ビンテージSUV向けに開発した新作17インチの理想形がここに誕生
アメリカンホイール最前線 AME-MAG AG-05
HAOU WHEELS AME-MAG AG-05
THE BOTTOMS アメリカンホイール最前線
15インチに肉厚タイヤこそビンテージモデルの醍醐味という意見も多いが、17インチという選択肢があってもいいのでは? 実際のところ、この2インチの差で受ける恩恵はかなりのもの。その魅力を紐解いていこう。ビンテージSUV向けにリリースされたホイールその名も「AME MAG」
まるで本誌がホイールをリリースしたかのようなネーミングの覇王オリジナルホイール「AME MAG」。MAGの表記としてはUが正しいのだが、そこをAに変換してブランドネームを作るのが本国でもトレンドとなっていることや、開発のキッカケが本誌取材班との情報交換からだったこともあり、アメマガにちなんでAME MAGとなった。ちなみにAG‐05はモデル名であり、これを皮切りにほかのデザインも展開していく予定とのこと。
ところでこのAG‐05、何かに似てはいないだろうか? そう、アメリカンSUVの王道ホイール〝アルコア・チャレンジャー〟にそっくり! しかし、じっくりと細部を見ていくと二段落としのバケツ型リムではなく、一段落ちたあとにリムデザインをコンケーブさせていたりと、ただの17インチ版ではないことに気付くはず。
これは、覇王ホイールが今のトレンドと昔ながらのデザインをうまく融合させるために取り入れたギミックで、ナットが面の内側にセットバックして収まるところも含め、実に細部まで煮詰めた力作となっている。そしてサイズがなぜ17インチなのか? それはアルコアに17インチのディープリムが存在しなかったことも大きな理由ではあるが、一番のメリットは37インチのオールテレーンを組み合わせられることにある。
15インチに35サイズの組み合わせは、タイヤの肉厚感は強調されるがホイールとのバランス黄金比で言うと、やはり33サイズがベター。これが17インチになるとその黄金比が37にまでサイズアップされる。ブレーキシステムの強化も今まで不可能だったビッグキャリパー&ローターを選べるなど恩恵は大きい。
今まで何度もホイールを検討してみたものの、好みのホイールに出会えなかったビンテージSUVオーナーに、ぜひお勧めしたい!昔ながらのバケツ型リムではなく、一段ストレートに落ちたあとディスク面をコンケーブさせて深みをもたらし、昔ながらのナット剥き出しではなくセットバックさせて取り付けるなど、細部を見てみると「懐かしいのに新しい」ギミックが盛りだくさん。
AME-MAG AG-05
サイズ
17x10J/インセット-38~48
PCD 139.7 LUG 6
カラー
Gloss Sand Gray Machine Lip
Gloss Black Machine Lip
Polished
構造
鋳造1ピース構造
付属品
センターキャップ、エアバルブ
覇王ホイールといえば、超ディープリムにタイヤの引っ張り履きが鉄板。2018年の年末に開催されたクロスファイブファイナルでは初日に14Jの22インチに33×12.5のアテューロを引っ張り履きして披露。これも意外とクール!
HAOU WHEELS
覇王株式会社
TEL:0995-73-8684
URL: http://www.haouwheels.com
■PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2019年 3月号掲載
最新記事
2024/11/21
【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!
これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?
2024/11/20
【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。
創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。
2024/11/19
アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット
16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。
2024/11/18
どんな車種でも装着するだけで、気ままなクルマ旅が楽しめる!【OVERLAND SPEC OUTDOORS ROOF TOP TENT】
オーストラリアに端を発し、アメリカや日本を初め、世界各地でユーザーが増加しつつある「オーバーランドスタイル」。様々なアメ車を販売するスカイオートでは、OSO製品を各種取り扱い中だ。