ラムの先祖であるDシリーズ、70'sなカラースキムもGood!

バン

ビンテージ

ダッジ

不動のDODGE

アメマガ2020年3月号

D100 Utiline

1978 Dodge D100 Utiline

不動のDODGE ダッジの魂に魅了される


1978 Dodge D100 Utiline

現在では単独のブランドとして独立したラムトラック血統のDシリーズを代表する78年型ユーティーライン。黄金期ならではの専用カラースキムをまとった現役ワークホースな佇まいが雰囲気があってとてもいい。

均整のとれたフレンドリーなデザインの第三世代

フルサイズのクラシックトラックの人気が急上昇中の近年では、メジャーなシェビー/GMCのC10の中でもニッチな存在だったモデルイヤーや、ホビーのフィールドではマイナーだったフォード車も含め注目度が高まっている。そんな中、ダッジのDシリーズも、今まで以上に注目度が高まっている。そんな中、GM、フォードに比べてブランドに対するアドバンテージの強いMOPARファンであったり、特定のこだわりを持ったオーナーに支持されているのがDシリーズだ。

 

61年からラインナップするDシリーズは、アクの強いデザインとあって、GM、フォードに対してかなりマイナーな存在。しかし、モデルチェンジを受けて第三世代となる72年型からは、丸みを帯びたラインを基調に、全体的に均整のとれたフレンドリーなデザインで人気がある。特に、78~79年型は、大ブレイクしたカスタムVANと連動して、メーカー純正のカスタムパッケージをラインナップ。『アダルト トイズ』のタイトルで、D100トラックをベースにしたリトルレッドエクスプレス、ワーロック、マッチョパワーワゴン、アドベンチャーなどなど、数多くのスペシャルモデルをリリースしている。

 

この個体も、当時のトレンドを反映する純正カラースキムをまとった仕様。ピックアップの原点であるいわゆるステップサイドだが、ダッジでは「ユーティーライン」のネーミング。年代やこれまでの使用状況を物語るかのようなやさぐれた状態だが、そんな状態も含めて、このモデルのキャラクターにマッチしていて、魅力につながっている。

1978 ダッジ D100 ユーティーライン

全体的に丸みを帯びたデザインなだけに、“ユーティーライン”(ステップサイド)が実によく似合う。当時のストリートマシンのトレンドが露骨に現れたカラーリングと、錆によるダメージも相性が良く、古着にも通じる風合いがある。

1978 ダッジ D100 ユーティーライン1978 ダッジ D100 ユーティーライン

エクステリアにマッチしたブルーを基調にしたインテリア。シートはダメージがあるためサラペでカバー。ダッシュのウッドの化粧やシートに置かれたコンソールボックスは、オーナーがDIYしたもの。

170ciの直6エンジンがスタンダードだが、この個体はV8ではスタンダードの318ciを搭載。トランスミッションは3速ATで、コラムシフト限定。エンジン出力は159hp程度ながら、思いのほか軽快に走る。

1978 ダッジ D100 ユーティーライン

8本スポークのスチールホイールは、往年のVAN、トラック、SUVでは定番中の定番。白でペイントしたスタイルがお約束。定番のBFGタイヤのサイズは、F:235/70R15、R:275/60R15。


PHOTO & TEXT:石橋秀樹
アメ車マガジン 2020年 3月号掲載


最新記事


2025/04/02

C7に続きC8コルベットにも超絶ワイドボディ見参!

クーペ

シボレー

ボディワーク

アメリカを代表するスポーツカーである「シボレー・コルベット」。その流麗なシルエットをさらに際立たせるべく、ジャパンメイドのワイドボディキットを纏わせたフォルテ。

2025/03/31

究極の高速オフロード性能とパフォーマンスを実現した「グラディエーター・モハベ」

SUV

ジープ

アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。その系譜は脈々と受け継がれ、最新モデルの進化の度合は凄まじいなか、オートギャラリー東京にジープ・グラディエーターが入庫。しかも砂漠やダート走行に特化した「MOJAVE(モハベ)」だ。

2025/03/29

【シボレー タホ】バンに乗りたかったのが一変、SUVを選択してカスタム

SUV

シボレー

アメ車に乗りたいと思うキッカケとしてはいくつかあるが、映画を見て影響を受けたという人は多い。紹介するタホのオーナーさんもそう。当初は劇中で使用されているバンにこころを奪われていたものの、SUVの良さにも惹かれてタホをセレクト。

2025/03/28

GMT400ラバーズが集う宴も2024年で10周年!【第10回全国C/K15祭り in 富士】

イベントレポート

シボレー&GMCのC/Kシリーズの中でも、GMT400プラットフォームベースの4thジェネレーション愛好家で構成される「シェビーC/K15オールドフェイスクラブ」による、毎年恒例の全国祭りが2024年も開催された!

ランキング


2025/04/02

C7に続きC8コルベットにも超絶ワイドボディ見参!

クーペ

シボレー

ボディワーク

アメリカを代表するスポーツカーである「シボレー・コルベット」。その流麗なシルエットをさらに際立たせるべく、ジャパンメイドのワイドボディキットを纏わせたフォルテ。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2021/08/09

ノーマルモデルが多いラムバンはコンバージョンモデルは珍しい?

バン

ダッジ

ショップがイチオシするアメ車中古車を徹底試乗紹介
2003y DODGE RAM VAN

2025/03/31

究極の高速オフロード性能とパフォーマンスを実現した「グラディエーター・モハベ」

SUV

ジープ

アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。その系譜は脈々と受け継がれ、最新モデルの進化の度合は凄まじいなか、オートギャラリー東京にジープ・グラディエーターが入庫。しかも砂漠やダート走行に特化した「MOJAVE(モハベ)」だ。