歴代コルベットの中でも特に人気の高い、美し過ぎる高性能スポーツカーC2コルベット

クーペ

ビンテージ

シボレー

C2コルベット

GORGEOUS 60's

スティングレイ

コルベット

アメマガ2019年10月号

オレンジカウンティ

絢爛たる60年代
1964 Chevrolet Corvette STING RAY


1964 Chevrolet Corvette STING RAY

GORGEOUS 60’s  

絢爛たる60年代

スティングレイ(アカエイ)をモチーフにしたそのスタイリングの美しさは、レトロフューチャー感も相まって、時代を超越してタイムレスに魅力的だ。スポーツカーとしての運動性能は現代でも通用するレベルだが、さらなるアップデート化で現代車以上の魅力を確保したC2コルベットをご覧あれ。

アカエイを連想させる有機的な曲線美]

1964 Chevrolet Corvette STING RAY、1964 シボレー コルベット スティングレイ

一見して分かる、独創的なスタイリングは、好みや時代を超越して、圧倒的なカッコ良さを放っている C2コルベット 。GMデザイン部門の副社長を務めたビル・ミッチェルがデザインを担当したモデルの中でも、とりわけ素晴らしい。アカエイをモチーフとしたスティングレイ・レーサーを叩き台に、クーペをメインとして市販車にアレンジした。

アカエイを連想させる有機的な曲線美と、宇宙船にも通じる仮想未来感溢れるシルエットは、今見てもモダンで美しい。リトラクタブル・ヘッドライトが初採用されたり、インジェクション仕様がラインナップされるなど、メカニズムの面でも先鋭的。

歴代コルベットの中でも、コレクタブルカーとしても世界的に評価が高く、ファン層の幅も広い。そのため、近年では、アメ車ショップだけでなく、ヨーロッパのクラッシックカーやスーパースポーツ系のショップが扱うケースも増えている。


スティングレイ(アカエイ)をモチーフにしたそのスタイリング
この個体は、オリジナルの魅力を活かしながらも、サスペンションなどをアップグレードを施し、ストックを凌ぐ領域でのドライブが満喫できるといった、贅沢な仕様。ステアリングギヤボックスは、ラック&ピニオン式にアップデート、スプリングはコイルオーバー化、リアサスペンションは、本来の横置きリーフに代わって、カンチレバー式コイルオーバーサスペンションを導入。

ディスクブレーキのサイズアップに伴って、ホイールは17インチを装着する。外観上はC2最終の67年型のL88フードを採用と、ホイールのアレンジ以外は、ストックを保持。インテリアもオリジナルに則ってレストアされている。

ドライブフィーリングにおいても、327ci&4速マニュアルで、 C2 ならではの味わいを得られながらも、クイックなステアリングや、ブレーキ、サスのしなやかな挙動に現代の味付けが追加され、 コルベット の旨味を最大限に味わえる魅力的な個体なのである。

1964 Chevrolet Corvette STING RAY、1964 シボレー コルベット スティングレイ
1964 Chevrolet Corvette STING RAY、1964 シボレー コルベット スティングレイ
有機的かつ未来的な独創的なスタイリングは、今見てもモダンで美しい。リアが分割ガラスだった唯一の存在として63年型に最もプレミアムが付くが、この64年以降の方が、Aピラーが車体色となり、全体のスタイリングは、スッキリとして美しい。スクープのつくフードは67年型のL88タイプを採用。


搭載エンジンはストックの327ci

搭載エンジンはストックの327ci。軽快なレスポンスで、4速マニュアルとの相性が抜群に良く、これ以上も、これ以下もない、C2のドライブを楽しむなら、最良のコンビネーション。回転数を上げて加速する上でも、減速でのシフトダウンにおいても、ベストなトルク感なのがポイントで、AT車では得られない楽しさ。


1964 Chevrolet Corvette STING RAY、1964 シボレー コルベット スティングレイ

航空機のコックピットを連想させるダッシュのデザインは、その気にさせられる。 C2は毎年細かく異なるデザインが採用される中、64年型のメーターは、中心部に細かい階段状の段があり、夜間には照明で緑に発色して美しい。シフターはハースト製に変更したことで、シフトのタッチはストック以上に良い。



定番スタイルの5スポークは、横道にアメリカンレーシング製
スプリングは全て無段階調整式コイルオーバーに変更。リアの横置きリーフは、カンチレバー式コイルサスに変更。定番スタイルの5スポークは、横道にアメリカンレーシング製。装着タイヤは、F:225/50R17、R:225/55R17。

ワイドスモールカーという前衛的アプローチの70年代を象徴する存在 AMCペーサー
イチから仕上げて蘇った超レアなマリブワゴン 1964y マリブワゴン

ORANGE COUNTY
Tel:0561-64-3888
HP:http://www.orange-county4u.com/

Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi

アメ車マガジン 2019年 10月号掲載


最新記事


2024/11/21

【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!

バン

シボレー

これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?

2024/11/20

【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

ショップ

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

2024/11/19

アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット

セダン

キャデラック

リンカーン

HOUSE

16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。

2024/11/18

どんな車種でも装着するだけで、気ままなクルマ旅が楽しめる!【OVERLAND SPEC OUTDOORS ROOF TOP TENT】

アウトドア

ショップ

オーストラリアに端を発し、アメリカや日本を初め、世界各地でユーザーが増加しつつある「オーバーランドスタイル」。様々なアメ車を販売するスカイオートでは、OSO製品を各種取り扱い中だ。

ランキング


2024/11/20

【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

ショップ

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

2024/11/19

アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット

セダン

キャデラック

リンカーン

HOUSE

16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。

2018/11/22

ストリートロッドのベース車として、ダントツ人気のデュースこと32年型Ford

ビンテージ

フォード

乗って楽しむことこそが、ロッダーの流儀なだけに、コスパに優れるピックアップでフレンドリーに楽しむのがオススメ!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】