナーさんもそう。当初は劇中で使用されているバンにこころを奪われていたものの、SUVの良さにも惹かれてタホをセレクト。

2025/03/28

GMT400ラバーズが集う宴も2024年で10周年!【第10回全国C/K15祭り in 富士】

イベントレポート

シボレー&GMCのC/Kシリーズの中でも、GMT400プラットフォームベースの4thジェネレーション愛好家で構成される「シェビーC/K15オールドフェイスクラブ」による、毎年恒例の全国祭りが2024年も開催された!

2025/03/26

本国ドリフトシーンのトレンドを5世代目のマスタングでアレンジ!

クーペ

フォード

ホイール

ドリフトシーンのトレンドホイールであるRTRを第5世代マスタングにセットアップ!ネオクラシック×ドリフトスタイルで魅せる斬新なスタイリングに迫る!

ランキング


2025/03/31

究極の高速オフロード性能とパフォーマンスを実現した「グラディエーター・モハベ」

SUV

ジープ

アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。その系譜は脈々と受け継がれ、最新モデルの進化の度合は凄まじいなか、オートギャラリー東京にジープ・グラディエーターが入庫。しかも砂漠やダート走行に特化した「MOJAVE(モハベ)」だ。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2018/11/20

映画『アメリカングラフィティー』の劇中車として、世界一有名なデュース・クーペ をオマージュ

ビンテージ

フォード

STREET ROD ECSTASY
1932 Ford 5 window