右ハンドルの国であるイギリスからマスタングを直輸入
オープン
フォード
岐阜県
FLC
Ford Mustang & Chevrolet Camaro
エコブースト
マスタング
マスタングエコブースト
アメマガ2018年11月号
右ハンドル
フォード岐阜
マスタングエコブーストコンバーチブル
Ford Mustang & Chevrolet Camaro
Right Hundle Ponies Ford UK Mustang 2.3-litre Eco Boost
Ford UK Mustang
2.3-litre Eco Boost Right Hundle Ponies
Ford Mustang & Chevrolet Camaro
現在に至るまで鎬を削り合ってきたポニーカー モダンマッスルカーではチャレンジャーの勢いが凄まじく、パワーウォーズでも一歩先を行っている。
だが決してマスタングとカマロも黙って見ているわけではない。この車両も負けじと魅力的なモデルをラインナップし続けている。ポニーカーの礎となったマスタングと、それを追いかけて鎬を削り合ってきたカマロ。両車に注力する。
マスタングが右ハンドル? コイツは一体何者だ
左ハンドルの輸入車が、日本仕様として右ハンドルに換装されることはある。そして実は、右ハンドルのフォード・マスタング(新車)も存在する。
現行マスタングをベースに往年のスタイルを再現。右ハンドルのブリットエディション
右ハンドルのマスタングで、妻と楽しむ最高のクルマ!
右ハンドルの国からマスタングを直輸入
右ハンドルの7代目マスタングは日本への導入が予定されていたものの、一度は消えてしまった存在だ。しかし今、目の前にある。右ハンドルのマスタングにまつわる経緯を簡単に振り返っておく。7代目マスタングは左ハンドルでの正規輸入が2015年春からスタートし、2016年春からは右ハンドル仕様のマスタングが販売される予定だった。
しかし、その数カ月前にフォードが日本市場からの撤退を決定したため、予定されていた右ハンドルの正規輸入は頓挫してしまう。 旧フォードディーラーの多くは、アフターサービスのみ継続する拠点として残った。今や、最新のフォード車を手に入れたいのならば、選択肢は直輸入のみしかない。これが日本におけるフォードまわりの現実だ。
当時、本国の経営判断に従うしかない「ジャパン」はともかく、直接的にユーザーと接する各ディーラースタッフが負った心痛は相当のものだったろう。しかし、くじけず独自の展開を実現した拠点もある。
それが、会社名を「フォードライフ中部」から「エフエルシー」と変えた、拠点名でいうフォード岐阜、フォード四日市、フォード松阪である。 エフエルシーは、同じ右ハンドルの国であるイギリスからマスタングを直輸入している。そして、日本の法令下で走行できるよう、細部の日本仕様化を施して販売する。
つまり、かつて「ジャパン」がやっていたことを、ショップ独自の展開として実現しているというわけだ。 また、元が正規ディーラーであるため、店舗の整然とした佇まいや、スタッフの誠実な対応、ファクトリーや試乗車(複数拠点で共有しているため、試乗希望ならば予約を推奨)に代表される整った販売環境など、正規ディーラー時代から続く魅力が残っている。
なお、イギリス仕様のマスタングは、ハンドル位置が右になっていること以外は、ほとんどアメリカ仕様と変わらないそうで、世界共通のマスタングと認識して間違いない。燃費に優れたエコブーストと、アメ車らしい走りのV8から選択できる点も、もちろん健在。
また、特別仕様車などの希少な選択肢もあるらしい。 なお、同社ではマスタング以外の新車フォード車や中古車も扱っており、ウェブサイトでも紹介している。また、今後の最新フォード車も積極的に日本へ導入してくれるだろう。直近ではエクスプローラーの再導入も決定している。
ETCが普及したとはいえ、右折時や追い越し時、コインパーキングなど、日本における右ハンドルの優位性は高い。そうした利便性を担保したまま、しかしマスタングをはじめフォード車を愛用したいと願うならば、エフエルシーと、その3拠点という頼もしい存在を見逃してはいけない。
撮影に使用した試乗車はマスタングのエコブースト・コンバーチブルで、英国からの直輸入のため右ハンドル。車載情報システム・Sync3など、「今のフォード」を堪能できる。
右ハンドル最新マスタングを直輸入しているのは、FLCというディーラーグループ。
幻と言われた右ハンドルマスタングの新車を販売中
フォード岐阜
所在地:岐阜県岐阜市西河渡2-5
■TEL:058-254-0330
■FAX:058-254-0331
■URL:http://www.f-l-c.jp
■営業時間:10:00~19:00
■定休日:毎週水曜日、年末年始
1982年(昭和57年)創業のエフエルシー株式会社が運営する自動車販売店。フォード車の正規ディーラーとして長年活躍した老舗であり、フォードの日本市場撤退後も、引き続きフォード車の販売とサポートを行なっている。
三重県にはフォード四日市、フォード松阪も展開。イギリスを中心としたヨーロッパからの新車を直輸入販売する他、中古車も取り扱う。
■PHOTO&TEXT:加藤山往
アメ車マガジン 2018年 11月号掲載
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