日本に数台!? 超マニアックなラムチャージャーに乗るアメ車女子たち
本誌特集「AMEMAG GIRL」では、彼女たちがどういった経緯でアメ車と関わる様になったのか、愛車を選んだ理由にはどんな思いがあったのか、そしてどんなライフスタイルを送っているのかなどを掘り下げて、アメ車ライフを謳歌する女性オーナーたちの素顔を覗いちゃいます!
#アメ車女子のライフスタイル アメマガガール
MIYUKI DODGE RAM CHARGER
YUUKO&YUU DODGE RAM CHARGER
KAORI DODGE RAM CHARGER
Beauty Ridez RAM CHARGER x 3
彼女たち流のアメ車との付き合い方
ーアメ車を乗りこなす女性たちの素顔ー
#アメ車女子のライフスタイル
今とにかく女性たちが元気で、興味のあるモノにはとにかくどん欲。さらにSNSを駆使しての情報発信能力も高い。そんな女性たちの中にはアメ車を所有している人もいて、楽しんでいる様子が数多くSNSに投稿されている。しかし、SNSで分かることはごく一部。
チャージャーに乗っている女の子はこれまでも多数取材してきたが、ラムチャージャーとなると話は別。顔はラムトラック、後ろはSUVな個性派モデル。2ドアでファミリーカーとしては不向きに見えるが、絶賛子育て中の彼女たちの心を掴む理由とは!?
フルサイズSUVのレアキャラ! ラムチャージャー
K5ブレイザー、2ドアタホ 、 ブロンコ ときて、ダッジブランドの2ドアショートボディのSUV部門とくればラムチャージャー。しかしあまり日本で見かけない個体だけに、真正面から見ると普通にラムトラックと見間違い、SUVフォルムは デュランゴ の知名度が高いため、勘違いされることも多い。
搭載されるエンジンは5.9ℓマグナムエンジンで、内装はラムトラック同様フルサイズで3人乗りも楽々なフロントベンチ、そしてセカンドシートに3人、さらにはオプションの横向きサードシートまでついていて、国産ミニバンと同様の乗車定員を確保。1ナンバー登録でも前3人、後ろ3人の計6人乗り登録が可能となり、大所帯のファミリーユースとしても十分有効。
ドアが2枚しかないことで幼児の誤操作による走行中のドア開閉などの心配もない。窓はチルト式なので電動の様に挟んで怪我をすることもない。チャイルドロックそのものが不要というメリットも。しかしマニアックなクルマゆえ、テールレンズ一つ割れても供給先が見つからずに困ったりと、希少車ならではの悩みも多いのが現実。
そんなレアキャラのラムチャージャーは現在、日本に10数台しか現存していないとも噂されているが、大阪に3台所有しているオーナーが居るとの情報を、アメ車フリークの間で有名な大阪のお肉屋さん「西畑精肉店」の店主より入手。しかも3人とも女性オーナーで家事に育児に奮闘中のママさんと聞いたら興味津々! そんなワケで早速3人を取材することとなった。
長さも絶妙で小回りも効く!? 意外に子育て世代向け!!
ファミリーユースに向いていると記述したが、実際に家事に子育てに奮闘中の彼女たちから、そのリアルなラムチャージャーライフを伺ってきたので、グレーボディーのミユキさんから順を追って紹介していこう。
DODGE RAM CHARGER
owner : MIYUKI
ミユキさんがラムチャージャーを購入したのは2019年の1月。ご主人がアメ車乗りということもあってセカンドカーにアメ車を選ぶことに積極的だったらしく「どうせ乗るなら人と被らないマニアックなクルマが良いのでは?」とラムチャージャーを提案したところ一目惚れ!
なかなか良い個体に巡り合うまでに時間はかかったものの、マットグレーのラットなボディカラー以外、過剰なカスタムが施されていない点も好印象。
家族6人で乗っても余裕のキャパシティを誇る広大な室内空間で、2ドアSUVとしては珍しくリアエアコンまで装備されており、真夏の炎天下に子供たちを後部座席に座らせても安心。
上へ持ち上げるミニバンタイプのラゲッジドアは、雨の日でも塗れずに荷物を出し入れできて、ちょっとした休憩スペースにも最適。「非の付けようがない優秀なクルマなんです」と絶賛!
