本当に遊べる相棒を手に入れる!タホ&サバーバンも新型に突入!
2021 CHEVROLET TAHOE
2021 CHEVROLET SUBURBAN
やっぱり乗るなら 4WD・SUVでしょ!?
2021 CHEVROLET TAHOE
2021 CHEVROLET SUBURBAN
セダンやクーペもいいけれど、キャンプなどのレジャーでは、荷物も人も沢山載せられる4WD・SUVが使いやすい。新しい世界を見るために、本当に遊べるクルマとして、4WD・SUVデビューしちゃいませんか? 今注目のモデルをピックアップして紹介しよう!
我々の想像を超える大きな変化を果たす
タホとサバーバンの最終組み立て作業を行なう、米テキサス州ダラス近郊のGMアーリントン工場の従業員たちが胸を張って、新世代車を世界に向けて送り出した。 2019年12月、GMとしては異例となる年末の大規模な新車発表。メディアの前に登場したのは、ひと回り大きくなったタホとサバーバンだった。
GMシボレー部門の商品説明で、最初の項目にあてたのが車両の大きさだ。資料には2020年モデルと第5世代となる2021年モデルとの、各部の大きさを数値で比較した。それによると、タホでは、全長が170mm増、ホールベースが124mm増とし、レッグスペースは2列目シートで76mm増、3列目で257mm増と広がり、さらに3列目後方のカーゴスペースの容量はなんと66%も拡大しているのだ。カーゴスペースは、フォードエクスプローラー2020年モデルと比べても25%大きいと、GMは説明する。
一方、タホがベースであるサバーバンでは、2020年モデル比で全長が33mm増、ホイールベースが104mm増、レッグルームは2列目が58mm増、3列目が56mmで3列目後方のカーゴスペースは19%増となった。
つまり、ボディサイズと車内空間で、タホがかなり大型化しサバーバンに近づいたといえる。 車体については、前モデル同様にシルバラード等のピックアップトラック向けのGMT 1XXを共用する。その上で、第5世代となった2021年モデルでは、ショックアブソーバー内の金属片の流れを通じて減衰力を短時間で制御するマグネッティック・ライドハイトコントロールに加えて、クラス初となるエアライド・アダプティブコントロールを採用。簡単に言えば、エアサスだ。車高調整の領域は最大で102mmとなり、4WDの場合、走行モードによって自動で車高調整を行なう。
パワートレインは、シェビーのフルサイズSUVの定番である、V型8気筒6.2LとデュラマックスV型6気筒3Lディーゼル。トランスミッションは10速ATとなる。
先進装備については、前席中央のディスプレイを10インチ化し、オンスターを含めた様々なコネクティビティサービスに対応。また、いわゆる自動ブレーキなどの高度運転支援システム(ADAS)についても車載センサーを拡充してクラストップの機能とした。
タフな商品イメージを貫くことで、90年代のブームアップ以来、フルサイズSUVの王道としての地位を確立してきたタホとサバーバン。第5世代では先進性と次世代サービスが上手く融合したかたちとなった。
こうなると、気になるのがエスカレードだ。タホ、サバーバンと車体を共有するため、エスカレードの次世代モデルは一体どうなるのか。現時点では一部の情報しか発表されていないが、2020年2月4日に公開予定となっているので、読者の皆さんは既に詳細を知っているかも? さらには、こうしたGMのSUV戦略に対して、フォードが2021年に投入する新世代ブロンコをどのように仕上がてくるのかも、今後の注目ポイントとなる。
さらに巨大化したボディに先進性と次世代システムを融合
2021 CHEVROLET TAHOE
現行シルバラードフェイスが、現在のシボレーライトトラック(ピックアップトラック・SUV・クロスオーバーのカテゴリー)のアイコンになる。新型タホは全長が5351mmとなり、先代型と比べて170mm拡大。ホイールベースやレッグスペースも同様に拡大されたが、ラゲッジルーム容量が66%も拡大されたのは驚きだ。長年のライバルである新型エクスプローラーと比べても断然広い。10インチタッチスクリーンを使い、様々なコネクティビティサービスに接続可能。
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タホが巨大化したのに対し、当然ながらサバーバンもさらに大型化。全長は5732mmとなり、先代比較で33mm拡大。こちらも同じくホイールベース、レッグスペースが拡大し、ラゲッジルームは19%も拡大された。2列目シートの前後スライド、2.3列シートのフルフラット化といった使い勝手の良さも取り入れられている。モノコックフレームを採用するSUV が多い中、ラダーフレームを採用し、サスペンションはクラス初となるエアライド・アダプティブコントロールを採用。
タホ・サバーバンに搭載されるエンジンは、5.2L V8、6.2L V8、初搭載となる3.0L直6ディーゼルターボの3タイプ。10AT。サスペンションはリアが独立懸架になったのも大きなトピックだ。
文:桃田健史
アメ車マガジン 2020年 4月号掲載
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