希少な純正ホイールに純正車高で、デュアルマフラーの心地良いV8エギゾーストはマットグレーのボディカラーと絶妙にマッチ!ピカピカに磨かれているのも良いけど、ラットに乗るのも味わい深い。
2019年の1月に一目ぼれして購入を決意! 4人の子供を乗せても余裕の広い室内、そして少々ぶつけてしまっても気にならないラットなボディカラーがお気に入りの様子。メキシカンテイスト溢れる装飾も雰囲気良し!
DODGE RAM CHARGER
owner : YUUKO&YUU
全塗装を終えてピカピカのラムチャージャーに乗るユウコさんは3年ほど前からご主人のアメ車道楽に付き合う形で乗り始めたそうだが、ワンオフで好みのマフラーを製作してもらってご満悦。
アメリカンSUVならではのタフなボディ剛性は小さな娘を乗せていても頼もしく、安心感が格別とのこと。
ちなみに彼女の家庭も大所帯なのでフロント&セカンドはもちろん、最後部座席もフル稼働させることが多いとか。大きなトラブルはとくにないが、購入時から劣化が激しく少し傷みの激しかったテールレンズを交換する際、OEM製品がまったく見つからず、ご主人の知人に頼んでテールレンズを新品で一から製作。
普通じゃありえない話だが、それもまたマニアックなクルマに乗っていることを実感させられる経験談。フェイス周りはラムトラック用を流用できても、 デュランゴ とボイジャーのちょうど中間サイズの珍しい形をしたテールはもはや現存しない希少パーツだったりする。
大人が乗るには少々窮屈かもしれないが、子供なら三人乗っても余裕の三列目シート。普段とは異なる横乗りスタイルがテンションを高めて、二列目が空いてるのにこっちに座りたがる子供たち。
第三世代のラムトラック純正ホイールに換装し、スクエア縦二段のマフラーエンドがインパクトを放つワンオフサイド出しマフラーがお気に入りのポイント。
オールペイントする際、ご主人に「モパーらしくハイインパクトカラーのピンクとかどう?」と提案されたものの、シンプルが好み!とアッサリ却下(笑)。
DODGE RAM CHARGER
owner : KAORI
そして最後にカオリさん。購入時期は2018年の1月でユウコさんとほぼ同じタイミング。そして同系色、さらに同じ大阪在住とあって、巷では「阪神高速で見かけたで!」とか、「さっきコンビニに停めてた?」と、居るハズのない場所での目撃情報が多数。
人と被らないところがお気に入りなのに珍しさが逆に仇となって、かなりの確率で見間違えられてしまうとか。これがキッカケで彼女たちの仲を深めたのは言うまでもない。
ちなみにカオリさんのラゲッジスペースはシートを取り去ってキッズスペースとして活用しており、プレイマットの上にはいつも娘のおもちゃがズラリ。
おもちゃ箱やお昼寝マットも完備。遠方へ出かけた時も娘が飽きない様にと至れり尽くせりの空間を確保。
先に紹介した2人とは違って、大所帯でラムチャージャーに乗る機会も少ないので、ラゲッジスペースはキッズスペースとしてフル活用。数年前までは出先でおむつを替える時もこのスペースが重宝したという。
ローダウンを施し17インチの社外ホイールへ換装。
整備の行き届いた5.9ℓマグナムエンジンを筆頭にメンテナンスやトラブルシューティングはご主人の役目。3人とも夫がアメ車乗りで、経験と知識が豊富な頼もしい夫たちのサポート態勢もラムチャージャーライフを続けられる大きな要因の一つである。
この様に三者三様だが、共通して言えることはファミリーユースとして子供と一緒にラムチャージャーを楽しんでいること。育児に家事に奮闘しているからこそ、運転している時間こそ有意義な時間に。どんなに忙しくてもカッコ良いアメ車ライフだけは譲れない。そんなママさんたちをアメ車マガジンは応援していきたい!
■Photo &Text:石井秋良
アメ車マガジン 2019年 10月号掲載
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